お子さまがニュースに興味をもち、社会の出来事について考える機会にしていただければ幸いです。
*難しい漢字は、保護者の方がお子さまに教えてあげてください。
問題提供:日本ニュース時事能力検定協会
小学校社会科や、中学校社会科の地理的分野や歴史的分野で学んだことを生かせる問題です。
中学校社会科の公民的分野で学習したことを生かせる問題です。
【1】環境問題に関する問題
★中学生のアカリさんは、スーパーで次の掲示物を見つけました。これを読んだアカリさんと家族の会話を読んで、問1~3に答えなさい。
◆アマモって?
北海道から九州にかけて、浅い海の砂地に生えている海草の一種です。
◆アマモ場の役割
主に水深2~3mのゆるやかな砂地に、アマモが草原のように生い茂っている場所を「アマモ場」といいます。別名「海のゆりかご」とも呼ばれ、稚魚やエビ、カニなど、さまざまな生物のかくれ場になったり、産卵の場所になったりします。他にも、光合成を行い、海中の二酸化炭素(CO2)や栄養分を吸収することで、海の水質のバランスを保つ効果もあります。
◆広がる「磯焼け」
このように、アマモ場はさまざまな役割があり、沿岸の(ア)生態系を支えています。ただ、埋め立てや、(イ)地球温暖化に伴う海水温の上昇などによって、アマモ場がなくなってしまう「磯焼け」と呼ばれる現象が全国で広がり続けています。海の生物が育っていくうえで欠かせないアマモ場を再生するため、アマモの植え付けを体験してみませんか?
■植え付け体験日:2026年5月16日(土) ※定員50人(先着順、親子参加歓迎)
■申し込み方法:△△△△までお問い合わせのうえ、2026年4月末までに申し込んでください。
アカリ:お母さん、この体験会参加したい! アマモって初めて聞いたけど、おもしろそう!
母:いいじゃない。私もこういう活動があるのは初めて知ったわ。早速申し込んでみたら?
父:アマモを植え付けることで「(ウ)ブルーカーボン」を増やすことにつながるのか。お父さんも参加しようかな。
アカリ:ブルーカーボンって何……?
問1
下線部(ア)に関連して、例えば、【 A 】ことなどによって、ヒアリのような【 B 】が海外から持ち込まれると、生態系のバランスが崩れる恐れがあります。
【 A 】【 B 】にあてはまるものの正しい組み合わせを一つ選びなさい。
① A-海外に出かけた人が、旅行先で病気にかかる B-外来生物
② A-品物を輸入する際、品物やコンテナにまぎれる B-外来生物
③ A-海外に出かけた人が、旅行先で病気にかかる B-天然記念物
④ A-品物を輸入する際、品物やコンテナにまぎれる B-天然記念物
ヒント:【 B 】は日本では、ヒアリ(強力な毒針を持つ危険な南米原産のアリ)のほか、ペットとして輸入され、その後捨てられたり逃げたりしたアライグマなどが知られます。
問2
下線部(イ)に関連して、地球温暖化を食い止めるための国際ルール「【 A 】協定」が2020年に本格始動し、各国で取り組みが進んでいます。各国は自国の都合に合わせて決めた【 B 】の排出削減目標の達成を目指します。
【 A 】【 B 】にあてはまる言葉の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
① A-パリ B-温室効果ガス
② A-パリ B-プラスチックごみ
③ A-京都 B-温室効果ガス
④ A-京都 B-プラスチックごみ
問3
下線部(ウ)に関連して、アカリさんは「ブルーカーボン」について調べてみることにしました。次の文章は、アカリさんが見つけた過去の新聞記事(一部)です。上記の掲示物も参考にして、ブルーカーボンについて正しい説明を一つ選びなさい。
「ブルーカーボン」が最近、環境問題にかかわる人たちから注目されています。海に生きる動物や植物を増やすと、地球温暖化防止につながるからです。
環境に関する国際機関が2009年、「ブルーカーボン」という報告書を発表しました。
