新学年の教材をお届けする時期となりました。5年生からは、学習量も増え、学習内容も難しくなります。そこで、スムーズに5年生の学習につなげるためのポイントをご紹介します。
※今回の記事でご紹介している5年生の学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。
1. 本格的な受験勉強がスタート
Z会の中学受験コースに限らず、中学受験においては、3・4年生で基礎固めをし、5年生から本格的な受験勉強がスタートします。Z会の中学受験コースでも、これまでに身につけた知識を組み合わせて解くような問題が多くなり、実際の入試に直結する学習になっていきます。
5年生の教材は、4年生にくらべて学習量がアップします。
- 月例テスト
- 4年生 算数・国語は月2回、理科・社会は月1回
5年生 4教科とも月2回 - 1日あたりの学習時間(※1)
- 4年生 1日あたり約55分
5年生(4月-1月)(※2) 1日あたり約105分
(※1)1日あたりの学習時間は、4教科受講し、1カ月分を25日間で取り組んだ場合の平均です。授業映像の視聴時間は含みません。
(※2)5年生の4月から、国語・算数の「要点・練習問題」が月10回になります。2・3月は、受験勉強が本格化する5年生へのスムーズな接続を考慮し、「要点・練習問題」が8回となります。理科・社会の「要点・練習問題」は、2月から月6回です。
お子さまによっては、「今まで通りにZ会に取り組んでいるつもりなのに、4年生の時よりもだいぶ時間がかかるようになった。大丈夫かな?」と不安に感じてしまうこともあるかもしれません。そういった場合には、「4年生よりも、教材の難度が上がり、学習量も増えているのだから、今までより時間がかかって当然」ということをお伝えいただき、5年生の学習時間に慣れることができるようにサポートしてあげてください。
とはいえ、完璧を求める必要はありません。まずは、基本事項を定着させることを優先して学習を進めてください。Z会は、1度学習したことにその後何度も取り組むカリキュラムになっていますので、ゴールを見据えて、段階を踏んで学習していけばだいじょうぶです。
2. 時間を有効に使うことが重要
4年生から5年生になるにあたり、学習量が大幅に増えるので、5年生からの学習では時間を有効に使うことが重要です。
1カ月の学習サイクルは、保護者向けサイト「my Z(マイゼット)」から確認ができます。
「my Z」にログイン後
[お手続き・お問い合わせはこちらから]→[ご受講ガイド]→[幼児・小学生向けコース]→[2025年度ご受講ガイド]→[2.学習開始前にご確認ください]→[中学受験コース3・4・5・6年生]→[学習ガイド]→[本科 カリキュラム履修期 学習サイクル]
からご確認ください。
ひとつの問題に時間をかけすぎない
ひとつの問題を、粘り強く考えることも大切です。しかし、あまり時間をかけ過ぎてしまうと、ほかにやらなければいけないことができなくなってしまいます。お子さまの手が止まっているようでしたら、その問題は後回しにしたり、先に解説を読んだりするようアドバイスをお願いします。 また、復習についても同様です。時間をかけてできるようになったとしても、理解していなければ、まったく同じ問題しか解けません。まちがえた問題やわからなかった問題は、長期休暇などの時間があるときに再度チャレンジするとよいでしょう。
すきま時間を有効に利用する
5年生の学習をこなすには、4年生までの学習時間のままでは足りません。そこで、学習時間を増やす必要があります。『毎日練習ブック』など、短時間で取り組めることは、朝少し早く起きてから朝食までの時間、学校から帰ってきてから夕食までの時間などの、すきま時間を有効に使うとよいでしょう。
3.わからない問題をそのままにしない
5年生の学習では難度の高い問題が増え、わからない問題が多くなるかもしれません。わからない問題をそのままにしてしまうと、その後の学習でもつまずいてしまうため、わからない問題に出合ったらその場で理解するようにしましょう。Z会では、5分10分考えてもわからない問題は、「答えと考え方」を読んで勉強することをおすすめしています。「答えと考え方」を読んで理解できたら、すぐ後に何も見ずに解いてみて、本当に理解できたかを確認するようにするとよいでしょう。「答えと考え方」まで読んでもわからないときは、その単元の「要点」や「授業映像」を見直してみましょう。
次回の「今月の受験サポート」は2月13日(木)更新予定です。