オリジナルカリキュラムで進めていく中学受験コースの教材は、思わぬところでつまずいたり、苦手な教科や単元だけが進んでいなかったり……といったことが起こりがちです。保護者の方が学習の進み具合をしっかり把握して、これからの学習にいかしていきましょう。
※今回の記事でご紹介している5年生の学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。
課題が増える5年生! 学習の進み具合は保護者の方がしっかり把握しましょう
中学受験コースの教材は、学年が上がるにつれて課題量が増え、問題も難しくなります。志望校に合格したご家庭でも、5年生のこの時期は毎月の学習が滞ってしまったという話はめずらしくありません。4年生のうちは学習管理に問題を感じることは少なかったけれど、5年生になってからだんだんと遅れがちになってきたご家庭もあるのではないでしょうか。
これから、やらなければならない課題の量はさらに増え、6年生になると模擬試験の受験や過去問演習も加わります。主体的に学習を進めていけるお子さまであっても、受験が近づくほど、保護者の方がお子さまの進捗をしっかり管理して、学習内容や時間を調整することが必要となってきます。そこで、これまで以上に保護者の方が学習状況を把握し、つど取り組み方を見直す習慣をつけておきましょう。
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予定どおりに学習が進まなかった日は、できなかったことを責めるのではなく、お子さまと振り返りの時間をもちましょう。『想定よりも時間がかかってしまったときは、その単元の理解が足りない可能性があるので、復習の計画を立てる』、『学校の授業や習いごとで疲れてしまって集中できなかったときには、その曜日は得意教科を中心に取り組む計画に変更する』など、日々の学習の様子を把握することで、今後の学習にいかせることがあります。「保護者の方が自分の学習状況について把握してくれている」という事実は、お子さまにとっても安心感につながりますし、つまずいている内容や学習面での課題などを相談するよい機会にもなるはずです。
おすすめ学習法
- 練習問題がすべて終わらなかった場合
- 次の日に残りの練習問題をくり越してしまうと、少しずつ遅れが積み重なっていき、どんどん学習が遅れてしまいます。終わらなかった練習問題は後回しにして、次の日はその日に予定していた学習から取り組むことをおすすめします。終わらなかった練習問題は、休日や長期休暇など、時間に余裕があるときに取り組むとよいでしょう。
- 授業映像を見るのに時間がかかってしまう場合
- 授業映像は、すべてを見ようとするとかなりの時間がかかります。苦手な教科・単元のみ授業映像を見る、考え方を読んでもわからなかった問題のみ授業映像を見るなど、優先順位を決めて利用しましょう。
学習の計画は、お子さまの状況に合わせて毎月見直しを
月の下旬には、次の月のカレンダーが配信されますので、次の月の学習が始まる前までに、必ずお子さまの状況に合わせてスケジュールを調整しましょう。学校の予定や習いごとで時間が取れない日はコマ数を少なめに設定したり、平日はさくさく進められる得意教科を中心に取り組んで、苦手教科は休日にじっくり取り組んだり。前月の反省をいかしながら次月の予定を立てることで、だんだんとお子さまに合った取り組み方がわかってきます。
また、予定を立てるときには、保護者の方がすべてを指示するのではなく、お子さまの意見も聞きながら、一緒に考えるようにしましょう。保護者の方が気づいていないお子さまの視点・意見があるかもしれません。それらが反映されれば、お子さまは素直にうれしいでしょうし、「自分で決めたことだからしっかり守ろう」という気持ちにもなるでしょう。また、お子さま自身が学習の全体像を把握することで、見通しが立ち、計画的に学習を進めやすくなるはずです。
次回の「受験サポート」は4月10日(木)更新予定です。