「プログラミング教育」とはどういうものなのか、またその背景にある「STEAM(スティーム)教育」とは何なのかを、わかりやすく紹介します!

お子さまの情報機器との付き合い方や、STEAM教育・プログラミング教育の「今」がわかる読み物のご紹介など、気になるテーマを取り上げていきます。

2021年04月19日更新

[情報と入試] 【第6回:「情報」入試は過去の栄光の軌跡をたどれるのか!?…学習指導要領と試験が変わればかわっていきます。】(最終回)

前回記事(【第5回 「情報」入試は流行にのれるのか!?売れっ子になれるのか?!…大学入学共通テストの影響力は大きいのです。】)はこちらからご覧いただけます!

●英語の勉強と言えば…。

英語の勉強というと、とにかく「長文読解」と考える方が多いのではないでしょうか。昔も今も、「長文読解」が入試においても重要なのは間違いありません。

一方、1990年代から「コミュニケーション」という名前がついた、英語の科目が出てきました。

●英語の勉強では聞くことも大切

その後、2006年1月実施の大学入試センター試験(以下、センター試験)からは、英語にリスニングの試験が課せられるようになりました。

英語は「長文読解」だけでなく、「聞く」ことも大切というのは、誰もが認めるところですが、なかなか変わらない中、センター試験で導入されたことは大きな変化と言えます。

しかし、当時は、リーディングが200点に対し、リスニングは50点とやはりリーディングのほうが重視されていました。
その後、2021年1月実施された、大学入学共通テスト(以下、共通テスト)では、どちらも100点ずつとなりました。
約15年で、並んだと言えます。重要なものというのは、このように、試験の手段(この場合はICレコーダー)さえできれば、だんだんと普及していくのです。

2006年1月実施センター試験
リーディング: 200点満点
リスニング     :50点満点

2021年1月実施共通テスト
リーディング:100点満点
リスニング     :100点満点

試験がかわれば、教育がかわる…本当は2021年1月の共通テストでは、4技能をはかるべく、民間試験の導入が検討されていました。

4技能習得の重要性は誰もが否定しないところですが、試験ごとの公平性や、受験機会の地域格差問題などから結局見送られました。

●「情報」入試はどうなる?!

さて、「情報」入試はどうなるでしょうか。まず、学習指導要領で高校の「情報Ⅰ」が必修化されます。中学の「技術・家庭科」の技術分野、小学の教科で学ぶプログラミングも学習指導要領の中に入っています。

情報教育の重要性は、誰もが認めるものですし、情報=ICT教育ではないとはいえ、このコロナ禍で「オンライン」の重要度も増してきています(ちなみに、この原稿もテレワークで書いています)。

2003年から、高校で「情報A」「情報B」「情報C」が登場してから、約20年ですが、それくらい情報教育の重要性が進歩・定着してきました。

話をもとに戻して…英語のリスニング試験が導入されてから約15年で大きく試験が進歩しました。2025年1月実施から「情報」入試が1教科として実施されることを考えると、約15年ではなくもっと時代の変化は早くなるのではないでしょうか。

現在、幼児〜小学生のお子さまが大学受験をされる頃には、もっと大きなものになっているに違いありません。「読み・書き・そろばん」…ではなく、「読み・書き・プログラミング」。勉強の1つであり、習いごと(お稽古ごと)の1つでもあります。

世の中全体が、答えが1つではない世界において、「思考力・判断力・表現力」が求められ、さらにその上の「主体性・多様性・協働性」も必要とされる世の中。

「オンライン」が増えたからこそ、より必要な力と言えます。Z会は暗記に頼らない真の学力が身につく教材を提供してきました。Z会プログラミング講座においても、その考えはかわりません。Z会の理念である、「最高の教育」を提供してまいります。

 

[情報と入試]の特集は終了です。

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