目次
・学習する場所と時間を決めましょう
・勉強開始の合図を決めましょう
・約束ごとは家族全員で守る努力をしましょう
やる気を引き出す学習環境の整え方
ご家庭の学習環境は、保護者の方が意識して整えることで改善することが可能です。お子さまが自然と勉強を始められ、スムーズに学校生活を送れるような環境を整えていきましょう。
1.学習する場所と時間を決めましょう

お子さまが学習する場所と時間は、決まっていますか。決まっていないお子さまは、“学習する時間”になったら毎日自分から勉強が始められるよう、まずは学習する場所と時間を決め、1週間・1カ月単位でスケジュールを立てましょう。小学生コースをご受講の方は、お子さまから見えるところに学習カレンダーを貼るとよいですね。
学習へのモチベーションを保つためには、最終的にお子さまが“自分で決めた”という意識をもつことが重要になってきます。保護者の方が相談にのりつつも、決定権はお子さまにもたせてみてください。
2.勉強開始の合図を決めましょう
学習する時間になったらスムーズに学習が始められるよう、お子さまと保護者の方で合図を決めるとよいでしょう。学習する時間にアラームを設定しておくのも有効な方法です。決まった時間に決まった音楽が鳴ると、頭のスイッチが勉強に切り替わりますので、ぜひ試してみてください。
そのほか、学校から帰ったあと、「手洗い・うがいをしたら次は宿題をする」、「おやつを食べたら次は宿題をする」など、決められた行為を勉強開始の合図にしてもよいかもしれません。
3.約束ごとは家族全員で守る努力をしましょう
たとえば、お子さまと「テレビを見る時間は1日○分まで」などと決めても、いつの間にか守れていない……ということはありませんか? お子さまとの約束ごとは、保護者の方とお子さまの間で、毎日守れたかどうかを確認し合い、約束ごとが守れた日は必ずほめるという振り返りが大切です。
また、ほかの家族がテレビを見ていれば、勉強中のお子さまも気になって一緒に見てしまうのも仕方がないかもしれませんね。
テレビ視聴の約束は、子ども一人だけで守るのは難しいものです。「家族全員○時~○時の間はテレビをつけない」など、お子さまとの約束ごとは、家族全員のルールにして守る努力をしてみるとうまくいくでしょう。
お子さまが一人で整理整頓できるようになるには
お子さまがふだん学習する場所は、学習が終わったあと、お子さま自身で常に一定の状態に保つのが理想的ですね。
家族みんなが使うリビングでふだん学習している場合、学習後はお子さま自身で教材や文房具を片づけるようにします。お子さまがよく使用する教材や文房具の収納場所は、あらかじめ決めておくのがポイントです。
子ども部屋やお子さまの勉強机でふだん学習している場合も、基本的にはリビングの場合と同様にすべて片づけます。ランドセルの中、机の引き出し、本棚など、決められた収納場所に教材と文房具をしまうようにしましょう。
なお、毎日学習を始めるまでに時間がかかってしまうお子さまの場合は、すべて片づけてしまうのではなく、その日の学習の最後に次の日にやる教材を机の上にセットするというのもよい方法です。
また、マンガやゲームなどが学習する場所に置いてあると、なかなか学習が始められなかったり、学習を始めても途中でそれらが気になって集中力が途切れてしまったりしがちです。マンガやゲームなどの学習に使用しないものは、勉強中のお子さまの目に入らない場所を収納場所に設定するとよいでしょう。

①学校のテストや授業で使用したプリントなど、バラバラになりがちなものをとじるためのファイルを用意しておくと便利。
②よく使う問題集や参考書は手に取りやすい位置にしまう。
③学習スケジュールやカレンダーは見えるところに貼る。
④文房具は引き出しの中など決められた場所に収納する。
⑤終わった宿題はすぐにランドセルにしまう。
⑥次の日にやる問題集などを目立つ場所に置く。
⑦マンガ・ゲーム・玩具類はふたのついた収納箱に入れ、目に入らないようにする。
後半期の学習もZ会で万全!
今後の学習の土台となる部分を多く学習する5年生。Z会では今後の学習を見据えて教科書から一歩踏み込んだ発展的な問題を解く力まで身につけていきます。
10月号以降に学習する5教科の重要ポイントについて、下記の記事でご紹介していますので、ぜひご覧ください。
次回は各教科の苦手になりやすいポイントと、その解決法についてご紹介します。9/24(水)の更新をお楽しみに!