洛星中学校に合格されたYさんとお母さまにお話をうかがいました。
中学受験データ


父親の母校の洛星合格を目指し、洛星1本に絞って受験
洛星中学校への合格、おめでとうございます。合格がわかったときのお気持ちをお聞かせいただけますか。
Yさん:
家族全員でパソコンで合格発表を見ましたが、最初は信じられませんでした。家族がとても喜んでくれ、今までの勉強の結果が出せて、うれしかったです。
受験されたのは洛星中学校1校だけとお聞きしましたが、洛星中学校を志望された理由を教えていただけますでしょうか。
母:
父親が高校から洛星に入っているのですが、「とても充実した学校生活を送れた」と話していたこともあり、洛星にはいい印象を持っていました。ですので、「本人がそのレベルに達していて、行きたいという話になればいいかもね」と父親と話していました。最終的には、いろいろな人の話を聞いて情報を集め、実際に学校見学をしたうえで、決めました。
また、洛星中学は前期と後期の2回受験機会があったこともあり、洛星中学のみの受験となりました。家の近くの大阪教育大学附属天王寺校舎の受験も検討したのですが、洛星中学と同じ入試日で受験できませんでした。
十分に検討されたうえで、最終的に洛星中学のみを受験されたということですね。
Yさんも志望校は洛星中学を希望されていたのでしょうか。
母:
そうですね。5年生の3月に子どもと一緒に洛星中学に行き、ちょうど入学前の新入生が制服を受け取りに来て、親子で記念撮影している場面に遭遇しました。その晴れやかな姿を見て、「来年同じような感じになるといいね」と言って、帰ってきました。また、6年生のときには、学校説明会に参加し、校長先生のお話を聞き、校内を案内してもらったことで、本人の気持ちが固まり、最後まで受験に向けたモチベーションを保つことができたようです。
一生懸命に打ち込めるものとして選んだのが勉強
中学受験を検討し始めたのはいつ頃からですか。
母:
まず最初に、親の私たちが中学受験という選択肢を検討し始めました。当時、他社の通信教育を受講していたので、4年生4月からそのままそちらを中学受験の講座に変更し、本人の様子を見ていました。
Z会はいつから始められましたか。
母:
4年生の終わりごろの2月くらいに、それまでサッカーと水泳、英語学習やプログラミング、他社の通信教育などいろいろと楽しく取り組んでいたのですが、「この中で、これから時間をかけて一生懸命取り組みたいのは何か?」という話をしたとき、本人が勉強を選んだんですね。ただ、その時受講していた他社の通信教育が、本人にとっては簡単すぎたこともあり、ハイレベルなZ会にするか塾にするかを改めて検討しました。Z会の資料を取り寄せ教材見本を見て父親が気に入り、5年生になる年の3月からZ会の中学受験コースを始めました。中学受験を経験していた私は「塾に行かずに中学受験は難しいのでは?」と言ったのですが、父親が勉強面のサポートをするということで、塾ではなくZ会を選びました。
お父さまがZ会を気に入ってくださり、Yさんの中学受験を全面的にサポートされる体制をとることになったのですね。
父親と二人三脚で受験勉強
Z会の中学受験コースを受講されてみてどうでしたか。
Yさん:
Z会は塾のように通塾に時間がかからず、自分の苦手なところだけ重点的に勉強できるところが良かったです。また、お父さんが受験勉強をサポートしてくれ、心強かったです。とても感謝しています。
母:
Z会の算数は難しく、始めたころは月例テストの提出すらできない状態でしたね。5年生になるタイミングでZ会を始めたので、学校の授業よりZ会のカリキュラムの方が速く進んでいたため、まったくついていけませんでした。得意な社会は順調で、国語もなんとか……。ただ理科と算数は……。もう少し早くからZ会を始めておけばよかったと思いました。
そこで父親が、Z会が届いたらまず自分が一通り解いて内容を理解することで、知識の足りていないところを見つけるなど、全面的にバックアップするようになりました。学校で習っていないためにZ会の内容が理解できなかった部分は問題集を買って、父親と基礎を固めながら3カ月ほどでZ会のカリキュラムに追いつきましたが、すぐには思うような点数はとれませんでしたね。解説などを見ながらできるところまで自力で解いて、わからないところは父親と一緒に取り組んでいました。
月例テストに取り組むときには、先に父親が問題を確認して、本人に「練習問題のこの部分、もう一度復習してから月例テストをやろうか」などと、必ず解き直しをするようにアドバイスしていました。提出した答案が返ってきたときには、もう一度問題を解き直して、復習していました。
根気強く復習を促すことで、算数の力を底上げしていったのですね。
算数以外の各教科はどんな感じで勉強されていましたか。また、どのようなサポートをされていましたか。
母:
