中1ギャップの対策が必要な理由
「小学生目線」で考えると、中学からの変化は大きい
学習面での小学校と中学校の違いをまとめると、以下のようになります。
保護者にとっては当たり前の変化のように思えるかもしれません。ただ、まだ小学校しか経験していない子どもの目線で考えてみると、この変化は大きなもの。実際、戸惑いから、中学校の学習に「すぐに慣れることができない」というケースも多くあります。
ただなんとなく中学生になるのではなく、小6のうちにどれだけ準備ができているかが「伸びる」と「つまずく」の差を分けます。
教科学習はこう変わる
小学校と中学校での教科学習の変化について、Z会の教科担当者が解説します。
【国語】抽象的な内容も読んで理解する力が求められる
小学校では、例えば説明文では身近な生活や自然など、具体的な内容の文章が多く取り上げられます。これに対して中学校の論説文では、社会に関わる事柄や文化や言語など、抽象的な内容のものも登場します。物事を論理的に、筋道を立てて考えることに重点が置かれるようになります。
【算数】公式の「算数」、考え方の「数学」
小学校の算数では、公式を知ってそれに数を当てはめて正確に計算することが大切。ところが数学では、テストで答えに至る過程を書かせる問題が出題されるようになり、「考え方」が大切になります。つまり、算数から数学への変化とは、計算力から思考力が問われるようになる変化だと言えます。
【英語】表現の幅が広がる「文法」の理解が必要に
小学校では、基本的な表現を使って自分や身のまわりのことを「聞く」「話す」ことで英語に慣れ親しんできました。中学では英語の基本的な形やルール(=文法)について学びます。文法を理解することで、学んだことを応用することができ、表現の幅が広がります。
先輩保護者も、多くの方が
中学準備の必要性を実感。
中学準備はやっておいた方がよい。
やってよかった!
中学は授業の進度が速くなるので、苦手がない状態で授業を受けないとついていけなくなっていたと思います。(H.A様)
やっておけばよかった…
理科、社会の復習。やっている子との間で大きな差がついてしまいました。(ギンヤンマ様)
やってよかった!
中学範囲の先取り以上に、単に点数を上げるためではない勉強方法や問題に対する考え方を身につけ、習慣づけたことが大きかったと思います。(S.O様)
やっておけばよかった…
英語で、小学校で習う単語は聞いて意味はわかっているようでしたが、読めたり書けたりはしなかったので、そこを練習しておけば良かったです。(YUNAFL様)
中1から高校受験を意識した学習をすることが、より高い目標につながる
早めに学習を軌道に乗せることは、高校受験を考える上でも大切です。中学に入学する前から、もう高校受験のことを考え始めなければならないの?と思うかもしれませんが、高校入試の「学力検査」では、中1・中2の範囲から6〜7割が出題されます。また、高校入試の合否を左右する「内申点」には、中1からの成績が加算される地域もあります。これから始まる中学での学習を着実に積み上げていくことによって、中3(受験生)になったときのスタート地点が大きく違ってきます。
加えて、どのような問題が出題されても対応できるような力をつけるためにも「基礎固め」がとても重要。つまり、中1・中2をどう過ごすかによって大きな差が生まれ「受験勉強のハードさ」が変わってきます。だからこそ、中学入学前の今から、中学3年間の学習イメージをもっておくことが必要なのです。
学習の中1ギャップの攻略法
それでは、学習の中1ギャップを乗り越えるためには、どのような準備が必要なのでしょうか。Z会では、以下の2つが重要だと考えています。
①「中学ならではの考え方」を身につけておく
ギャップ攻略のためにやるべきことの最初の1つは、中学式の「考え方」を身につけること。教科担当者からの解説にもあったように、小学校と中学校では、問題を解くのに必要な「考え方」が異なります。同じ教科の同じような問題であっても、小学校と中学校では解答のために必要な考え方が異なる場合があります。中学で伸びていけるようにするには、たとえ得意教科でも、中学で必要な考え方を身につけなくてはなりません。
②「小学校範囲の総復習」を効率的に行う
ギャップ攻略のためにやるべきことの2つめ。それは、 中学の学習の前提となる小学校の学習内容について、 ヌケモレがないようにすることです。こう書くと当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、文字通りの「総」復習 をしようとしてしまうと、あまりに ハードルが高いものです。大切なのは、 小学校の既習範囲の中で、中学校につながる重要な分野だけを厳選して復習すること、そして、 中学校にあがっても通用する「学び方」を習得すること。これが「効率的な総復習」のカギになります。
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