「みんなでリサーチ」では、幼児~小学生のお子さまがいるご家庭ならではの関心事を取り上げ、Z会の通信教育を受講されている保護者の皆さまのお声をご紹介します。
6月号は「お子さまのスマホ・タブレット保有有無や活用方法」についてです。ぜひほかのご家庭の様子をヒントにしてみてください。
スマホやタブレット持ってる? 持ってない?
Ｚ会の通信教育幼児・小学生向けコースを受講中の保護者の方に、お子さまに専用のスマートフォンやタブレットといったデジタル端末を持たせているかをうかがいました。
その結果、約4割が「持っている」、約6割が「持っていない」という回答でした。
※幼児・小学生向けコースを受講している方を対象に、2025年2〜5月に実施したアンケートの回答をもとにしています。
※アンケート集計結果においては、四捨五入などで、合計が100%にならない場合があります。
【小学5・6年生に聞きました】スマホやタブレットを持ち始めたのはいつ頃?
専用のデジタル端末を「持っている」と回答した高学年（小学5・6年生）のお子さまでは、「小学3・4年生から」持ち始めたという回答が最も多く、「小学1・2年生から」がそれに続く結果となりました。
スマホやタブレットを持ち始めたきっかけは?
お子さまが自分のスマートフォンまたはタブレットを「持っている」と回答された保護者の方に、スマホやタブレットが必要となったきっかけについてうかがいました。
子どもにスマホ・タブレットを持たせてよかったこと!
新たなスキルの習得に!
遠方に住む父親とメッセージアプリでやり取りをするために、五十音を覚えてしまいました。また、メッセージを読んだり、メッセージを書いたり、と音声での会話では雑になりがちな日本語が丁寧に表現できるようになっています。（年長・保護者）
早くからタブレットを使用していたので画像や資料の作成ツールを使いこなせるようになり、学校での発表や係活動のポスター作りなどに役立てています。（4年生・保護者）
好きな絵をかく動画を見て、バランスの取り方など自ら習得しています。（6年生・保護者）
ふだんの生活に!
入学前に地図アプリで何度も小学校までの道を見ていました。春休みに登校練習をしたときに、どこを曲がるか、どこに気をつけるかよくわかっていて驚きました。通学初日から、慣れた道を歩く感覚で、新生活によりスムーズに順応できたと思います。（1年生・保護者）
朝の天気を調べ、自分で気温に合わせて上着を用意したり、傘を用意したりできるようになりました。（3年生・保護者）
目覚ましを細かく自分で設定できるようになったので、朝練がある日とない日、土日も用事がある日とない日で起きる時間を自分で考えるようになりました。（4年生・保護者）
出かける際に、乗り換えサービスアプリや地図アプリを駆使して計画を立て、実行しています。もう親の出る幕もないくらいです。（6年生・保護者）
親子間・まわりの人とのコミュニケーションに!
私が仕事中に困ったことがあるとすぐ電話で相談してくれるので、子どもの様子がわかり安心できるようになりました。（2年生・保護者）
遠方に住む祖父母に時折りテレビ電話で連絡をして喜ばれています。（3年生・保護者）
ネットリテラシーについて、早い段階で親子で話し合えた点はよかったと思います。（4年生・保護者）
サードプレイスでのお友だちとメッセージアプリで気軽にやりとりできるようになったことで、学校で嫌なことがあっても前向きになったようにみえます。（5年生・保護者）
家族で散歩する際に、見たことがない植物の写真を撮り、検索して名前や興味を持ったことを話し合っています。理科の勉強にもなっています。（6年生・保護者）
調べ物に！
わからないことを自分から検索するようになりました。調べたいから五十音を覚えました。（年中・保護者）
折り紙の折り方を検索して調べたり、行きたい公園を一緒に調べたりしています。（1年生・保護者）
水族館などに出かけたときに写真を撮って記録を残し、帰ってから振り返ったり、生き物について調べたりしています。（4年生・保護者）
子どものスマホ・タブレット問題解決法！
お子さまにスマートフォンやタブレットを持たせた際、使用方法について問題が起こらないか、端末を適切に扱うことができるかといった点は保護者の気になるところ。実際にデジタル端末使用時にお子さまがどのような問題に直面し、親子でどのようにその問題を解決したかをうかがいました。
Ｚ会より
今回は、お子さまのスマホやタブレットの活用方法についての声をご紹介しました。
ご家庭の生活環境や生活スタイルによって、スマホやタブレットの必要性も変わってくるようです。また、お子さまの興味関心が広がるといったメリットがある一方、トラブルを心配する保護者の方もいらっしゃいます。
すでにお持ちのご家庭も、これからというご家庭も、親子でつねにルールや約束を確認しながら、有効的に活用していけるとよいですね。