「依頼表現」丁寧な依頼に please はNG?

依頼の表現というと、「please」をつけた命令文の形を一番に思い浮かべる人が多いかもしれません。

Please help me finish this report.
(このレポートを完成させるのを手伝ってください。)

もちろん英語としては正しいのですが、「please」をつけても人に指示をするための命令文なので丁寧な依頼表現とは言えないのです。


カジュアルな依頼の場合

依頼をする際よく用いられるのは、助動詞を用いた疑問文です。

Can you help me finish this report?
(このレポートを完成させるのを手伝ってもらえますか。)
Will you help me move this cabinet?
(このキャビネットを動かすのを手伝ってもらえますか。)

ビジネスシーンや標準的な依頼表現

「can」や「will」を過去形にすると丁寧さが増します。

Could you tell us a little more about this product’s features?
(この商品の特長についてもう少し教えていただけますか。)
Would you please change the color of the image?
(その画像の色を変えていただけますか。)

この過去形は「仮定法」という用法で、遠慮がちなニュアンスを伝えることができ、結果的に控えめで丁寧な表現となります。

依頼をする際は、相手との関係性お願いしたい内容の負荷に応じて表現を使い分けることがコツです。

なお、

Can you …? / Will you …?

Could you …? / Would you …? 

の使い分けについて、こちらの記事で動画付きで詳しく解説しています。ぜひご確認ください。

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