得意な社会は映像授業を見て教材を読めば一人で理解でき、学習を完結できたのですが、理科は本人があまり興味をもてないようで、算数以上に力を入れなければなりませんでした。とくに物理や化学や天体の分野は読んだだけでは理解が進まず、父親が理解しやすいように説明をつけ加えていました。そのうえで、もう一度Z会の教材に戻って学習していたのですが、それでも難しかったようで、理科は算数よりもさらに点数的には低かったですね。入試直前になって、やっと合格レベルに到達した感じでした。
国語は、Z会の解答解説を参考にしながら、父親が丸つけをして、問題文の読み方や解答の仕方、こういう設問のときはここを読めばわかるなどと本人に細かく教えていました。もっと良い解答にするには、どうすればいいかと、本人と一緒に考えていましたね。国語は父親が丸つけをするようになってから点が上がったので、この方法はよかったですね。
Yさん:
「国語の解答は、採点する人が理解できる言葉で書くことが大事」だと、お父さんから言われていたので、入試本番でも意識して解答しました。お父さんのいうことはいつもその通りで、役に立つアドバイスがたくさんありました。
苦手教科があると塾などを頼りたくなるものですが、あえてそうせず、苦手の原因をお父さまが把握されたうえで必要な学習をプラスされたことで、克服につなげたのですね。
Z会には、いつ取り組んでいらっしゃいましたか。また、取り組みの工夫などがあれば教えてください。
母:
平日は夜7時くらいから9時ぐらいまで。休日はかなり時間をとって勉強していました。
また、毎朝学校に行く前に、Z会の「毎日練習ブック」の国語と算数をやっていました。算数の「毎日練習ブック」は再度問題を解けるように、ノートの左ページに問題をコピーして貼って、右ページはそのままで計算の書き込みができるように、父親が工夫して別途ノートを作っていました。算数は最初は半分くらい間違っている状態だったので、間違いの傾向やポイントを父親が分析して本人にフィードバックしていました。それでも間違いが減らないので、本人のやる気がどんどんなくなってしまい……。ニンジンをぶら下げて勉強しないと、勉強がはかどらない状況でしたね。制限時間内に問題を解いて点数が高い方が勝ちという競争を父親として、一回でも父親に勝ったらレストランに食事に行くとか……。最初はハンデをつけて競争していましたが、最終的にはハンデがなくても、父親に勝ったり負けたり半々ぐらいになったところで、一人でも学習できるようになりました。受験塾に通っていれば、友だちの頑張る姿を見て自分も頑張るのでしょうが、塾には行かず、またクラスで中学受験をするのは自分だけという状況では、父親が友だちのような感覚で一緒に伴走することは必要だったように思います。
Yさん:
一人で頑張るのは大変なときもありましたが、過去問を解いて高得点が取れたり、模試で合格ラインの点数が取れたときには、それまでの努力が結果に結びついたと感じ、うれしかったです。
努力し続けること自体が目標で、大事なのは目標に至る過程
保護者の方がお子さまとの接し方で、心がけていたことはありますか。
母:
最終目標は志望校合格ではなく、難しい目標に挑戦すること、目標に向かって頑張り努力すること、その過程が大事で価値があると考えています。もし仮に合格できなかったとしても、その結果によって人生が左右されることはないということを本人にも折に触れて伝えていましたね。また、早い時期から塾に行っている人の成績がいいのは当然で、思うような成績が取れなくてもそこまで気にはしていませんでした。
毎日元気に過ごしていたら中学受験の合否に関わらず、その後も勉強して伸び続けることができると思っています。また、子どもの健康管理のためにも「9時半には寝る」と決め、寝る時間だけは私が管理していました。
大事なのは結果ではなく目標に至るまでの過程で、そこまでの頑張りこそが大事で価値があるということですね。本当にそうですね。
Z会からちょこっとアドバイス
【Z会の中学受験コースの教材の良さは?】
Z会の中学受験コースは、全教科とも主要難関中学の入試問題を徹底分析して設計したオリジナルカリキュラムに基づく教材です。基本から発展的な内容までを順を追って学び、今回の会員の方のように、繰り返し教材に取り組んでいただくことで、より確実に実力がついてきます。
Z会では1問で多くを学べる良問を出題しています。良問は単なる難問ではなく、解答するまでのプロセスにおいて「知識をどのように組み合わせて問題を解くかという思考力」を養うとともに、「確実に得点できる表現力・記述力」などが問われる質が高い問題です。Z会の良問に取り組むことで、ハイレベルな中学入試にも対応できる確かな得点力を身につけることができます。最初は少し難しいと感じるかもしれませんが、学習を続けることで、確実に実力がついてきます。
また、中学受験コースでは初回教材送付時に1回10分で取り組める『毎日練習ブック 算数』をお送りしています。今回の会員の方のように、毎日続けることで基礎的な計算力を強化することができます。『毎日練習ブック 国語』もお送りしていますので、国語の漢字書き取り問題対策などにこちらもぜひご活用ください。