「うちの子は『塾なし』高校受験に向いている?」セルフチェックリストも公開。

高校受験には塾に通って対策するのがあたりまえ。そうした感覚は、かなり根強いのではないでしょうか。文部科学省の『令和3年度 子供の学習費調査』によると、公立中学校の3年生では、家庭で学習塾の費用を支出している割合が84%に上っています。ちなみに1年生は約58%、2年生で約69%ですから、高校受験が迫るにつれて塾に通い始める中学生が増えていることがわかりますね。
しかし、84%という数字に着目すると、残る16%は塾に通っていないということになりますね。その中には高校受験をしないケースも含まれますが、塾に通わずに高校受験に臨み、合格を果たす子どもも確かにいます。

 

塾なしで高校受験をめざすメリット・デメリット

「塾なし」高校受験のメリットとは…

決まった時間に通う必要がないため、時間にゆとりが生まれます。部活にも余裕をもって打ち込めるでしょう。また、学習塾にかかる費用は高額になりやすいので、塾なしで受験すれば出費はかなり抑えられます。浮いたお金を受験対策とは別の種類の学びや体験、将来の学費の確保などにあてることもできますよね。塾に通わずに勉強するスタイルを選ぶことで、自学自習の力が身につき、その後の高校での学習、続く大学受験にむけた学習習慣の下地ができることも期待できます

「塾なし」高校受験のデメリットとは…

塾に通えば勉強で生じた疑問はすぐに質問して解決できますが、自宅学習ではそうはいきません。また、高校入試は地域ごと、志望校ごとにさまざまな事情や傾向などの細かい情報は自宅学習では得にくいことも。加えて、先生や周囲の生徒から直接的な刺激を受けられず、勉強に向かう意欲を維持しにくいという点も、「塾なし」受験のデメリットに挙げられるでしょう。
 

もっとも現在ではインターネットやSNSを活用することで、「塾なし」受験のハンデを克服することもできます。ただし、ネット上の情報やサービスは玉石混交ですから、良質な情報源や信頼できるコミュニティを見極める必要があります。
以上のように、「塾なし受験」にはメリットもデメリットもあります。いちがいに「良い」「悪い」とは言えません。大切なのは、お子さま自身が「塾なし」のスタイルに向いているのかどうかという点です。それを見極めるには、受験生一人ひとりの性格や学習状況、生活環境などをふまえて考えてみる必要があります。

 

塾なしに向いている?向いていない? セルフチェックリスト

次に10個の質問があります。お子さまに当てはまるものを答えてみてくださいね。

    ①学校の定期テストの成績は…
    1 平均点を下回る
    2 平均点程度
    3 平均点を上回る
    ②成績表(5段階の場合)の評価は…
    1 3未満の教科が多い
    2 3が中心
    3 4以上の教科が多い
    ③家庭では…
    1 ほとんど勉強しない
    2 学校の宿題だけはやる
    3 学校の宿題に加え、他のメニューでも勉強している
    ④学校の授業は…
    1 予習も復習もあまりしない
    2 予習か復習かのどちらかはする習慣がある
    3 予習も復習もする習慣がある
    ⑤定期テスト対策は…
    1 計画を立てずにやっている
    2 計画を立てるが、予定通りに行かないこともある
    3 計画を立て、予定通りに進められる
    ⑥志望する高校は…
    1 まだ考えていない
    2 まだ決まっていないが、いくつかにしぼられている
    3 すでに決まっている
    ⑦部活動は…
    1 やっていない/あまり力を入れていない
    2 打ち込んでいるが、勉強との両立に苦労している
    3 打ち込んでいて、勉強とも両立できている
    ⑧1日のうち、勉強にあてられる時間は…
    1 毎日、比較的ある
    2 平日はあまりないが、土日はある
    3 平日も土日もあまりない
    ⑨日常生活で疑問が生じたら…
    1 とくに何もしない
    2 誰かに質問できる機会があれば尋ねる
    3 自分で検索するなど、すぐに調べる
    ⑩しなくてはいけない用事があったら…
    1 厳しく言われないと始められない
    2 いちおう自発的に始められる
    3 すぐに始めて集中できる

