夏の学習ここがポイント! ~4年生編~

今回は、4年生の「夏休みの学習のポイント」をご説明します。お子さまとご一緒に、今までの学習を振り返りながら、「どこを復習すべきか」を確認してみてください。

※今回の記事でご紹介している学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。

 

夏の学習ここがポイント! ~4年生編~

  • 毎月の「読みとりのポイント」を見直す
  • 毎月の「言葉の学習」に関する教材や『毎日練習ブック』、「月例テスト」を解き直し、基本的な文法などの言葉の知識を定着させる

ふだんの学習では、読みとり問題の出来・不出来につい目が行きがちですが、夏休みには毎月の「読みとりのポイント」を見直してみましょう。そうすることで読みとり問題を解く際の着眼点を整理でき、今後の学習に役立ちます。
4月号から5月号の説明文で扱った「自然」「日本」は入試においても頻出テーマなので、夏休みを利用して出典となった本や、同じようなテーマの本もぜひ読んでいただきたいと思います。
また、これまでに勉強した「言葉の学習」はすべて今後の学習の基礎となります。夏休みにしっかり復習をしておきましょう。

  • 小数の四則演算をしっかりとできるようにする
  • 面積を求める公式を確実に覚える

中学入試において計算問題は確実に得点したいところです。2~3月号で学習した小数のたし算、ひき算、かけ算での、答えの小数点のつけ方、そしてわり算の手順(わりきれるまで計算する場合、あまりを求める場合、概数で商を求める場合)は、夏休みの間に理解を確実にしておきましょう。また「図形」は中学入試で得点差の開く分野です。四角形・多角形を取り上げた5~6月号をいま一度見直して、補助線を必要とする問題などを解き直しておくとよいでしょう。
10月号以降では分数の四則演算や円の面積などを学習します。7月号の「分数」にはしっかり取り組み、分数の考え方を理解しておきましょう。

  • 「比較対照実験」の結果から、理論立てて考える練習をする

2~3月号「植物の成長」で学習したような「比較対照実験」は、中学入試に頻出です。与えられた条件をもとに、得られた結果から何が読みとれるのかを考えたり、目的のためにどんな実験をすればよいのかを考えたりといった、論理的思考力を養っておく必要があります。ぜひ、夏休みに練習をしておくことをおすすめします。また、教材では取り上げなかった生き物について、からだの形や成長の様子を図鑑などで調べたり、6月号で学習したことに関連して空を見て星座を実際に探したりするのもよいでしょう。
9月以降は「てことてんびん」(9月号)、「水溶液の性質」(10~11月号)、「電流」「電磁石」(12~1月号)など、一見難しそうに感じられる内容を取り上げていきますが、「てこ」なら、はさみやくぎ抜きなど、身近な現象と関連していることも多い内容を取り上げています。日ごろから科学的な視点をもって身のまわりの現象をとらえるようにし、疑問があれば自ら調べるような姿勢を養っておきましょう。

  • 地図帳で日本地理の知識を定着させる

小学校で配付されている地図帳には、各地の盛んな産業や有名な建物が写真やイラストで紹介されています。これを白地図にまとめてみてはいかがでしょうか。
余裕があれば発展学習として、ニュースを大きめの紙にまとめて自分の意見を書き添えた「オリジナル新聞」を作成してみてもよいでしょう。中学入試では時事問題がよく出題されますが、入試直前に時事用語集などを読んで知識を身につけることはできても、事件が起こった背景を考えたり、意見を述べたりすることは一朝一夕にはできません。世の中のできごとに興味をもつきっかけにもなりますので、ぜひお試しください。

次回の受験サポートは7月24日(木)更新予定です。

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