小学生のお子さまの英語学習を検討されている方や既に始められている方も、「小学生が英語を学ぶこと」について今一度考えてみませんか?
小学生が英語を学ぶメリットのほかに、英語学習で大切にしたいポイントについても紹介します。
人気の習い事「英語(英会話)」
水泳・ピアノ・英語(英会話)は特に人気がある習い事で、近頃はプログラミングの人気が高まりつつあると言われていますが、水泳・ピアノ・英語(英会話)は依然として高い人気を維持しています。
Z会が実施したアンケート※でも、水泳・ピアノ・英語(英会話)の合計が全体の50%を超えており、この3つの人気の高さがうかがえます。
学習指導要領のもと2020年度から小学校でも英語が始まったことで、英語学習への興味関心はさらに高まり、英語(英会話)の習い事の人気は今後も続くと予想されます。
※2019年~2021年に私立(国立・公立)中高一貫校を受験したZ会員の保護者を対象に2021年12月に実施した「中学受験に関するアンケート」より。
小学校の英語必修化がよく分かる!
3・4年生「外国語活動」と5・6年生「教科」の違いや、英語必修化のその後に起こった変化など、英語必修化にまつわる疑問を解説。
小学生で英語を学ぶメリット
早いうちから英語に取り組ませたほうが良いのかな…とお悩みの方もいるのではないでしょうか。
そこで、小学生のうちに英語を学ぶメリットについてご紹介します。
英語に慣れ親しむことで、今後の学習にスムーズに繋がる
早い段階で英語に慣れ親しむことで、中学以降で始まる英語学習に抵抗なく取り組める効果が期待できます。
2020年度の学習指導要領改訂で、小学3年生からは「外国語活動」・小学5年生からは「教科」として英語の授業を行っていますが、これも「教科の前に活動を経験しておくことが学習するうえで有効である」と分かったからです。英語を「教科」として学び始める前に英語に親しむ体験を重ねることで、中学校以降の学習にスムーズに繋がり、学習がより豊かになると考えられています。
正しい音を認識できる
早い段階から英語の音に触れることで、英語の音を正確に認識できるようになると言われています。
例えば、大人には聞き分けが難しいとされる”L・R”の音の違いも、お子さまの耳は聞き分けることができるとされています。
また、音を正確に認識できると、その音を繰り返し真似することによって正確な発音が身につきやすくもなります。
異文化への興味が育まれる
英語という外国語を通じて、日本とは異なる文化に触れることになります。
多様性が重要視されている昨今、早い段階から異文化への興味を育むことで、異文化・多様性への理解に繋がります。
小学生の英語学習で
大切にしたい目標
小学生の英語学習では、どんなことを目標にすればよいのでしょうか。
英語を活用できるための「素地」を作る
小学生の段階では、将来、英語をコミュニケーションのツールとして活用できるようになるための素地作りを目標にしましょう。
素地は、将来必要な場面で自分が伝えたいことを自分の言葉で表現したり、他者とコミュニケーションできるようになるための下支えとなる力のことです。
具体的には、「英語を理解して聞く力」「表現する力」などです。
そして、素地作りのためには以下の3つがポイントとなります。
特に3つ目は、日本語にはない英語の音を自分のものにできるように、耳がよく英語の音を聞き分けられると言われる小学生の時期に行いましょう。
・英語への興味関心を継続して持ち続けること
・英語で何かを表現して伝えることができた、という経験をたくさん積むこと
・英語の音をたくさん聞き、繰り返し声に出す練習を行うこと
英単語も「音を聞く」学習を中心に!
小学校で扱う英単語の数や頻出の英単語、おすすめの学習法など英単語にまつわる疑問を解説。
Z会英語が大切にしていること
Z会が考える英語学習において特に大切なことをまとめました。各要素は、実際にZ会の英語教材にも反映されています。
継続して学習すること
英語学習で大切なことは「継続して学習すること」と考えています。日本で生活していると、自然と日常的に英語に触れることができる機会は残念ながらあまりありません。短時間で十分ですので、日々意識して英語に触れることができる時間を作るといいでしょう。
Z会では、
定期的に英語に触れられる月に4~7回分※の教材構成にくわえて、一度学習した表現も単語や文の長さを変えて繰り返し取り組む「スパイラル学習」を取り入れています。
※小学3~6年生の場合
身近で興味のある題材で学習すること
英語の学習を長く続けていくためには、自分の好きなことや興味があることを足がかりとするのが有効です。やりなさいと言われて取り組むよりも、自発的に取り組めるほうが、継続性だけでなく学習効果も期待できます。
Z会では、
小学生の生活に基づいた場面をもとに英語に触れていきます。英語を学習するための場面ではなく,英語を話す必然性がある場面を教材内に用意しています。
英語の語彙のレベルが適度に調整されたものであること
教材の設定が小学生の発達段階に合わせた内容であることにくわえて、英語の語彙のレベルが易しすぎず、難しすぎず、現在の語彙力の少し上の段階で適度に調整された教材で学習を行うことで効果的な学習を行えます。
Z会では、
小学生が知っているとうれしい語彙や、発音がおもしろい語彙も扱います(jellyfishやmarker,crayonなど)。こういった単語は使用期間としては幼少期のみに限りますが、生涯にわたって語彙の豊かさを深めていきます。大人になって再度こういった単語に出合った時に、また何か新鮮な学びがあると考えています。
中学・高校での学習内容に発展していく基本的な表現にふれること
小学生の段階で、基本的な表現をたくさん身につけることが重要です。例えば、好きなものを伝える、I like apples.「わたしはリンゴが好きです。」といった基本的な表現を身につけておくことで、He/She likes apples.や、中学以上では、I like apples better than oranges.や、I like apples best of all the fruits.のような発展表現までスムーズに広げていくことができます。
Z会では、
小学生の間は、シンプルで簡潔な表現を取り上げます。表現を学習する時は、表現のみをなぞるのではなく、日本語と英語の語順の違いや、英語の文のルールにも目を向けます。「腑に落ちる」学習を継続することで、中学・高校の英語学習にスムーズにつなげていきます。
Z会の小学生向け英語講座一覧
Z会の英語教材は、今回説明した小学生の英語学習において重要な要素をふまえた教材設計です。
学習指導要領プラスαとして、実際に英文を書く・読むといったアクティビティやタスクを設定しており、「聞く力」「話す力」のみならず、「書く力」「読む力」も一貫した学習で着実に伸ばしていくことができます。
また、外国の先生と英会話を行う「オンラインスピーキング」(※5・6年生のみ)では、英語を使った実際のコミュニケーション機会を提供するだけでなく、英語を使ってやり取りができた・何かを伝えられたという成功体験を重ねることで、お子さまの英語学習へのモチベーションを高められるようになっています。
〇小学1・2年生
英語を含むセット受講です。
※小学生コース・小学生タブレットコースのどちらのコースでも学習いただけるデジタル教材です。
〇小学3~6年生
小学生コースは、英語だけの受講も可能です。
小学生タブレットコースは、英語を含むセット受講です。