依頼の表現というと、「please」をつけた命令文の形を一番に思い浮かべる人が多いかもしれません。
Please help me finish this report.
(このレポートを完成させるのを手伝ってください。)
(このレポートを完成させるのを手伝ってください。)
もちろん英語としては正しいのですが、「please」をつけても人に指示をするための命令文なので丁寧な依頼表現とは言えないのです。
カジュアルな依頼の場合
依頼をする際よく用いられるのは、助動詞を用いた疑問文です。
Can you help me finish this report?
(このレポートを完成させるのを手伝ってもらえますか。)
(このレポートを完成させるのを手伝ってもらえますか。)
Will you help me move this cabinet?
(このキャビネットを動かすのを手伝ってもらえますか。)
(このキャビネットを動かすのを手伝ってもらえますか。)
ビジネスシーンや標準的な依頼表現
「can」や「will」を過去形にすると丁寧さが増します。
Could you tell us a little more about this product’s features?
(この商品の特長についてもう少し教えていただけますか。)
(この商品の特長についてもう少し教えていただけますか。)
Would you please change the color of the image?
(その画像の色を変えていただけますか。)
(その画像の色を変えていただけますか。)
この過去形は「仮定法」という用法で、遠慮がちなニュアンスを伝えることができ、結果的に控えめで丁寧な表現となります。
依頼をする際は、相手との関係性やお願いしたい内容の負荷に応じて表現を使い分けることがコツです。
なお、
・Can you …? / Will you …?
・Could you …? / Would you …?
の使い分けについて、こちらの記事で動画付きで詳しく解説しています。ぜひご確認ください。
ビジネス英語力が身につくZ会の講座案内
Z会では、英語を使って活躍したい方を対象に、ビジネスシーンごとに学べる「Asteria for Business」とTOEIC®対策ができる「Adaptie」の2つのオンライン講座をご用意。しっかり学習できる講座で英語力アップを目指しませんか。
大人の方の英語学習情報サイト
Z会キャリアアップコースでは、大人の方の英語力UPに役立つ情報を発信しています。
LINE公式アカウント
〈Z会の通信教育〉LINE公式アカウントでは、大人の方の英語学習に役立つ記事を配信しています。
総合的な英語力向上やTOEIC®テスト対策に関する情報をお届けします。
掲載記事の無断転載、転用、編集はご遠慮ください。TOEIC is a registered trademark of ETS. This publication is not endorsed or approved by ETS.