語彙力とは?
問題の文章を読むときにわからない言葉が多いみたい……。語彙力が足りないのかな、とお悩みの保護者の方もいらっしゃるのではないでしょうか。語彙力とは、言葉を知っていること、そしてそれを使いこなす力のことです。言葉の知識があるだけではなく、文脈に合わせて正しく使うことができて初めて、語彙力があるといえます。
日々の生活のなかで少し意識したり、学習の中で工夫したりすることで、無理なく語彙力を高めていきましょう。
語彙力を高めるために、ふだんの生活のなかでできること
(1) 読書で多くの言葉に出合う
読書をとおして、多くの世界や考え方、人間関係に触れていくことは国語の基礎的な力になり、それと同時に新しい言葉・表現に触れる機会にもなります。ふだんから本を読むお子さまも、“小説に限定されている”などといった場合は、読む本のジャンルを広げて、興味がもてそうなものを探してみることをおすすめします。その分野特有の言葉や言い回しもあるため、いろいろなことに興味をもつと自然と語彙は増えていきます。本を読む以外にも小学生向けの新聞を読んだり、ニュースを見たりするのもよいでしょう。
(2)辞書で言葉を知る
わからない言葉があったら、辞書を引いて意味を確認することも大切です。言葉に対してなかなか興味がわかないというお子さまも、「知らない・わからない」と思ったそのときが言葉を知るチャンスです。
辞書は、いつでも引けるよう、手元に置いておくとよいですね。そして、調べて解決することが習慣になると、言葉そのものへの興味が深まります。
(3)類語で語彙を広げる
いつも同じ表現になってしまう場合は、「似たような意味を表す別の言葉」を知り頭の中にストックしておくことが大切です。たとえば、熟語の意味の違いを調べてみたり(「意義」と「意味」)、ほぼ同じ意味を表す和語・漢語・外来語の印象の違いを考えてみたり(「手助け」「支援」「サポート」)。また、類語辞典や「気持ち」を表す言葉を集めた辞典もあります。「わくわくした気持ち」「悲しい気持ち」などのジャンルごとにさまざまな言葉が載っているものもあり、お子さまが表現したい気持ちを選んで調べてみると、使える言葉がどんどん増えていきます。
そして、覚えた言葉は意識して使うようにしていけるとよいですね。知っているだけでなく、自分で正しく使えることを目指していきましょう。
「漢字ドリル」で、漢字の知識+語彙力アップ!
「Z会小学生アプリ」内の「漢字ドリル」では、お子さまが1年間で習う漢字の書き取り練習や問題に取り組むことができます。
「書き取り練習」では、漢字を書き「はんてい」を押すと、筆順などの正誤が判定され、アドバイスメッセージが表示されます。「問題」では「書き取り練習」で学んだ漢字について、問題を解いて漢字を覚えることができます。お子さまの書いた文字がその場で自動採点され正誤がわかるので、確実に漢字の読み書きが身につきます。
▽書き取り練習
▽問題
「漢字ドリル」は、「Z会小学生アプリ」の「学習」から「学年」「漢字ドリル」を選択いただくと、お取り組みいただけます。
詳しい使い方は「漢字ドリル」の使い方をご確認ください。
5年生で新しく学習する漢字の部首や読み方に加え、熟語や例文もご確認いただけます。漢字は単体で書いて覚えるよりも、その漢字を使った熟語で覚えるほうが、より記憶に残りやすくなります。もちろん、わからない熟語があったら、辞書を引きましょう。また、問題の例文で、言葉の使い方も学べます。
ぜひ、語彙力アップに「漢字ドリル」をご活用ください。
「あしあとレポート」でお子さまの成長をお知らせ!
10月上旬までに、お子さまの学びの成果をまとめた第1回「あしあとレポート」を「my Z(マイゼット)」に配信します。これまでの答案から読み取れるお子さまの成長を担任指導者が丁寧に分析し、一人ひとりに合ったメッセージや学習アドバイスをお届けします。「my Z」の「学習状況詳細」>「添削・指導」からご確認いただけますので、楽しみにお待ちください。
※第1回「あしあとレポート」は、対象期間内(2025年4月号~8月号)に小学生タブレットコース5年生をご受講いただき、8月末時点で9月号の受講がある場合に配信します。
次回の学習ナビでは「教材開発担当者が解説!5教科別よくあるつまずき&解決法」についてお届けする予定です。10/23(木)の更新をお楽しみに!
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