志望校合格力診断テスト100%活用法

中学受験コース6年生の8月と11月には、対象校について志望校判定を行う「志望校合格力診断テスト」を実施します。4月に実施した「志望校判断テスト」は現実的な併願プランを検討するための実力テストでした。「志望校合格力診断テスト」は、受験日時点での志望校合格力を測る実力テストとなります。志望校までの距離を測り、それを的確に埋める学習ができるチャンスですので、「志望校合格力診断テスト」を必ず受けるようにしましょう。そこで今回は、「志望校合格力診断テスト」を志望校合格につなげるための振り返りと復習法をご紹介します。

※「志望校合格力診断テスト」は中学受験コース本科をご受講の方が対象です(専科のみをご受講の場合、「志望校合格力診断テスト」のご提供はございません)。

 

「志望校合格力診断テスト」の特徴

「志望校合格力診断テスト」の成績表は、以下の方法でご覧になれます。

  • 「Z会小学生アプリ」

 

 

    • 「Z会小学生アプリ」トップの「記録」から「実力テスト成績表」を選んでください。

  • 「my Z(マイゼット)」
    「my Z」のトップの「学習状況詳細」>「添削・指導」からご覧いただけます。

志望校判定は、

A 合格けん内の学校です。この調子でがんばりましょう。
B 実力相応校です。油断は禁物です。
C 実力相応校まであと一歩です。
D チャレンジ校になります。

の4段階で出ます。A評価が出たら、ぜひお子さまをほめてあげてください。D評価が出ても、志望校合格に向けての課題が見つかったことを前向きにとらえましょう。

 

「志望校合格力診断テスト」は、すべての問題を完璧に解答しようと考える必要はありません。
入試本番と同様に、
・「解ける問題を確実に得点する」
・「解けそうな問題を得点できるように工夫・努力する」
ことが大切です。

また、6年生の夏以降はやるべきことが多く、一つのことだけに時間をかける余裕はありません。本番の試験でも満点を取る必要はありませんので、合格点を確保するための効率的な勉強をしていきましょう。

 

「志望校合格力診断テスト」は8月24日(日)を基準実施日としています。ご自宅で時間を計って取り組んでください。提出目標日は8月28日(木)です。提出目標日までにZ会へ到着するよう、早めに志望校登録情報の見直しと答案の提出をしましょう。
※「志望校合格力診断テスト」の答案は、保護者向けサイト「my Z(マイゼット)」の[利用可能なサービス]にあります「Z会答案提出アプリ」または郵便で提出できます。
※志望校の登録・修正は答案を提出する2日前までに「my Z」から行ってください。答案ご提出後は登録・変更いただけません。

すべてのテストが終わったら、その日のうちにあらためて問題全体に目を通しましょう。記憶が鮮明なうちに、時間配分が適切だったかどうかを確認してください。「前半の問題でひっかかってしまって後半のやさしい問題に手をつけられなかった」「見直しの時間がとれなかった」「時間をかけるべき問題を間違えた」などの反省があると思います。今回のテストでは時間配分をどうすれば良かったのかを振り返り、次はどのようにすればよいかを考えておきましょう。

また、基本事項が抜け落ちている分野を発見した場合は、8月の学習に、過去の『エブリスタディ アドバンスト』の復習や月例テストの解き直しを組み込みましょう。「総復習ドリル」も、復習と基礎固めにご活用ください。

 

「志望校合格力診断テスト」の成績表の「志望校別成績」から、登録した志望校の判定が見られます。「志望校判定Bまで、あと◯点でした」などのメッセージが表示されますので、まずは第一志望校の「あと◯点」をとれるように、復習を行いましょう。「あと◯点」まで近い点数のときや、A判定のときでも、さらに上をめざすために、次の段階に向けて復習すべき問題がないかどうかを確認してください。

続いて、成績表の「教科別成績」で復習すべき問題を選びます。教科ごとに失点した問題の「難易度」「平均点」を確認してください。「難易度」が基本、標準の問題、配点に対して「平均点」が高い問題が、復習優先度の高い問題です。「あと◯点」分以上の問題をピックアップしたうえで、復習をすることによって、得点の上積みをしていきましょう。

復習した問題には、3〜4日後にもう一度取り組み、定着度合いを確認してください。

 

志望校判定を受けた受験予定校の再検討

「志望校合格力診断テスト」の結果が芳しいものでなかったとき、「志望校を変更したほうがよいのではないか」と悩まれるご家庭が少なくないと思います。しかし、この時期に第一志望校を変更すると、かえってお子さまのモチベーションを下げることになりかねません。お子さまが意欲を失っていない限り、C/D判定であっても、第一志望校にチャレンジしましょう。
ただし、併願校の再検討を行い、実力相応校・合格安全校を少し多めに受けることを検討してください。そうすることで、万が一第一志望校が不合格だった場合の進学先も確保できますし、安心して第一志望校に向けた学習に集中できるようになります。
「志望校合格力診断テスト」の成績表では、「志望校判断表」を提供しています。過去のZ会員の成績と合格実績を分析して、地域別・男女別に偏差値の目安をまとめていますので、併願校を確認してください。

ただし、第一志望校に対してお子さまの意欲がかなり落ちているようであれば、志望校を全体的に見直しましょう。過去問対策を行う時間を確保するには、遅くとも11月までには最終判断をすべきです。

受験まであと半年となりました。これまで積み重ねてきた努力を、成果に結びつけるために重要な時期に入ります。繰り返しになりますが、一つのことだけに時間をかける余裕はありません。合格点を確保するために、効率的な勉強をしていきましょう。

 

「志望校合格力診断テスト」について

※「志望校合格力診断テスト」のスケジュールについては、8月号教材に同封する『志望校合格力診断テスト 問題』冊子をご覧ください。

※志望校登録は、最大で第6志望まで登録できます。志望校登録は答案提出の2日前までに、保護者向けサイト「my Z」にログインいただき、[各種お手続き・お問い合わせ]→[会員情報の確認・変更]から行ってください。
(「my Z」から登録・変更いただいた志望校は成績データに反映されるまでにお時間がかかる場合があります。答案ご提出後は登録・変更いただけませんので、お早めに「my Z」で志望校情報を更新してください。)

※一つの学校で複数回の入試がある場合、志望校判定は、Z会員の受験が多いと思われる日程・コースについてのみ行います。Z会小学生アプリの「志望校判断表」にて、想定している日程・コースをご案内しておりますので、判定を行っていない日程・コースについて確認する場合は、大手塾などで行われる模擬試験の判定を参考にしていただくよう、お願いいたします。

次回の受験サポートは8月14日(木)更新予定です。
中学受験コース6年生「今月の受験サポート」の記事一覧はこちら