陸上では、空気中の「炭素(カーボン)」は主に緑色の植物(森林など)の中に取り込まれています。これを「炭素の固定」といいます。実は、青い海に生きる動物や植物も、陸上の緑色の植物と同様に炭素を固定しているのです。報告書はこれを「ブルーカーボン」(青い炭素という意味の英語)と名付けました。
ブルーカーボンを生成できる主なものは、ヨシなどの水辺の植物、アマモなどの海草、海水と川の水が混ざる土地の森林であるマングローブ――などです。海岸にアマモが育つアマモ場などの藻場や干潟を回復させるとブルーカーボンが増えて、大気中の二酸化炭素(CO₂)がその分、減るので、温暖化防止に役立ちます。
① ブルーカーボンとは、主に陸上の緑色の植物(森林など)が取り込む炭素のことだ。
② ブルーカーボンが増えても、地球温暖化防止に役立つことは一切ない。
③ 「アマモ場」を再生させることでブルーカーボンが増え、大気中のCO₂がその分、減ると考えられる。
④ 全国で「磯焼け」拡大に取り組むことでブルーカーボンが増え、大気中のCO₂がその分、減ると考えられる。
【2】生成AIに関する問題
★2026年6月に交わされた高校生のソウタさんと弟のヨウジさんの会話を読んで、問4、5に答えなさい。
ヨウジ:いいね。ぼくもギョーザ大好き。たくさん作ろう。
ソウタ:材料を今日のうちに買っておこうと思うのだけれど、何が必要なのだろう。
ヨウジ:材料は(ア)チャットGPTに聞いてみるね。えっと、「ギョーザの材料を教えて」。
チャットGPT:「ギョーザの材料は、豚ひき肉、キャベツ、ニラ……」
ソウタ:調味料は家にあるから、豚ひき肉とキャベツとニラとギョーザの皮を買おう。
ヨウジ:そういえば、母さんが駅前の大型スーパーじゃなくて、商店街の八百屋さんのほうが必要な分だけ切ってあって安いって。
ソウタ:じゃあ、商店街の八百屋さんに行くことにしよう。
ヨウジ:商店街の八百屋さんは友だちのおじいさんの店なんだ。友だちのお父さんは市役所で働いているから、将来、八百屋さんは継がないんだって。
ソウタ:(イ)商店街、最近は閉まっている店が増えているよね。どこの店も後を継ぐ人がいないからだね。寂しいな。
問4
下線部(ア)に関連して、文章や画像を生み出すことができる生成AI(人工知能)の中で、アメリカの企業が開発した「チャットGPT」が注目を集めています。チャットGPTについて正しい説明を一つ選びなさい。
① 人間からの問いかけに対して、人間のような自然な文章で答えられる。
② 生成された文章は常に正しいので、事実と合っているかどうかを確認する必要はない。
③ 会議の議事録を作るなど、日本のすべての企業で仕事に使われている。
④ 著作権を侵害する恐れはないので、規制している国はない。
問5
下線部(イ)のような商店街は「シャッター商店街」などと呼ばれます。これに関する次のX、Yについて、正誤の正しい組み合わせを一つ選びなさい。
X:こうした商店街が増えている理由の一つに、就職や結婚を機に、地元に若者がUターンしてくることがあげられる。
Y:郊外に大型スーパーなどが集まった複合施設ができることが、シャッター商店街を生む一因として指摘されている。
① X-正 Y-正
② X-正 Y-誤
③ X-誤 Y-正
④ X-誤 Y-誤
ニュース検定のご紹介
ニュース時事能力検定(ニュース検定、N検)は、新聞やテレビ、SNSなどで発信されるニュース報道を読み解き、活用する力(時事力)を養い、認定する検定です。中学入試で増えている「時事問題」への対策はもちろん、国語や算数の長文問題を正確に読みこなす力の養成にも役立ちます。
検定は年3回(6月/11月/2月)実施。検定日や受付期間など最新の情報は公式サイトをご確認ください。
<主催>日本ニュース時事能力検定協会、毎日新聞社、朝日新聞社、毎日教育総合研究所、全国の地方新聞社・放送局
次回の「ニュース検定にチャレンジ」は、9月9日(水)更新予定です。
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