志望校・受験校がしぼられてきたら、次は「志望校合格判定」を目的とした模擬試験を受験されることをおすすめします。合格判定模試を受験すると、登録した志望校の合格判定がされ、現在のお子さまの学力と学校との距離を測ることができます。
今回は志望校合格に向けて、どのように模試を活用するかを、志望校・受験校を選ぶ観点からお伝えします。
模試の合否判定を活用する
判定をする学校は複数・幅広く用意
小学生向けの大手模試では、合格判定をする学校の登録はおもに保護者の方が行います。登録方法は
・各模試の主催団体のマイページから登録
・志望校登録票を試験の申し込み時に提出
など、模試により異なります。登録方法と合わせて登録できる学校数を確認し、これまで検討してきたなかからできるだけ多くの学校を登録するようにしましょう。
登録する学校を考える際には、難易度的に幅をもたせておくことをおすすめします。模試には、行きたい学校との距離を測る以外に、「チャレンジ校」「安全校」などをしぼりこんでいく目的もあるからです。
試験日を意識した志望校選びを
同じ都道府県で同じような難易度の学校は、入試日も同じことが多く、どの学校を受験するかお悩みの方もいらっしゃることでしょう。同一日程で迷っている複数の学校をあえて両方登録することで、検討する材料を集めることができます。
また公開模試を主催している団体の多くは、予想偏差値などを軸に学校ごとの難易度を一覧表にしたものを作成していますので、必要に応じて利用するとよいでしょう。
模試に向けた勉強
志望校の合格判定を目的とした模試は、ほとんどの場合、試験範囲が定められていません。3・4年生で学習した内容が出題されることもありますので、模試が近づいてきたら、ある程度「模試のための勉強」をしておくことをおすすめします。テキストを読み返し、忘れているところを取り組み直したり、これまでの実力テストの問題を解き直したりするとよいでしょう。
次回の「受験サポート」は12月11日(木)更新予定です。