(1)夏休みの学習効率を最大化するために、今取り組むべき課題を見極めるでは、優先順位をつけ、夏休みに取り組むべき課題を見極める方法をご紹介しました。(2)「志望校に行きたい!」を原動力に、具体的な目標と計画を立てる(本ページ)では、合格後のポジティブな未来を具体的にイメージしながら、お子さまと「夏休みの目標」を共有し、「夏休みの学習計画表」を作成するポイントについてお伝えします。
※記事の内容は、「トータル指導プラン」をご受講いただいている方向けの内容になります。
(2)「志望校に行きたい!」を原動力に、具体的な目標と計画を立てる
1. 志望校合格後のイメージを具体的に描く
2. 「夏休みの目標」を親子で共有する
3. お子さまの主体性を伸ばす「学習計画表」を作る
(2)「志望校に行きたい!」を原動力に、具体的な目標と計画を立てる
夏休みに取り組むべき課題が明確になったら、次はその課題をこなすための「計画」と、それを実行し続けるための「目標」が必要です。また、お子さまの志望校に合格したいという強い気持ちにより、夏休みの学習の質は上がってきます。
1. 志望校合格後のイメージを具体的に描く
これからの志望校合格までの道のりは決して平坦ではありません。成績が伸び悩む苦しい時期が訪れるかもしれません。その壁を乗り越える原動力が、お子さま自身の「絶対に志望校に合格する」という強い気持ちになります。
夏休みには、ぜひお子さまと「どうしてその志望校に入学したいのか」について話し、「入学後に何をしたいか」「中学校生活でどんなことが楽しみか」など、憧れの学校に通う自分の姿を親子で具体的にイメージしてみましょう。受験の先にあるポジティブで楽しい未来を想像できるように導きながら、受験勉強に対するモチベーションを上げていきましょう。

2. 「夏休みの目標」を親子で共有する
合格へのイメージがもてたら、志望校合格をつかむために夏休みをどう過ごすとよいのかをお子さまと話し合っていきましょう。
(1)夏休みの学習効率を最大化するために、今取り組むべき課題を見極めるの【ステップ1】〜【ステップ3】で保護者の方が準備した「夏休みの課題リスト(課題の洗い出しと優先順位)」のリストをお子さまと共有し、具体的な目標を決めましょう。
- 長期的な目標(夏休み全体):作成した「夏休みの課題リスト」をもとに「算数の図形単元を完璧にする」など、夏休みが終わった時点での到達点を決めます。
- 短期的な目標(週単位・日単位):「毎日◯時間は勉強する」、「未提出の答案を提出する」など、長期目標を達成するために、直近の期間の目標を細かく設定し、その都度更新していきます。
高すぎる目標は禁物です。「それを達成するためには、まず何をすればいいか?」「夏休みはまずはどこまでを目標にするのか?」と、保護者の方が段階を追って整理してあげてください。お子さまと一緒に決めた目標は、紙に書いて机の前など、常に目につくところに掲示しておくことがモチベーション維持につながります。
3. お子さまの主体性を伸ばす「学習計画表」作成
目標が決まったら、1日、1週間、そして夏休み全体の具体的な計画を立てます。「計画をちゃんと実行できた!」という成功体験を重ねていくことも、学習計画を実行していくにあたっての大事なポイントになります。
- まず、夏休み中の毎日の生活リズムを確立する〜1日の過ごし方を決める〜
夏休みは、生活リズムが崩れがちです。まずは起床・就寝時間、食事、休憩、勉強時間などの基本となる生活リズムをしっかりと決めます。食事、入浴、睡眠、テレビやゲームなど、毎日行うことの時間は確保したうえで、必ず組み込むことができる時間枠を探し、学習時間を確保します。その際に、テレビやゲームなどの息抜きタイムをトータルで何分間までにするかなども、本人の納得感とともに決めるとよいでしょう。 - つぎに、具体的な学習を割りあてる〜1週間の過ごし方を考える〜
曜日ごとに「どの科目の、どの単元を、何時間やるか」を具体的にスケジュールに落とし込んでいきます。お子さまにとってわかりやすい計画であることが大切です。たとえば「◯◯を✕日で終わらせる」など、それを実行できたかどうかが、お子さま自身ではっきりわかる具体的な数字で設定をしていきましょう。 - お子さまの主体性を尊重した計画〜夏休みの計画を立てる〜
