夏休みも中盤になりましたが、勉強は順調に進んでいますか?今回の記事では、Z会を過去に受講していた先輩に、長期休み期間に勉強で取り組んでよかったこと、おすすめの学習法についてうかがいました。この後の夏の学習にぜひお役立てください。
長期休みは苦手克服のチャンス
私は現代文の記述問題の点数が安定しないことが課題だったので、長期休みを利用して記述問題だけを扱った参考書を1冊解きました。短期間の間に集中的に記述問題対策をした結果解き方のコツがわかり、それ以降記述問題を安定した得点源にできるようになりました。
長期休みは苦手克服のチャンスだと言われますが、それは特定の勉強のために力と時間を多く注ぐことができるからだと思います。学校がある間は、自分の勉強ができる少ない時間の中でさまざまな内容をまんべんなく勉強しなければいけません。しかし長期休みには学校の授業がないので、普段は学校にいる分の時間を苦手分野など特定の勉強にまるごと使い、普段自習している時間で他の勉強をすれば苦手対策と苦手以外の勉強を両立することができるのです。 (京都大・教育学部 かりんさん)
定期テストの復習
長期休みの前にはだいたいの学校で定期テストがありますよね。この定期テストって点数だけ見てそのままにしていませんか? でもこの定期テストは、長期休み前までに学んだ範囲から出題されているとても便利な教材なのです。それまでの定期テストを長期休みにもう一度解きなおしてみる。すると当時は解けていたものでも、忘れていたり時間がかかったりする単元がでてきます。そこを重点的に復習しましょう。 (京都大・工学部 デンデンさん)
基礎力の強化を
期間を決めて応用問題を解く
私がおすすめする長期休みの勉強法は、普段手を付けられないままになっている問題集を解くことです。
応用問題が多く含まれる問題集は、普段授業があるときには後回しになってしまいがちです。もちろん、習ったときに応用問題までできるようにしておくのが一番よいのですが、テスト勉強や部活動などで忙しく、時間のかかる問題に手を付けるのがおっくうなこともあると思います。その点、長期休みは比較的時間が取りやすく、まとめて応用問題の演習ができ、休み前の学期の復習にもなります。
数学などの応用問題を解くときは、最初に10分などと考える時間を決め、わからなければ解答を確認し、1週間後に解き直すようにするとよいと思います。 (神戸大・法学部 Rさん)
夏休みはわからないことをなくす時間に
夏休みはまとまった時間を生かして、夏休みにしかできない勉強をすることをおすすめします!
私の場合は、英単語帳を毎日1周するという目標を立て、問題集や過去問を解いた後のスキマ時間に取り組んでいました。なかなか覚えられない単語は、小さなノートを用意して表に英単語、裏に意味を書いて自分専用の単語帳も作りました。覚えられた単語にはチェックをつけていたのですが、最初は覚えられる自信のない単語ばかりが並んでいたノートにチェックが増えていく様子が目に見えるので、モチベーションにも繋がりました。
夏休みはとにかく基礎を固め、わからない部分や不安な部分をなくすことが重要です。夏にがんばった分は、必ず冬の演習で成果が出ます! (青山学院大・コミュニティ人間科学部 きりんさん)
「漢字」の学習がおすすめ
夏休みにぜひ行ってほしいのが、「漢字」の学習です!
「漢字なんて配点が少ないのにやる意味ないじゃん…」と考えるのは大きな誤りです! 確かに、漢字の読み書き問題の配点は少ないかもしれませんが、取れることが前提となっている少ない点を取るか取らないかは、1点を争う入試の世界において極めて重要なポイントです。そして、今回私が声を大にしてお伝えしたいことは、“読解のために”「漢字」を学習するということです。
本屋さんに行くとさまざまな漢字参考書があると思いますが、参考書を選ぶ際はぜひその漢字の意味が簡潔にまとめられているものを選ぶようにしてください。意味をおさえながら「漢字」を学習することで、国語の問題を解いていくなかで「この漢字の意味知ってるぞ!」という体験が増えていき、読解がしやすくなります。 (同志社大・社会学部 げんださん)
Z会の通信教育なら、夏休みも2学期以降も万全な学習ができます。
※本記事の内容やZ会のサービスは、投稿日時点の情報に基づいて執筆しています。