後編となる今月号では、Z会が大切にする「書く力」や「教材開発のこだわり」、そしてタブレット学習の可能性について、さらに深く掘り下げていきます。
※本記事は、9月末に一部の方にお届けしたご案内に掲載した記事を再編集のうえ、再掲しています。ご案内には掲載していない内容もございますので、ぜひご覧ください。

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小学生向けコース代表者
鈴木 貴子(すずき たかこ)
株式会社Z会
通信教育事業本部
幼児・小学生事業部
事業部長
中学生向けコース代表者
祝部 憲孝(ほうり のりたか)
株式会社Z会
通信教育事業本部
中学生事業部
事業部長
──このほかに、小学生、中学生というそれぞれの学齢に合わせた学習を提供するために工夫されていることは何ですか?
鈴木 小学生向けコースの場合は、1カ月ごとの学習をきちんとやっていきましょうということを重視しているので、それ以外の追加の教材は基本的にはありませんが、中学生向けコースだと定期テスト用の教材が追加される点が違いですね。
祝部 そうですね。定期テスト対策や英検®対策など、カリキュラム学習だけでない目的の勉強が入るタイミングがあるので、これらに特化した教材を提供しているのは違いではありますね。
※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
──中学生向けコースでは、これまでの学び方と何か変化はありますか?
祝部 中学生向けコースでもタブレットを用いて学習します。現在小学生タブレットコースを受講中の方にとっては、使う道具は変わりませんので、画面を分割して、問題と解答欄を左右に表示するなど、既に慣れ親しんだ学習法かと思います。きっと、スムーズに中学生向けコースも使いこなせるかと考えています。さらに中学生向けコースでは、タブレット学習ならではの機能も搭載しており、わからない用語に関する、教材や教科を横断した関連事項へ素早くアクセスして理解を深められる機能「学び検索チエノワ」はZ会の独自機能です。今後は、この機能にとどまらず、タブレット学習だからこそ実現できる「学習の広がりと深さ」を追求し、本質的な学習をさらに深められるように教材開発を続けていきます。
──サービス提供の面で工夫している点はありますか?
祝部 小学生向けコースでは学習を習慣化することを重視しているという話がありましたが、中学生向けコースでも、まさに同じところをめざしていきたいと思っています。その時々の忙しさに応じて演習問題の分量を変えられる機能や、1年間で最もモチベーションが高い春先に、取り組み意欲を高めるイベントを学習アプリ内に設けたりして、学習の習慣化を促しています。また、一定のペースで学習を進めることが難しい場合にも、状況に応じて優先して学習する単元を選べるようオープンカリキュラム(中学3年分の全単元を公開し、受講者が任意で学ぶ単元を選択できる仕組み)にして、学習ペースを調整できるようにしています。
──では最後に、保護者の皆さまにメッセージをお願いします。
鈴木 中学生になると、勉強の進度も速くなりますし、学習内容も深くなっていきますが、小学生の間に家庭学習の習慣をつけていただければ、まったく怖いことではありません。一つ、残りの期間で取り組んでいただきたいことを挙げるとすると、お子さまが自ら問題を解き、間違ったところは解説を読んでその間違いの原因を確認する習慣をつけていただくことです。理科や数学など積み重ねが重要な教科はもちろん、どの教科も理解不足を解消して次に進むことが大切だからです。
祝部 教科書で学ぶ知識と知識の繋がりがわかって初めて、知識は活用することができます。その知識を活用する力を発揮する世界が、中学、高校、大学、その先へと進むにつれてどんどん広がっていきますし、具体的な世界から抽象的な世界へといった変化もあります。中学では、実社会との繋がりを感じる学びがどの教科にもあります。例えば、理科や社会、数学には日常で活用できる学びがありますし、英語も、外国の方とのコミュニケーションツールとして実践的な学びもしていきます。そうして世界が広がっていく学齢ですから、ぜひ教科書的な学習をするだけでなく、Z会の教材を使って知識を繋げて活用することや、教科書の少し先を行く学びを体験していただきたいと思います。私たちも、より深い学びができるよう教材を作っていきます。
鈴木 「解きごたえがある難しい問題だけどおもしろいな」と思ってもらえるように工夫を凝らしているところは、どちらのコースも共通するところだと思います。おもしろがって楽しく勉強する姿勢が身につくと、この先もさまざまなことを自ら勉強できる子どもになっていきますので、中学に進んでも、ぜひ「なんでもおもしろがる」姿勢で勉強していただけるといいなと思います。
──ありがとうございました。
小学生タブレットコースを受講中のみなさまは、小学校でのタブレット学習で、すでに新しい学びのスタイルに慣れ親しんでいらっしゃることと思います。
Z会の中学生コースは、その経験をさらに発展させ、「自ら問い、深く探究する学び」へと導きます。
中学の学習は、単なる知識の習得に留まらず、それを活用し、多角的に考察する力が求められます。
タブレット教材は、映像授業をはじめ、Z会独自の「学び検索チエノワ」機能を通じて、お子さまの「なぜ?」という疑問をすぐに解決し、さらに深い「知りたい」を引き出します。
また、記述問題や英作文の添削指導もタブレット上でスムーズに行え、プロの添削指導者からの具体的なアドバイスで表現力も磨かれます。
これまで培ったタブレット学習のスキルを活かし、中学ではより主体的に、そして深く学んでいくお子さまの姿を、Z会は全力で応援いたします。
Z会とともに、お子さまの知的好奇心をさらに広げ、充実した中学生活を送りましょう。
現在小学生タブレットコース6年生をご受講中の方には、12月上旬に中学生向けコースのご案内冊子をお送りいたします。
ぜひ内容をご確認ください。

次回の学習ナビは12月24日(水)更新です。
「中学生になるお子さまとの関わり方」をテーマにお伝えする予定です!
どうぞお楽しみに!