心に響く名言で英文法を学ぶ新発想の文法書
『名言英文法』が、3月中旬に発売となります!
https://www.zkai.co.jp/ca/english/grammar/
本日のブログでは、本書の企画背景や開発の裏話を通して、
本書の魅力やそこに込めた思いをお伝えしたいと思います。
「勉強の本」がどれだけ人の心を惹きつけられるか
英語に限らず何かを学ぶ上では、
何を・どのくらい・どのように勉強するかも大切ですが、
「いかに興味を持って学ぶか」がとても大切だと感じています。
「英語ができるようになりたい」と思い立ったとしても、
限られた時間の中で、家事や仕事で忙しい、
空いた時間はドラマも見たい、ゲームもしたい、友達にも会いたい…
日々勉強を続けるのはなかなかハードルの高いことです。
私たちの作る「勉強の本」が、1日24時間しかない生活の中で
どれだけその人の心を惹きつけられるか。
そこからどれだけの学びを得てもらえるか。
その一つの手段として、
「心に響く名言」をキーにした書籍が作れないかというところから、企画がスタートしました。
人生を豊かにする名言が満載!
通常、参考書の例文は書き下ろしがほとんどですが、本書で例文として取り上げている名言は、
人生をかけて何かに取り組んだ人たちの言葉です。
そこには仕事に活きる気づきや、人生に前向きになれるヒントがたくさん詰まっています。
例えば、私が本書を編集していて元気をもらった名言はこちらです。
If you’re not failing every now and again, it’s a sign you’re not doing anything very innovative.
もし時々失敗することもないというのであれば、それはあなたが、あまり革新的なことをしていない証拠だ。
Woody Allen 1935- アメリカの映画監督、俳優
every now and again:時々、たまに
innovative:(形)革新的な
仕事をする中で「もっとこうすればよかった」と落ち込むこともありますが、
それもチャレンジしたからこそ! と前向きに捉えることができました。
「難しい」と思われがちな文法学習ですが、
お気に入りの名言を見つけながら、楽しく学んでいただけたらと考えています。
読み上げ音声付きで、耳でも楽しめる!
名言の読み上げ音声は、特設サイトから
無料でダウンロードおよびストリーミング再生が可能です。
名言の中には、独特のリズムがあったり、韻を踏んでいたりするものも多くあります。
▼例えばこちら▼
You can’t change the fruit without changing the root.
根本を変えずして、その成果を変えることはできない。
Stephen R. Covey 1932-2012 著述家、経営コンサルタント
fruit [frúːt] と root [rúːt] が韻を踏んでいます。
実はこのことに、音声収録の際に初めて気がつきました!
紙の上で読んでいるときは気づかなかったのです。
皆さんも、読み上げ音声をご利用いただき、
目で読むだけでは気づきにくい面白さを、ぜひ耳でも味わってください!
教養が深まる・視野が広がるコラムも!
また、教養も本書の1つのキーワードです。
コラムでは、今心に留めておきたい名言を残した15名の生き様にクローズアップしました。
▼特設サイトで一覧を見る
https://www.zkai.co.jp/ca/english/grammar/
アメリカの歴史や社会問題、
世界で広がりを見せる人権運動、
ジャーナリズムや政治哲学、文学、アートまで、
15名の人物を通してさまざまな事柄を掘り下げました。
英文法を学びながら、
世界のさまざまな出来事や分野に興味を持ち、
教養を深めるきっかけになればという思いを込めています。
本書に名言を掲載しているすべての人物について、詳しい紹介を掲載することはできませんでしたが、
どんなことをした人なのか、ぜひインターネットで調べてみてください。
きっと新たな発見やインスピレーションが得られるはずです。
最後に
本書は、中高6年間で学ぶ文法事項を一通り扱っているため、
しばらく英語から離れて忘れてしまった大人の方はもちろん、
現役の学生の方も、英文法の要点を押さえるのにご活用いただけます。
3月15日より順次、全国の書店および通販サイトでお求めいただけます。
まずは、特設サイトでぜひ詳細をご覧ください!
https://www.zkai.co.jp/ca/english/grammar/
ここからは余談ですが、
Z会で教材制作に携わる人間に共通することとして、
「1問から少しでも多くの学びを」というマインドがあると感じます。
私は社会人向けの英語教材を担当していますが、
中高校生向けの数学や理科、社会の教材編集者と話していても、
「この1問を解けば、〇〇も△△も身につく」と、こだわりを持って問題を作っていることが伝わってきます。
本書は問題集ではなく参考書ですが、同じように
この1冊から皆さんの学びが広がっていってほしいと願っています。
本書が1人でも多くの方の英語力向上に役立つと同時に、
これまで知らなかった新たな世界に触れるきっかけになりますように。