どんなふうに過ごしたらいい? 夏の計画術

夏にやっておきたい学習と計画を立てるヒントをご紹介します。有意義な夏にするために、まずはお子さまと一緒に計画を立ててみましょう。

昨年の夏休みを振り返ってよりよい過ごし方を考える

今回は、夏休みに陥りがちな失敗と、その改善点をご紹介していきます。昨年の夏休みの過ごし方が成功だったという方には、より充実した夏休みの過ごし方のヒントを見つけていただければ幸いです。
 

 1日の過ごし方を決めておきましょう

学校が休みの期間は、生活サイクルが乱れてしまわないようにするために、1日の基本的なタイムスケジュールを決めておくのがおすすめです。そこで、親子で夏休みの時間の使い方を話し合いながら記入するのに適した「1日の すごし方 シート」をご用意しました。それぞれのコースのキャラクターのイラストが入っていますので、ぜひプリントアウトしてご活用ください。

▼小学生コースの方は下記をご利用ください  ※クリックするとPDFが表示されます。

▼小学生タブレットコースの方は下記をご利用ください ※クリックするとPDFが表示されます。

 

ふだんと同じ生活サイクルで、学校に行っている時間を夏休みの宿題にあてて、早めにやるようにしましょう。
学童保育などに通われる場合は、運営団体によって宿題にどれくらい取り組めるかが異なりますので、昨年の様子からドリルなど学童保育でやれそうな宿題を選んで持たせましょう。もし、一人で取り組めそうな宿題がない場合は、ふだん家でやっている『ドリルZ』(小学生コース2年生の方)を学童保育でやる、家ではZ会の前に宿題のほうを優先して進める、など調整しましょう。
 

夏休みによくある失敗は、計画が予定通り行かなかったときに、そのままリカバリーできずに後ろの計画が実行できずじまいになってしまうことです。時間があると思うとつい予定を詰め込みがちになりますが、計画はそのとおりにいかないものと割り切り、ゆとりをもたせておきましょう。計画通り取り組めなくなってしまったときのために、あらかじめ「いざというときは切り捨てる予定」を決めておいてもよいでしょう。
 

より充実させるために 夏の「目標」を決める

まずは親子で夏の目標を書き出し、①やるべきこと ②ぜひやりたいこと ③時間があればやりたいこと、という3段階で優先度をそれぞれ考えてみましょう。勉強以外のことでもかまいません。次に、それらを「いつまでに」やる必要があるかを考え、優先度が高く期限のあるもの(宿題、Z会など)から夏の予定表に入れていきます。このとき、無理のない範囲で予定を立てることが大切です。夏休み中に終わらなくてもよいと決めたり、夏は目標達成のための準備期間としたりしてもよいでしょう。

※例では小学生コースの教材を記載していますが、コースやお子さまの状況に応じて記載内容はご調整ください。

大切なことは、保護者の方がやるべきだと思うことを押し付けるのではなく、お子さまのやりたいことを聞いて、親子で相談して決めることです。「自分で目標を決め、達成する」という体験をさせることが、今後の意欲につながります。ぜひ、お子さま自身がその達成感を味わえるよう手助けをしてあげてください。

せっかくの夏休みだからできるだけ学習を進めたいという保護者の方のお考えもあるかもしれません。しかし、予定を詰め込みすぎると夏休み明けに疲れを残してしまう可能性もあります。無理をしすぎていないか、疲れは残っていないかなど、お子さまの様子を見てあげるようにしてください。

 
来月の「学習ナビ」では、夏休みにやっておきたい「ふり返り」についてご紹介します!

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