今回はてんさく問題が返ってきたあとの復習のしかたを紹介します。
目次
てんさく問題の復習のしかた

お子さまはてんさく問題の答案が返ってきたらどうしていますか。点数を確認して、「てんさく先生から」を読んで……となかなか復習まではたどり着けないこともあるかもしれません。しかし、復習は学習内容が高度になるほど重要になってきます。
以下では、学習効果を高めるてんさく問題の復習の流れを紹介していきます。
復習の流れ
1.てんさく先生の赤字を見直そう
添削済みの答案は、点数が一番気になるかもしれませんが、まずはてんさく先生からの赤字を読んでみましょう。
まちがえた問題には、その理由や正しい考え方が書かれています。
また、「てんさく先生から」の欄には、復習のときに役立つアドバイスが書かれていますので、参考にしてみてください。



スタートセットで、「学習カレンダー」と「学習おうえんシール」を1年分お届けしています。
「学習おうえんシール」には、「てんさく復習」シールが用意されていますので、前月の添削済み答案が届く時期に合わせて、「学習カレンダー」にこのシールを貼っておくと、「やるべきこと」として可視化できます。
お子さまも保護者の方も気づきやすくなることで、毎月の学習サイクルの中に組み込みやすくなります。
2.『提出課題 答えと考え方』をよく読もう
まちがえたところはもちろん、調べながら解いたところや忘れていたところを中心に『提出課題 答えと考え方』をよく読みましょう。とくに、なぜその答えになるのかという、考え方を確認するのがおすすめです。考え方を理解できていれば、似たような問題にも対応できるようになります。
『提出課題 答えと考え方』
3.もう一度チャレンジ!
まちがえてしまった問題や調べながら解いた問題に、もう一度取り組みましょう。
ただ、解き直しは新しい問題に取り組むことに比べて、お子さまにとって少しつまらないことかもしれません。がんばって取り組めたら、「勉強になったね。これで次からまちがえないで済むね」など、温かい言葉をかけてあげるようにしてください。

先輩保護者が実践! 声のかけ方

まちがいを直視することになる復習は、小学生のお子さまにとってはなかなか気が進むものではないかもしれません。
ここでは先輩会員の保護者の方が実践されていた、お子さまへの声のかけ方を紹介します。参考にしてみてください。

● わが家では問題の解き直しというよりも添削の赤字を本人と一緒に見ながら、「このコメント部分はどう思う?」などと会話しながら、改善点を一緒に考えていきました。
(Mさま 小学6年生)
● 点数が悪かったときだけ、原因を振り返ることができるように「てんさく問題に取り組んだ日は、疲れていたって言ってたね。疲れていると点数が伸びないね。」と少しふれるくらいの声かけをしています。
そうすると、本人自身で「遊んだ後だったからかな」と思い返して、次回は朝に取り組んだり、苦手な科目ほど土日に終わらせたりするようになりました。
(Iさま 小学6年生)
中学以降を見据えて高学年のうちから少しずつ復習を習慣化していきましょう。
次回の更新は6/25(水)です。夏の学習の進め方のコツについてご紹介しますので、ぜひご覧ください。