【中学受験】志望校・受験校を整理しよう

5年生後半には、合格判定のある模試が始まります。5年生の段階では、受験日程にとらわれずに複数の学校を登録できる模試がほとんどですので、幅広い視点で学校を登録してみましょう。
気になる学校があれば、学校説明会などにもぜひ参加をしてみてください。そして、各学校の印象や、合格判定のある模試を参考に、必要に応じて志望校・受験校の見直し・整理をしてみましょう。

 

志望校・受験校を整理する

これまでに何校かの中学校に足を運んだ方は、学校ごとにさまざまな教育がなされ、校風に違いがあることを感じたのではないでしょうか。これからは多くの学校のなかから、実際の受験校を決めていかなければなりません。「受験準備に役立つツール」には、学校訪問の内容や印象などをまとめておくツールをいくつかご用意しておりますので、その中の「学校訪問シート」を使って、これまでに訪れた学校の印象をまとめておきましょう。

「学校訪問シート」での評価をもとに、次は「志望校選定シート」を使って、志望校の見直しを行っていきます。

 

「学校訪問シート」に各校の印象をまとめたら、「志望校選定シート」を使って、志望校・受験校の整理をしていきます。まだ第一志望校が確定していないご家庭は、このシートを参考にしながら、焦らず、じっくりと検討していきましょう。
この表には、「学校訪問シート」にまとめた学校のうち、「通う可能性がある」と感じた学校を書き込んでみてください。ここに並んだ学校を見ることで、保護者の方、お子さまそれぞれの学校選びのポイントが明らかになったり、この表に書きこんで、ほかの学校と比較してみることで、その学校に対するプラス・マイナスそれぞれの評価が見えてきたり、ということもあるでしょう。
「志望校選定シート」には偏差値記入欄も設けています。偏差値を意識することで、おのずと今後目標にする「第一志望校」までの距離を意識することにもなります。

5年生のこの時期に第一志望校と決めた学校は、今後頻繁に変更しないことをおすすめします。「〇〇中学校を目指して頑張ろう!」「絶対に〇〇中学校に合格する!」というお子さまのモチベーションの源となる大切な第一志望校ですから、時間をかけてじっくり考えていきましょう。

 

ある程度受験校の候補がかたまったら、「受験シミュレーションシート」を使って実際の入試のシミュレーションをしてみるのもよいでしょう。これは、本来6年生が使用するシートですが、5年生のみなさまもぜひご活用いただき、受験日程を組む練習をしてみてください。
実際の入試では、気に入った学校のすべてを受験できるとは限りません。検討した多くの受験候補校の中から、実際に出願する学校を厳選していくことになります。今の時期は入試日程を気にせず、行きたい学校だけを選ぶことが大切ですが、将来的にこのような作業が必要になることを心に留めておくとよいでしょう。

次回の「受験サポート」は11月27日(木)更新予定です。

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