成績の上がる授業の受け方教えます

「キャンパスレポーターに聞く 学び・大学生活の極意」2025年11月

志望大学に見事合格した先輩たちは、高校の授業をどのように受けていたのでしょうか?
毎日の授業を少しでも「伸びる時間」にするために、できることから参考にしてみましょう。

書く量を削減しよう!
大阪大・基礎工学部

▲この写真の吹き出しのように、注意するポイントなどを簡潔に教科書や解答の冊子に書き込んでいました!
また写真のように裏紙に問題を解くことは今後見返すことが大変な分、「今理解しよう」という意識になりおすすめです!

理系教科では、私は授業のノートは持って行っていましたが、先生が教科書と同じ内容を話しているときは教科書に書き込んで授業を受けていました。こうすることで、書く時間を削減でき、理解することに時間を費やせます。また、先生が板書せずに言ったことを聞き逃しにくくなると思います。「この授業で理解しよう」と思いながら授業を聞くことが大事です!
また、授業中に時間ができたときにすぐに問題に取り組めるように、机の上に常に問題集を置いていました。授業で聞いた内容の問題をすぐに解くことで、理解が深まりやすいと思います。問題集に取り組んだあとは、解答の冊子にメモをすることもおすすめです。同じ問題に再度取り組んだときに役に立ちます!

(1年 キウイの申し子)
何のために授業を受けるか
京都大・法学部

▲授業中使用していたノートです。

私は、あまりほめられるような授業の受け方をしていたわけではないですが、結果的に志望大合格につながったので、授業の受け方を紹介します。
私が授業を受けるときに意識していたことは、「問題が解けるようになるために授業内容を理解する」ということです。わかりにくいと思うので、詳しく説明します。
授業では、先生が授業内容を説明してくれると思いますが、ただその内容を暗記するだけでは問題を解けるようになりません。問題が解けるようになるためには、授業で扱う内容を一度、自分で抽象化(まとめること)してみる必要があります。つまり、授業内容を自分の言葉でまとめ直すことが大事です。そうすることで、内容を根本から理解でき、応用力を身につけることができます。

(1年 あねくめね)
教科書を最高の参考書にする!
早稲田大・法学部

▲透明な付箋、色のついた付箋などを毎日持ち歩き、世界に一つだけの参考書を教科書で自分なりに作っていました。

私は、教科書を自分にとっての最高の参考書にすることを高校時代に意識していました。具体的には、授業中に先生の発言で重要だと思ったことを付箋や色のついたペンを使って教科書に書き留めていました。復習するときにわざわざノートを開く必要がないため、効率的だと言えます。また、高校3年生は模試の回数が増えると思いますが、模試の復習のときに間違えてしまったところや知識が曖昧(あいまい)なまま消去法で正解へたどりついたものも教科書に書き込んでいました。付箋を何枚も貼り付けた、分厚くて表紙もとれかかったボロボロの教科書は私の勉強の努力の証ですし、自信にもつながります。ぜひ、教科書を有効活用して授業を受けてみてください!

(1年 食欲の秋)
高校生のときに行っていたやる気の出し方
東京女子大・現代教養学部

▲高校生のときに使っていた
大学名が書かれたシャープペンシルです。

私は、今日勉強するところが入試で出題されるかもしれないという緊張感をもって授業に臨んでいました。世界史や古文など入試で差がつきやすい授業はとくに危機感をもっていました。そうすることで、オンとオフの切り替えがスムーズになり、成績が上がるようになりました。
また、志望校のグッズを目につくところに置くのもおすすめです。私は、志望校のシャープペンシルを使っていました。志望校のグッズを見ることで、「授業に集中しないと成績が上がらない」「成績が上がらないと志望校に合格できない」ということを思い出せるため、目的意識をもって授業に臨むことができます。
ぜひみなさんも試してみてください!

(3年 こん)

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