Z会 イマドキ中学受験情報【3】
中学受験合格のための5つの基本!~初心者から最難関校志望者まで必見~

更新日:2021年4月30日
執筆:中学受験コース学習アドバイザー・S

Z会 イマドキ中学受験情報【3】中学受験合格のための5つの基本!~初心者から最難関校志望者まで必見~
私立中高一貫校には、教育理念に基づく校風や教育内容、大学合格実績、施設をはじめ、学習環境、制服、クラブ活動などにさまざまな違いがあり、その違いが各学校の個性・魅力を形づくっています。
では、お子さまの可能性を十分に引き出せる魅力ある学校に入学するためにはどうしたらよいのでしょうか。今回は中学受験ビギナー向けに、受験勉強や学校選びなど、中学受験の基本について解説します。

 

中学受験は親子の入試

中学受験は親子の入試

中学受験は、親子二人三脚で挑む「親子の入試」です。高校受験や大学受験は、学校選びも受験勉強の進め方もお子さま主体で進められるというご家庭がほとんどだと思われますが、中学受験では、学校選びも受験勉強の進め方も、親子で一緒に考え進めていきます。中学受験に臨むうえで保護者の方に期待される役割としては、お子さまの時間管理や学校説明会などでの学校情報収集、入試の各種手続きなどがあります。学習内容を直接教えるということよりも、受験勉強の進め方の決定や変更・修正に積極的にかかわっていただくことになります。

また、中学受験では、親子の距離感も重要です。保護者の方が細かいところまで指示を出しすぎるのもよくありませんが、お子さまに任せきりというのもいただけません。適度な距離感を保ちながら、志望校合格に向けて親子で協力してがんばれる環境作りをしていくことが大切です。

 

 

中学入試の受験勉強とは

中学入試の受験勉強とは

中学入試に出題範囲はありません。ゆえに、文部科学省の小学校指導要領以外のことが出題されることもありますが、あくまで小学校で勉強した内容をベースに思考力が問われる問題(例:算数の植木算、旅人算、ニュートン算などの特殊算)が出題されるとご理解ください。思考力を身につけるトレーニングには十分取り組むようにしましょう。

しかし、むやみに焦る必要はありません。低学年のうちは学校の学習をしっかり身につけ、少し難しめの市販の問題集に取り組めば十分です。3・4年生くらいになると通塾を視野にいれられる方も増えると思いますが、通信教育や市販の問題集など学習方法はいくつかありますので、お子さまにあった学習方法を選びましょう。

また、受験勉強では、難しくてなかなか解けないレベルの問題に数多く取り組みます。全部できなくてもそれは当たり前のことですので、基本的なところをしっかりと身につけることに比重を置いて、学習を進めるようにしてください。
 

 

 

中学受験までの学習の流れ

中学受験までの学習の流れ

実際の入試では3・4年生の学習内容がそのまま出題されることはほとんどありません。3・4年生の学習は本格的な受験勉強に向けての土台作り(基礎固め)がメインになります。(※)

一方、5・6年生の学習内容は入試で出題される可能性があります。6年生では、夏までにカリキュラム学習を修了し、9月から総合演習、学校別演習、過去問演習に取り組むのが一般的です。過去問演習については「早めに始めたい」という方がいらっしゃいますが、カリキュラム学習が修了する前に過去問演習をしても高い効果は期待できませんので、おすすめはしません。

小学生にとって受験勉強はハイレベルな取り組みです。モチベーションを維持できるよう、5年生のうちに第一志望校を決め、目標をもって学習に取り組めるようにしましょう。

※社会に関しては、多くの塾などで、4年生で地理、5年生で歴史、6年生で公民というカリキュラムを採用しています。この場合、4年生の社会の地理から出題される可能性はあるので注意が必要です。

 

中学受験の学校選び

中学受験の学校選び

私学といっても、「男子校」、「女子校」、「共学校」のほか、「系列大学にエスカレーターで進学できる付属校」、「大学進学には大学受験を必要とする進学校」という卒業後の進路の違い、「カトリック」、「プロテスタント」、「仏教」といった宗教色のあるなしなど、教育理念、教育環境、校風などにさまざまな違いや特徴があります。志望校を選ぶ際は、「偏差値」にとらわれ過ぎないように注意し、さまざまな観点から多角的に「その学校がお子さまに合っているかどうか」を検討するようにしてください。

そのためにはできる限り学校の情報を集めることが重要です。現在、新型感染症対策のため対面での学校説明会はあまり行われていませんが、再開されましたら足を運ばれることをオススメします。学校説明会では、実際にわが子がこの学校に通うことになったらどうだろう?と想像を巡らせながら、説明を聞くのがよいでしょう。文化祭や体育祭などでは在校生の素顔を見ることができますので、お子さまといっしょに見学してみましょう。

また、第一志望を選ぶときは、「お子さまの行きたい学校」という点を重視したうえで、現在の成績にプラス10ポイントくらいの偏差値の学校を選ぶとよいでしょう。現在の成績と同じくらいのところの学校を選ぶと、それ以上成績が伸びなくなってしまうこともあるからです。低学年のお子さまはこれから成績がどのように推移するかを想像するのは難しいので、偏差値は気にせず、レベルの高い学校を志望校にしてよいと思います。

学校選びのなかで親と子の意見が食い違ったときは、まずはお子さまの意見を尊重しましょう。そのうえで、丁寧に親子の会話(話し合い)を重ねて、双方で納得した状態で最終的な判断をするようにしましょう。

 

 

中学受験は複数校受験が基本

第一志望だけを受験するわけではありません

中学受験で第一志望1校だけを受験して終わりというのは、まれです。多くのご家庭では、第一志望入試当日に学力や体調のピークをもっていけるよう受験計画を立て(例:第一志望入試に落ち着いて臨めるように早めに一つ合格を得られるよう計画を立てる)、複数校に出願します。出願校数については地域の事情によって異なりますが、関東だと1月入試で3校程度、2月入試で3~4校程度出願する方が多いようです。

最近の中学入試では、試験が午後に設定された「午後入試」や、入試科目が1教科だけという「1教科入試」もありますので上手に活用したいものです。またここ数年、受験日・受験する時間帯が同じ二つの中学校にダブルで出願する「ダブル出願」を行い、お子さまの受験状況に応じて、どちらの学校を受験するか直前に決めるというご家庭も増えています。このように、受験方法やプランにもさまざまなものがありますので、学校情報の収集と合わせて、入試情報の収集も進めておくとよいでしょう。

中学受験は長丁場のように思えますが、時間はあっという間に流れていきます。満足のいく中学受験となるよう、親子二人三脚で、今からやれる準備はどんどん進めていくようにしましょう。
 
 


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難関国私立中学受験をお考えの方に 中学受験コース3~6年生
 

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最難関中学受験をお考えの方に [Z会×エクタス]最難関中学受験プレミアム講座4~6年生 

 


 

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