モチベーションアップの秘訣
勉強をやらなければいけないことはわかっているのに、どうしてもやる気にならない…。
そんなとき、キャンパスレポーターたちはどのようにやる気の回復を試みたのでしょうか。
今回は、モチベーションを保ちながら目標に向かうためのコツを聞いてみました。
▲夜の大学。こういう景色も入学したからこそ見れるものかもしれません。
勉強に対するモチベーションが下がると、学校で配られる歴代の先輩方の「合格体験記」を読みました。自分の志望校に現役合格した先輩方がいつ何をしていたかがわかり、自分が今何をすべきかに集中できました。そして自分もいつか体験記を書くんだ!という気持ちで勉強に臨み、受験期後半は頭の中で自分の行動を合格体験記風にナレーションしていました。これをすると、「理想の先輩」から外れる行為は自然と慎めます(笑)。
また自分は京大を選んだ理由の一つに、学生オーケストラに、とくに京都大学交響楽団に入りたいという気持ちがありました。京大オケのSNSで京都での生活をイメージすることもモチベーションアップに繋がりました。受験する理由をたくさんもてるとモチベーションが切れにくくなると思います!
▲京大のオープンキャンパスでもらったクリアファイルです。飾りまくると推し活みたいになるかも(笑)。
モチベーションを上げるおすすめの方法は、「志望校グッズを飾ること」です。
志望校グッズとは、志望校のパンフレットや過去問題集、オープンキャンパスでもらったクリアファイル、トートバッグなどのノベルティ。これらを勉強する場所に飾ってすぐ目に入るようにすれば、「なんのためにこんなにきつい勉強をしているんだろう 」と勉強に苦しくなっても、「志望校に合格するためだ!」と思い出すことができます。これに加え、合格守や合格鉛筆なども置いておくと、運気も上がるかも!?
趣味でストレスを発散するのももちろんありですが、これならば勉強時間を減らすことなくやる気を出すことができます。気軽にできる方法なので、ぜひ試してみてください!
▲タブレットとイヤホンは受験勉強に欠かせませんでした。
私の受験勉強のモチベーションはずっと大好きな音楽頼りでした。とくに励まされる曲を集めたプレイリストを作り、勉強の合間にそれを聴くことで気持ちをリフレッシュすることが多かったです。受験のプレッシャーや疲れで友達と話すことすらつらく感じる時期もありましたが、音楽だけは私を支えてくれるように感じました。歌詞やメロディに励まされ、何度もその曲を聴くことで、少しずつ前向きな気持ちを取り戻すことができました。勉強に行き詰まったときや心が折れそうになったときに、音楽はまさに私の心の支えでした。そのおかげで最後までがんばり続けることができ、今こうして大学生になって好きな分野の勉強や音楽を続けることができていると思っています。
▲勉強の息抜きとして編み物をするのが好きです。
ゴールデンウィークが終わり、日々忙しく過ごしている人も多いのではないでしょうか。やるべきことはたくさんあるけれど、やる気が出なくてつらいという人もいるかもしれません。そんなときはとりあえずやるべきことを1枚の紙に書き出して、横に締め切りの日付を書きます。そして、締め切りが迫っているものから順番に並べて、今日やるもののところまで線を引きます。このようにやるべきことを「見える化」しておけば、必要以上に不安に駆られることはありません。
そして、少し進んだら自分を休ませてあげることも大切です。好きな音楽を聴いたり、散歩をしたり…。今は結果が見えなくても、努力したことは必ず自分の中に積み重なっていって、あなただけの魅力になるのです。
▲高校3年生の5月の手帳。モチベーションが保てないなと感じるときは、自分の感情や体調を整えることがおすすめです。
私は中学生のころに、バーチカルタイプの手帳に1日の出来事とちょっとしたコメントを書き込むことを始めました。1日を思い出して書いていると、おもしろかった授業のことや下校中に見たよい景色など、忘れていた記憶が蘇ってきて、味気ないと思っていた1日にも楽しいことがあったことに気づけます。
また、しばらく書き続けていくと、自分の感情や体調のパターンが見えてきます。私の手帳の毎日のコメントを読むと、毎週火曜日か水曜日に疲れや不安を感じ、木曜日にはいろいろなことにやる気が出て、金曜日の夜には好きな教科の勉強をしたくなる…というパターンが見つかりました(笑)。パターンを知ることで、疲れやすい日は好きなお菓子を食べたり意識的にリラックスしたりするなど手を打てるかもしれません。
▲受験勉強も、合格に必要な知識量と今の知識量の差をひたすら埋めていく作業だと思います!
モチベーションが上がらないとき、ありますよね。私もあります。そんなとき、私は将来何したいかを思い出すようにしています。
たとえば、就職先を考えるとき、こんな職業に就きたい、こんな会社がいい、いろいろ理想がありますが、希望したらなれるわけではなく、必ず条件や選考があります。それを見て、現在の自分とのギャップを知るわけです。
ああいうことを実現したい、そのためにはこれが足りない、ということを認識できると、じゃあそのためにこれをやろう!というモチベーションが自然と沸き上がってきます。無理してがんばろうではなく、やりたい!に変わります。
みなさんもぜひ、将来こういう自分になりたいけどこれが足りないからやろう!というふうに発想を変えて、モチベーションアップを図ってみてください。
▲ドイツのミュンヘンで『不思議の国のアリス』を観劇したときに撮影したものです。演出が大胆だったことが印象に残っています。
私は、モチベーションを上げるために、休憩する時間を設けるようにしています。休憩する時間があるとわかっていることで、休憩に向かってがんばろうと思えることも多いです。
私がモチベーションが下がってきたなと感じたときには、バレエを観劇することが好きなので、バレエ公演を見に行くことでモチベーションを高めています。舞台という非日常を味わうことで、自身が行っている勉強を離れた場所から確認することもできます。また、公演を見るなかで、多くの方が舞台を作り上げている姿に感動し、モチベーションが高まることも多いです。
中高生のみなさん、適度な休憩を挟みつつ、がんばってください!応援しています!