 

それでは、答えた選択肢の数字をすべて足し合わせてみてください。

15点以下だった場合
現状の学力や学習習慣をふまえると、塾に通うのがおすすめです。学習塾には、基礎学力に不安のある子どもや、学習意欲が弱い子どもにも直接アプローチしてきた経験、ノウハウがあるからです。ただ、学習塾にはさまざまなタイプがあることに注意してください。進学塾と補習塾ではまったく異なりますし、集団指導と個別指導にも子どもによって向き不向きがあります。ぜひ、保護者の方は、お子さまに一番あった塾を見つけてあげましょう。

16点~25点だった場合
自ら勉強する習慣が身についている、とまでは言えないかもしれません。だからこそ、あえて「塾なし」のスタイルを選ぶのもありでしょう。自宅学習をベースに受験対策を進めることで、自らを律する力の向上が期待できます。ただしその場合には、学習に行き詰まってしまったときに気兼ねなく質問や相談ができること、充実した入試情報が継続的に提供されることが絶対に欠かせない条件となります。創業以来90年以上に渡り培ったZ会の通信教育のシステムならば、これらの面でのサポートも万全です。

26点以上だった場合
基礎学力も自学自習力も、すでにある程度身についていますから、ズバリ「塾なし」受験に向いていますね。Z会の通信教育を活用すれば、難関校・上位校をねらっていくことも十分に可能だと思われます。さらに言えば、高校受験を突破したその先にある大学受験、さらにその先の未来を見越して、今のうちから幅広く情報を収集していくことを強くおすすめします。自らの将来に向けて明確なビジョンを持てれば、受験勉強にもいっそう意欲的に取り組むことができるでしょう。

「塾なし」高校受験に、Z会の通信教育をプラスするとよい理由

1.1回30分の学習、しかも自宅でできるから、忙しい中学校生活とも両立できる。

通信教育だから、取り組むタイミングも自由自在。学校や部活の都合に合わせて、自分のタイミングで取り組めます

取り組み時間

2.ベテラン講師、添削者がしっかりと指導するから、学力に不安があってもきちんと理解ができる。

各単元の要点を解説する映像授業では、Z会の教室のベテラン講師による、中学生がつまずきやすいポイントをおさえた解説を実施。さらに、各カリキュラム学習の中では、添削問題を出題し、プロによる添削指導を行います。通信教育でも、しっかりとした「人」による指導を受けることが可能です

人による添削指導

3.AIや実力テストを通して学力の伸びを実感できるから、モチベーションが刺激される。

日々の学習状況をAIが学習し、一人ひとりの学習進度を数値化します。さらに、年に数回、追加受講費なしでZ会の会員向けの全国模試を実施します。

人による添削指導

4.中学1年生から、3年生まで一貫した高校受験対策が受けられる。

Z会の通信教育では、将来の難関高校合格をめざし、入試から逆算した「良問」で中学1年生から演習を実施します。毎年多くの難関国公私立高校への合格者を輩出するZ会ならではのカリキュラムで、自宅学習での志望校合格を実現します。

高校入試対策

5.万全の質問・相談のサポート体制で、いつでも疑問や不安を解消できる。

Z会の教材についての質問はもちろん、定期テストの対策方法や、高校受験に関する相談など、幅広い質問・相談が可能です。学習アプリ上でいつでも質問・相談ができるので、学習に行き詰ってしまったときや、入試に向けた不安がある時など、気軽に疑問や不安の解消ができます
※受付して3日後(日曜・年末年始除く)までに回答をお返しします。

質問相談

6.充実の高校受験情報を閲覧できる。

都道府県ごとの入試を徹底分析して作成した傾向と対策や、学校ごとの合格体験記を毎年公開。Z会の通信教育 中学生向けコースは、株式会社イードが主催するイード・アワード2024「通信教育」中学生の部において「受験・進学情報の充実している通信教育」を受賞しました

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※文部科学省「令和3年度事もの学習調査」より。公立中学生の学習塾費に支出した場合の平均額。

 

 
※本記事の内容やZ会のサービスは、投稿日時点の情報に基づいて執筆しています。
 

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