西大和学園中学校 2024年度合格体験記(前編)

西大和学園中学校に合格されたRさんと、お母さまにお話をうかがいました。

西大和学園中学校への合格、おめでとうございます。合格がわかったときのRさんの様子を教えていただけますか。

母:
西大和はWebのみでの合格発表だったのですが、子どもより先に単身赴任中の夫が結果を確認し、私に「合格している」と連絡をくれたため、親が先に合格を知っていた状態で。
息子はそのとき学校でしたので、帰ってきたら合格発表を見せてあげようと思って待ち構えていたところ、「きっとダメだ……落ちている……」とうなだれながら帰宅しまして。玄関で肩を落としていたので、思わず「いやいや、合格しているよ!」と言ってしまったんです。本当は、ドキドキしながら合格発表の画面を見て、「やったー!」という感動を味わってほしかったのですが、なんだか順番が変な感じになってしまって……。

Rさんは、合格発表当日まで「落ちている」と思っていたのですね。ということは、入試の手ごたえは、いま一つだったのでしょうか。

Rさん:
はい。西大和の入試は、一般的な教科試験の入試と、21世紀型特色入試という専願の入試の2種類があって、両方受けたのですが、教科の試験は算数が全然できなかったので、「これはダメかもしれない」と……。
なので、もし合格するとしたら特色入試の方だと思っていたのですが、そっちは倍率がすごく高いので、どちらの試験も受かっている自信を持てなかったんです。でも結局、受かっていたのは教科試験の入試の方でした。

不安だった分、合格を知ったときの喜びはひとしおでしたね。

母:
ふだんはあまり喜怒哀楽を表に出さない子なのですが、そのときばかりは「やったー!これで西大和に行けるー!!」と叫んでいました。

Rさん:
思わず叫んでしまうくらい、本当にうれしかったです。

では、RさんがZ会を受講されたきっかけを教えてください。

母:
Z会は、かつて私自身が高校生のときに受講しており、シンプルでわかりやすい教材に好印象を持っていました。
子どもが小学校へ入学するタイミングで、小学校の授業+αで、何か学習の補強ができるものがあったらいいなと思っていたため、まずはZ会小学生コースの資料請求をしてみることにしたんです。
届いたお試し用の教材を見ると、ごちゃごちゃした漫画などがなく、イメージ通りすっきりシンプルで。この教材なら、重要なこと、やるべきことが自ずとハッキリわかり、頭の整理もしやすいように思いました。扱っている問題も、深く考えさせられる良問で、その点も「いいな」と。息子も、付録や漫画がたくさんついているようなものはあまり好まないので、親子ともに「Z会、いいね」と意見が一致し、さっそく小学生コースを受講することにしました。

お母さまがかつて受講されていたことがきっかけで、Z会の資料請求をしてくださったのですね。
小学生コースで、印象に残っている教材はありますか。

母:
Z会から届いたものはすべてやっていましたが、親子で取り組んだ「経験学習」はとくによく覚えています。風船の外側に和紙を貼って丸い灯りを作ったり……。中に懐中電灯を入れて和室で照らしたら、すごくきれいだったよね?

Rさん:
うんうん。あとは1年間を振り返って「おうち新聞」を書いたり、秋の自然物でいろいろな飾りを作ったり、パンを作ったり……。星座を観察する回もあって、あとで理科の天体の勉強をするときに、そのときの経験が役立ちました。

母:
「子どもには、いろいろな経験をさせてあげたい」と思うものの、何かきっかけでもないと、家庭で偏りなくさまざまな体験をさせるのって、なかなか難しいですよね。たとえば、親が料理が好きだと、子どもと一緒に料理はよく作るけれど、一方で星座は観察したことがない……というように、親の好みによっても偏りがちだと思うんです。そういう意味でも、Z会の経験学習を通して、親子で楽しみながら幅広い体験をすることができ、子どもの視野も広がりました。

3年生からは、小学生コースから中学受験コースに切り替えていらっしゃいますね。

母:
2年生の終わり頃にZ会から届く案内を見て、3年生から中学受験コースが始まることを知りました。ただ、そのタイミングでは「中学受験をする」とはっきり決めていたわけではありませんでした。
私たちは関西に住んでいますが、関西では首都圏ほどは中学受験率は高くないですし、親としては「受験せずに、公立の中学に行ってもいいのでは」と思っていました。でも、本人は中学受験に興味があったようで……。

Rさん:
私立中学はレベルの高いことに挑戦できそうなイメージがあって、行けたらいいなと思っていたんです。

母:
この子の通っていた幼稚園は、私立の小学校を受ける子が比較的多かったんです。幼稚園のときに仲がよかった子も、何人か私立の小学校に行っており……それもあって、私立の中学校に興味があったのかもしれません。

Rさんが、中学受験することを希望されていたのですね。

母:
そうですね。中学受験コースが始まる段階で、「中学受験をする可能性が少しでもあるのか、まったくないのか」というのを考えたとき、本人の希望もあり、受験の可能性がゼロではなかったため、3年生から中学受験コースを4教科受講することにしました。

中学受験を本格的に決意されたのは、いつ頃でしょうか。

母:
4年生の6月頃です。その頃、「まずは、どこかの私立中学校へ見学に行ってみようか」という話になり、そのときちょうど開催されていた西大和の説明会へ行ってみたんです。
説明会では、学園長がすごく気さくなお話しぶりで、中学校生活についていろいろ説明してくださいました。また、在校生のお話もあったので、学校の雰囲気も知ることができました。
入学後の話も聞くことができたのですが、入学後に在校生を対象に行われる体験授業は、選択肢がたくさん用意されていて、自分の好きなものや興味のあるものを自由に選ぶことができるんです。そうしたことから感じる学校の雰囲気すべてに本人が惹かれ、説明会後は「絶対に西大和に行く!」と心を決めたようです。

Rさん:
学校見学に行って、西大和の雰囲気が自分に合っていると感じましたし、「ここで6年間過ごしたい」と思ったんです。
そのあと、ほかの中学の学園祭や体験授業にも行ってみたのですが、どの学校を見ても心は動かず、「やっぱり、西大和がいいな」と感じました。

西大和学園中学の説明会をきっかけに、中学受験も本気モードにスイッチされたのですね。受験した私立中学は、西大和学園中学のほかにありましたか。

母:
私立で受験したのは西大和だけです。近くに公立の中高一貫校があったので、併願校として受験はしましたが、本人の中では最後まで「西大和一本!」という感じでした。

 

 Z会からちょこっとアドバイス

【志望校見学】

お子さまの個性に合った校風の学校を見きわめるには、可能であれば今回のRさんのように実際に足を運び、学校の雰囲気を肌で感じてみることをおすすめします。オープンキャンパスなどが開催される場合は、受験学年になる前に積極的に参加しておくとよいですね。お子さまも、学校や先輩たちの雰囲気を感じることで、その学校で活躍する自分の姿を想像することができ、受験勉強にもより一層力が入るはずです。
気になる学校がありましたら、まずはWebサイトをこまめにチェックしてみてください。

 

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