学習内容が複雑になってくると、ケアレスミスも増えてきます。そこで今回は、「がんばっているのに失点する」そんな悔しい思いをしなくて済む方法を考えます。
国語:漢字で×になる
とめ・はね・はらいをていねいに
大きい字でゆっくり「ここははねる」「ここはとめる」と口に出しながら、お子さまが書くところを見てあげてください。
×になってしまうポイントについては、時間をおいてときどきチェックするとよいですね。チェックのときは指で空に書かせるだけでも十分です。正しく書けたときにはぜひ、「いつもこの調子で書こうね」とほめてあげてください。
書き順もきっちり
新しい漢字が出てきたら、必ず正しい書き順とセットで覚えるようにしましょう。
3年生以上になるとさらに画数の多い漢字が出てきますが、書き順が正しければ字形も整います。形が複雑な漢字が出てきても苦労しないように、今のうちから習慣にしておきましょう。
算数:繰り上がり・繰り下がりのある筆算でまちがえる
繰り上がり・繰り下がりのある筆算でまちがえる場合、「数字を丁寧に書けていない」「位ごと、縦の列をそろえて書けていない」「繰り上がり・繰り下がりの目印をきちんと書けていない」といった原因があるようです。はじめに、紙に大きく筆算を書いて練習し、これらのポイントを意識できるようにするのがおすすめです。
問題に沿って答えていない……
文章に即して答えを考えるというのは低学年にとって難しいものです。ただ、気ままに答えを書いてしまうと○にならず「解くのがおもしろくない」と感じる悪循環に陥ってしまいます。逆に、「文章に即して答えを考える」というルールさえわかれば、正解できるようになり、どんどん楽しくなってくるはずです。
まちがえた問題についても即座に訂正せず「どうしてそのように考えたの?」「なぜこうではないと思ったのかな?」と問いかけ、考えたことを言葉にさせてみましょう。自分の言葉で気づけることがあります。
上の学年になると「○○ではないものを選ぶ」「文中から抜き出す」「自分の考えを書く」といった問題文の指示にきっちり答えなくては○になりません。今のうちから練習していきましょう。
見直しをしない
平易な単元が多いうちは見直しをしなくてもやり過ごせたかもしれませんが、だんだんと難しくなってくるとケアレスミスが起きやすくなってきます。見直しをする = ケアレスミスを発見できることにつながっていきますので、ケアレスミスが見られるようになったら、下記のことをお子さまに確認してみましょう。
・ミスしていなければどんなにいいことがあったのか実感させる
⇒「もしここが正解ならプラス〇点だったね」などと、ミスを具体的な点数としてイメージさせる。
・どうすれば見直しでミスに気づけたのか具体的に考えさせる
⇒「どうすればよかったと思う?」と尋ね、検算をすればこのミスに気づいたね、文章題だったら式とは別に答え(単位も)を書かなくてはいけなかったね、という気づきを引き出す。
ケアレスミスをなくすために「ちょっと気をつける」習慣は、上の学年に進んでからの助けになります。低学年の今のうちに習慣づけしておきましょう。
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