タブレット学習に効果はある? 小学生におすすめな理由

GIGAスクール構想のもと、全国の小学校では児童一人につき一台タブレット端末が配布され、教科学習や調べ学習等の中で活用されるようになりました。自治体によって取り組みはさまざまですが、端末を自宅に持ち帰って宿題に取り組むといった事例も増えてきています。
一方で、「タブレットでの学習は本当に定着するのだろうか」「動画やゲームに目移りしてしまうのではないか」という不安を感じている保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。ですが、上手に活用することで、タブレット学習は無限の可能性を秘めているのです。今回は、「タブレット学習にはどのような効果があるか」についてご紹介します。

 

タブレット学習に効果があると言われる理由

タブレット学習には下記のような利点があると言われています。

①アニメーションやギミックなど、視覚的に理解を助けたり、画面上で実際に動かして学んだりする仕掛けにより、楽しみながら直感的に理解を深められる。
②お子様それぞれの正誤や学習状況に応じて取り組む内容を変えられるので、一律の学習ではなく、一人ひとりに合わせた最適な学習に取り組むことができる
③解答状況や学習履歴などのデータを活用することで、より適切なタイミングでの指導を受けたり、お子さまの学習のモチベーションを高めたり、学習管理や習慣づけの補助に役立てたりすることが可能。

①については、例えば、漢字の成り立ちについてアニメーションで徐々に変化していく様子を見ることや、算数の図形問題で、図を回転・展開させたりして視覚的に把握することなどが、イメージしやすいと思います。

②は、よく「アダプティブ」「AI」といった言葉で表現されます。ある問題に取り組んだときに、間違えた場合には、そのつまずきの原因となっている問題が表示され、正解した場合はよりハイレベルな問題が表示される、また、一度間違えた問題はストックされ、復習すべき問題として改めて取り組める、といった機能が一般的ですね。

③については、正誤情報から間違えた問題を解き直すのみにとどまらず、間違えた根本的な原因について「インプット学習をおろそかにして学習内容が理解できていなかった」のか「問題文を読み飛ばしてしまっていた」のかなど、蓄積された小学生の学習データの分析結果から導き、適切なタイミングで適切な働きかけをすることも可能になります。
また、小学生が自立的に学習をするというのは、とても難しいもので、学習習慣を身につけるにはトレーニングが必要です。お子様により響く形で働きかけを行うことで、お子様のやる気につなげ、自然に学習の習慣がついていきます。

このように、お子様の状況に合わせて指導を受けることで、より効率的にお子様の実力を伸ばすことができるのが、タブレット学習の最大の利点です。また、「学習の習慣づけ」の観点でも、視覚的な楽しさや、学習の動機づけになるコンテンツを組み合わせることで、「お子様が自然と学習に向かえる」よう、サポートすることができるのです。

 

タブレット学習に対する不安と対策

一方で、タブレット学習に対して多くの方が様々な不安を抱かれているのもまた、事実です。ここでは、Z会にもよく寄せられる不安を3つ取りあげながら、Z会のタブレット学習ではどのように対策しているのかをお話ししていきます。

 

①学習内容の定着の不安
動画や音声が自動再生され、タップするだけで次の画面へと流れていってしまうので、「タブレット学習は受動的になりやすい」というイメージをお持ちの方も多いと思います。視覚的補助があることは理解の助けになる半面、集中して向き合わないと「学習した気になっていて実は定着していない」ということも起こりえます。Z会のタブレット学習では「なんとなく学習が進んでいく」という状況にならないように、【問題を解く→答え合わせをする→不正解の場合は解説を読んで間違いの原因を理解する】という一連のサイクルを経ないと先に進めないように設計しています。
また、Z会が最も大切にしているのは、お子様が「もっと知りたい」と思わず学習を進めたくなる教材です。正解数や学習時間に応じてご褒美ポイントがもらえる、といったゲーム要素も、小学生がモチベーションを維持するためには効果的に使う必要がありますが、それ以上に「学習そのものが楽しい」とお子様に感じていただくことが能動的な学習につながり、将来的に自らの学習をしっかりと管理できる子どもに成長するためにはるかに大切であると考え、その点を特に重視しています。

 

②記述・表現力強化への不安

数式や図形を書く練習がしっかりできるの?
漢字はトメハネまで正しく書けるようになるの?
「〜を説明しましょう。」という記述問題のトレーニングが不足しない?

といった、記述・表現力への不安も、タブレット学習に関してはよく耳にします。技術は年々進歩しており、タブレットでも紙でも大きな差異なく学習に取り組めますが、特に長い文章を読んで自分の解答をまとめるといった「記述・表現力」を測る問題には取り組みづらい場面もあります。そしてなんと言っても、学校のテストでは紙に鉛筆で正しく書けることが必要であり、そのトレーニングを疎かにすることはできません。小学校でも、GIGAスクール構想によってすべての学習がタブレットを用いた学習に変化しているわけではなく、当然ながらノートに書いて学習を進める場面も数多くあります。それは、学齢・学習内容から考えて「紙と鉛筆を使った学習が最適」な場面があるからです。Z会では、タブレット学習の利点は最大限に活かしつつも、特にアウトプット(問題を解く、解答を作り上げる)の場面では、紙面上での学習が効果的であると考えて、紙を用いた学習も採用しています。いわば、ハイブリット学習です。
例えば小学生タブレットコース1・2年生では、毎月1冊『ワークブック』があり、漢字学習や計算問題、記述問題など、紙を使った学習がより効果的と考えられるものについて、タブレット上の学習と紙面での学習を組み合わせています。また、3年生以上になると、年に2回「実力テスト」に紙で取り組み、半年間で身につけた内容が定着しているか、解答を自分で練り上げて書く、というところまで実力がついているかを確認します。

 

③思考力強化への不安
タブレット学習の欠点の1つとして、1つの画面に掲載できる情報量が紙面学習よりも少なく、「一覧性に欠ける」ことが挙げられます。そのため、「多くの情報をもとに思考する」「取捨選択して解答をまとめる」という学習に不向きな場面もあります。また、次の画面にどんどんと流れてしまい、じっくりと思考する学習が手薄になりやすくもあります。
Z会では、長年の指導の中で培った「思考力を養う学習」を、デジタル学習の強みとうまく組み合わせながら取り組めるようにしています。「思考力を養う学習」とは、さまざまな視点・方法を利用しなくては解けないような問題や、教科を横断した総合的な問題です。Z会タブレットコースでは、1・2年生では「みらいたんけん学習」、3年生では「未来探究学習」、4〜6年生では「総合学習」という、Z会オリジナル教科を提供しており、いずれも画面上で試行錯誤しながらじっくりと考え、自分なりの答えを導き出すという過程を経るように設計しています。視覚的な理解・学習内容の定着・試行錯誤をする上での補助といった、デジタル学習の強みを最大限に活かしつつ、しっかりと考えて自分の意見をまとめる訓練を行うことで、タブレット学習での思考力強化を実現しています。
※問題は4年生、1年生のものを掲載しています。

 

タブレット学習で、お子様の学びを広げましょう

ここまで述べてきたように、タブレット学習にも弱点はありますが、それがどのようなものかを知り、正しく対処できる教材サービスを選択すれば、タブレット学習の利点を最大限に活かし、お子様の学びの世界を広げていくことができます。Z会タブレットコースの教材は、デジタルによるわかりやすさ思考力の育成が両立した「思わず学びたくなる教材」です。教材に取り組むことで、自立的な学習姿勢を身につけることができます。興味を持たれた方や共感された方はぜひ、実際におためし教材にふれてみてください。

 


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