このとき、お子さまの話や希望を聞きながら一緒に夏休みの学習計画を立ててください。一緒に計画を立てることで、お子さま自身が主体的に考えることができるようになり、今後の学習の質が上がっていきます。計画がまとまってきたら、「学習計画表」に反映していきましょう。
※「学習計画表」は、ご自身の使い勝手がいいものを選んで作成してください。大きめのカレンダーに直接書き込むするかたちでもいいですし、手帳やノートに記載するかたちでも大丈夫です。 - ゆとりとメリハリのあるスケジュールで〜立てた夏休みの計画を確認する〜
計画が予定通りに進まないこともあるので、ゆとりのある計画を立てましょう。あらかじめ休憩時間を予定に組み込んでおくことで学習効率が高まります。また、途中で予定がくずれても取り戻しやすいように、 「予備日」をあらかじめつくっておく のもポイントです。お子さまの学習の進み具合を見て、柔軟に調整しながら学習を進めていきましょう。
また、毎日の学習が計画通りにできたかがわかりやすいように「学習計画表」に、 達成できた学習内容に線をひいたり色を塗ったりすると、可視化でき、学習のモチベーションも上がるのではないかと思います。
できていることにも目を向け、親子で乗り切る夏に
夏休みの学習計画は、どうしても「できない部分」や「進んでいない部分」ばかりに目が行ってしまいがちですが、毎日の学習の中で必ず「できていること」「伸びていること」があるはずです。保護者の方からのポジティブな声かけは、お子さまの自信と学習意欲を高めてくれます。ここまでお子さまが積み重ねてきた努力にしっかりと目を向け、日々がんばっている姿を認めてあげてください。
《お子さまに寄り添い、見守る声かけの例》
・努力の過程を具体的にほめる 例:「まちがえた問題を、もう一回解き直したんだね。確実に理解しようと努力しているよね」など。
・変化の様子をフィードバックとして伝える 例:「前に比べると、計算問題を解くスピードが早くなったね。毎日がんばった成果だね」など。
・お子さまに安心感を与える承認の声かけ 例:「今日はここまでできたね。難しい問題もがんばって解いたね。少しずつだけど志望校合格に近づいていると思うよ」(成果に関わらず、がんばる姿勢を承認)など。
夏休み以降に、意識したいこと
6年生の後半は、入試本番を見すえた準備を意識し始める時期です。今後、6年生は下記の図のようなスケジュールで進んでいきます(「受験本番まで1年!スタートダッシュを決める」でご紹介した図になります。図をタップして、拡大してご覧ください)。7月までにやるべきことができているかどうかにも気を配りながら、お子さまと一緒に今後のスケジュールを調整することをおすすめします。
お子さまに記入していただく夏休み以降の「目標シート」 をご用意しました。年末までの目標を整理し、志望校合格に向けた学習に取り組む際の意識づけとなれば幸いです。ぜひダウンロードして、ご活用ください。
「目標シート」(PDF:116KB)
夏以降の学校別対策には「専科」がおすすめ!
8月号からの合格力完成期では、志望校に応じた対策をプラスしていく必要があります。Z会中学受験コースの「専科」講座は、対象校の入試出題傾向を徹底分析した教材です。本科の『エブリスタディ アドバンスト』と上手に組み合わせることで、より実戦的な学習を進められます。
また、最難関中学入試の頻出分野を得点源にする「頻出分野別演習」に加え、7月からは、筑波大附属駒場・開成・桜蔭・灘・甲陽学院・神戸女学院の6校の入試に特化した対策講座「志望校別予想演習」が開講しました。中学受験コースの「専科」講座について、くわしくはこちらをご覧ください。
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次回の「今月の受験サポート」は7月23日(木)更新予定です。
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