目次
・公立中高一貫校の適性検査で問われる力
・これからの社会で求められる力
・公立中高一貫校受検におすすめ! Z会小学生コース専科で身につく力
公立中高一貫校とは?
近年、中学・高校の6年間で連続性をもった教育を行う公立中高一貫校が全国各地に設置されています。多くは高校受験がなく、学校ごとに特色あるカリキュラムが組まれていたり、大学受験を見据えた進路指導が充実していたりするのが特長です。加えて、私立中高一貫校に比べて授業料などの費用が安いこともメリットです。
公立中高一貫校では、出願→検査→選考という流れで入学者を決定します。

「入学願書」に加え、小学校で作成する「調査書」、受検生本人が記入する「志願理由書」などを学校に提出します。
入学には学校や自治体ごとに作られる「適性検査」を受検する必要があります。「適性検査」のほかに、面接や作文が課される学校もあります。
提出書類・面接・作文・適性検査などの内容をもとに合格者が決定されます。
公立中高一貫校の適性検査で問われる力
公立中高一貫校の入学にあたっては、教科の学力試験ではなく「適性検査」が行われます。一般的に、「適性検査」では、一問一答式で知識の多寡を問うような問題よりも、「論理的な思考力、基本的な知識を活用する力、考えたことを相手に伝える表現力」などを問う記述式の問題が多く出題されます。学校によっては、提示された課題文や資料を読み取って、そのうえで自分の考えを一定の字数の中でまとめる問題が出題されることもあります。また、「作文」を課すところも多くあります。「英語」についてはほかの科目同様に、「調査書」や「報告書」で点数化するほか、「適性検査」での出題を行う学校も増えています。
受検に必要な知識は教科書レベルですが、制限時間に対して問題の文章量も解答の記述量も多いのが、公立中高一貫校の適性検査の特徴です。問題例は、各学校や自治体のWebサイトで公開されていることが多いので、興味のある学校については、ぜひご覧になってみてください。
なお、公立中高一貫校と国私立中学を併願される方も近年増えていますが、公立中高一貫校と国私立中学では、課せられる試験(検査)の形式が大きく違います。
国私立中学の入試では、多くの場合4教科の学力試験が課せられます(関西の難関校では3教科の学力試験となるところもあります)。とくに難関と呼ばれる学校においては、小学校で学習する内容を高度に応用させる内容だけではなく、ときにはそれを超える出題も見られます。しかし、公立中高一貫校の適性検査では、小学校の学習指導要領を超える範囲から出題されることはありません。
これからの社会で求められる力
公立中高一貫校の適性検査で問われる「知識・技能を活用する」力は、これから進学し、社会に出た後でも必要になる力です。現行の学習指導要領では、以下の3つを「資質・能力の三つの柱」として、教科等の目標や内容について重視すると定めています。
①実際の社会や生活で生きて働く「知識及び技能」
②未知の状況にも対応できる「思考力、判断力、表現力等」
③学んだことを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力、人間性等」
情報化やグローバル化といった社会の急激な変化をふまえ、新しい時代に必要となる資質や能力を身につけるために、小学生の今のうちから、中長期的な目標をもった学習を意識できるとよいですね。
公立中高一貫校受検におすすめ! Z会小学生コース専科で身につく力
『公立中高一貫校適性検査』
Z会では5年生から「小学生コース専科 公立中高一貫校適性検査」をご用意しています。適性検査で求められる5つの力「教科基礎力」「表現力」「情報整理・運用力」「論理的思考力」「課題解決力」を伸ばし、適性検査特有の解き方を2年間かけて習得します。公立中高一貫校を受検される方はもちろん、高校受験を見据えて高い学力を養いたい方にもおすすめの講座です。小学生コースとあわせてのご受講をおすすめします。また、受検される学校の適性検査に作文が出題される方は、5年生で開講されている「小学生コース専科 作文」をご検討ください。6年生では、「小学生コース専科 公立中高一貫校作文」をあわせてご受講ください。
●難関校対策に取り組めます!
なお、さまざまな難度・出題形式の問題で着実に力をつけられる練習問題に加えて、6年生では東京都の公立中高一貫校や千葉県立中高一貫校などで出題される「長文読み取り問題」「複数の資料の読み取り問題」に対応する特別回を毎月掲載しています。志望校にあわせた対策が可能です。難解な出題形式に慣れ、限られた時間で正答にたどり着くためのトレーニングを行います。
てんさく問題の内容をさらに深く理解できる「ふり返り映像」を配信。映像では、てんさく問題の中から差がつく問題をピックアップし、得点力を高めるためのアドバイスを紹介します。問題で問われているポイントや、解き方のコツなどを確認することで、適性検査特有の解き方を習得していきます。
また映像では、よくある誤答例も紹介します。どこが誤りなのか、なぜ誤りなのかを理解することで、減点されない答案の書き方を身につけていきます。
※「ふり返り映像」は「Z会小学生アプリ」に配信します。
お子さまももうすぐ6年生ですね。次回の学習ナビでは、6年生のZ会の内容についてご紹介します。12月24日(水)の更新をお楽しみに!