【特別版③】通信教育か? 塾か? 3年生からの中学受験勉強の進め方  

今回は、中学受験をお考えの保護者の方に向けて、特別版として「お子さまに合わせた学習法探しと、受験対策の主な方法と特徴」についてご紹介しています。ぜひ、お子さまの状況に合わせた学習方法のご検討にお役立てください。

公開中!【特別版①】中学受験を見すえたとき、2年生から始めておきたいことは?
公開中!【特別版②】中学受験準備は3年生からのスタートが効果的!

 

通信教育か? 塾か? 中学受験の学習法の選択

受験対策としては、「塾に入れておけば、安心」とお考えの方も多いかもしれませんが、3年生ですべきは、まず、受験に立ち向かう「学びの基礎体力」をしっかりつけること。これは、塾に通いさえすれば身につくというものではありませんし、塾に通わずとも十分に身につけることができます。お子さまに合った勉強法は、通信教育と塾のどちらか?それぞれの特徴をご紹介します。

通信教育でも、学習カリキュラムが設定され、受験まで長期的なスケジュールが組まれていますので、カリキュラムにそって学習を進めていくことで、受験に必要な力を十分につけることができます。Z会中学受験コース・トータル指導プランは、紙の教材とタブレットでの学習の連携で、塾に通わなくても開成中や灘中をはじめとする難関国私立中学入試に対応できる内容になっています。「授業映像」を見ながら「授業ノート」に書き込みながら理解することで、学校で習っていない単元でも、お子さまひとりで学習を進められ、受験に必要な知識や解法のインプットと、さまざまな問題を自力で解く訓練を段階的にしっかりと積み重ねることができます。

通信教育は、塾のように机に向かわせる強制力が弱いので、十分に使いこなすには保護者の方の積極的な関わりが必要になりますが、都合のよい時間にご自宅で学ぶことができるため、習いごとなども続けられます。心身ともに日々成長されているお子さまにとって、メリットが大きい学習法だと言えるでしょう。

ところで、そもそも「受験勉強」とはどういうものを指すのでしょうか。もちろん、本来は「入試問題が解けるようになるための学習」なのですが、その前にぜひ身につけておくべき学習姿勢や習慣があります。


●「計画にそって学習すること」
●「ある程度まとまった時間、集中して机に向かうこと」
●「まちがえたところを復習すること」


これらを意識して学習することは、3、4年生から始めておきたいものです。5、6年生になり、入試の出題に即した問題に本格的に取り組もうというときになった段階で上記を意識した学習をスタートするのでは、かなり出遅れていると言わざるを得ません。「計画にそって学習し、集中して机に向かい、まちがえたところを復習すること」は、通信教育であれば、自主性を育みながら身につけていくことができます。まずは、これらを意識しながら2年生の学習内容を確実にしたうえで、さらに「勉強って楽しい」と思える経験を重ねていくことが大切です。

 

それぞれの地域で実績のある進学塾には、学習面とともに地域の学校の情報や進路に関する相談、また受験に向けたモチベーションアップなど、受験準備の多くを任せることができます。
一方で、通塾手段の確保(自家用車での送迎や公共交通機関の利用)、夕食の用意(弁当の手作り、購入)、費用負担などをあらかじめ考えておく必要がありますし、2年生までの学習方法から変えることがお子さまの負担となる可能性もあります。小学生向けコースで「教材を読んで、自分のペースで一つひとつ理解していく」という進め方に慣れているお子さまは、塾の「スピードの速い授業を聞いて、その場で耳から理解する」という進め方に、戸惑うこともあるでしょう。

3年生から塾に通う予定がある教科についても、Z会の中学受験コースと併用することをおすすめしています。塾では大切な部分を聞き逃してしまうこともありますし、授業の進みが速くて、きちんと理解する前に次に進んでしまうこともあるもしれません。まずは、中学受験の基礎をしっかり身につけることが大切です。

なお、お子さまに合った学習スタイルは必ずしも固定のものではありません。保護者の方は、お子さまの成長とともに生じる変化に気を配り、効果的に学習を進めるためのよき相談相手になってあげてください。自宅学習か塾かは二者択一ではありません。実際には、お子さまの状況に応じて学習法を組み合わせ、使い分けや併用をしながら対策を進めるとよいでしょう。

 

受験勉強を進めるにあたっての保護者の方の大きな役割は、学習の計画とその進捗管理です。受験勉強はお子さまの状況によってやるべきことが異なりますが、その判断をお子さま自身で下すのは困難ですから、「何をいつやるのか」を保護者の方が決め、それを実行できるように導いてあげてください。「登校前の30分」「夕食後の1時間」など、取り組む時間帯もルール化し、学習習慣が確立できるまではできるだけ目の届くところで勉強させてあげられるとよいですね。

最後に、保護者の方に常に意識していただきたいのは、お子さまの「やる気の芽を伸ばす」ことです。とくに低学年のうちは、お子さまが自信をもって学習に取り組めるよう、小さな努力も十分に認め、ほめることを心がけてください。できなかったことを指摘するのではなく、できたところをほめる。それが、「勉強が楽しい」「次ももっとがんばろう」という好循環を生むのです。また、受験勉強が始まれば、成績や態度が思い通りにならず、お子さまに対してつい感情的に振るまってしまう場面があるかもしれません。そんなときも保護者の方はできるかぎり冷静にご自身を律し、お子さまが楽しく学び続けられることを最優先に考えてあげていただきたいと思います。
 

■「教科担任」による継続的な添削指導 
中学受験コースの3年生では、各教科ごとにひとりの指導者が年間を通して添削を担当します。ひとりの指導者が継続してお子さまの答案を見ることにより、お子さまの得意・苦手をふまえた添削指導や、次回につながる励まし・アドバイスなどの声かけを実現します。お子さまに寄り添った継続的な指導により、学習へのやる気を引き出し、次の答案提出を促すことで学習習慣の定着に結びつけます。

■迅速・丁寧な「質問・相談回答」
受験対策教材だからこそ、また通信教育だからこそ、教材の疑問点への対応は丁寧かつ迅速に行います。

■スムーズな「スケジュール管理」
Z会おすすめのモデルスケジュールを自動配信。予定に合わせてカスタマイズでき、自分でスケジュールを変更・調整することもできます。また、計画の進捗状況や遅れの調整もタブレットで管理可能です。

■学習習慣の定着を促進する「マンスリーチェック」
毎月、先月の学習を振り返り、今月の目標を報告し、アドバイスを得る機会を設けることで、学習をサポートします。また、学習アドバイザーが各教科の学習ポイントやよくある学習相談、保護者のサポート方法などの情報提供を行い、志望校合格に向けてしっかり受験指導します。

■おさま向けの「エブリTIMES 」と保護者の方向けの「受験サポート」による情報提供
お子さまには、学習をサポートする学習情報記事「エブリTIMES」をZ会小学生アプリに配信。模試の活用法、時事問題対策など、時期に応じて必要な学習情報をお伝えします。
保護者の方には、月2回「受験サポート」を「my Z」公式LINEアカウントに配信。学習のサポートの仕方や志望校の決め方、受験準備としていつ何をすべきかがわかる、きめ細かな情報をお届けします。

※「受験サポート」の記事の一部は、こちらからご覧いただけます。
※上記サービスは、中学受験コース・3年生「トータル指導プラン」でのご提供内容です。

 

 

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