【2025年度入試】大阪大学外国語学部 英語

英文和訳、長文読解、英作文、リスニングの
4つの力がバランスよく問われる。

Ⅰは英文和訳、Ⅱは長文読解、Ⅲは自由英作文、Ⅳは和文英訳、Ⅴはリスニングの全5題の構成。英文読解力や英作文力に加えて、リスニングの力も試される。120分という長い時間でさまざまな形式の問題を解かなくてはならないため、最後まで集中力を切らさずに取り組めるかがカギである。

*分量:変化なし *難易度:変化なし(昨年度比)

■概要 (120分)(リスニングテストの実施時間を含む)
* 出題・解答の形式

  • 記述式

* 特記事項

  • 大問の出題数・形式に変化はなかったが、これまで外国語学部以外と共通問題であったⅠとⅢが外国語学部独自の問題となった。
  • Ⅰの英文和訳は、他学部と共通問題だった2024年度までは2つの英文のそれぞれに下線が付される形式だったのが、ひとまとまりの英文の中に2箇所の下線が付される形式となった。
  • Ⅱ〜Ⅳは出題形式・分量に大きな変化はなかった。

 

■過去3カ年の出題テーマ

年度 大問 出題テーマ
2025年度 英文和訳(コペンハーゲンのオペラハウス)
長文読解(英語の変化)
自由英作文(今の世の中で最も不足しているもの)
和文英訳(世界的なライフスタイルの変化)
リスニング(24時間営業を行う理由)
2024年度 Ⅰ(A) 英文和訳(生物にとっての海とは)外国語学部以外と共通
Ⅰ(B) 英文和訳(芸術家の仕事)外国語学部以外と共通
長文読解(心理的リアクタンスについて)
自由英作文(大学における理想の学び)外国語学部以外と共通
和文英訳(絵本の持つ力)
リスニング(時計の歴史)
2023年度 Ⅰ(A) 英文和訳(人間のエネルギーの源)外国語学部以外と共通
Ⅰ(B) 英文和訳(人間の創造性に対する評価)外国語学部以外と共通
長文読解(物語を創り出す人間の脳)
自由英作文(効率やスピードを追求することの是非)外国語学部以外と共通
和文英訳(日本における人物の評価基準の変化)
リスニング(言語の消滅)

 

■合否の分かれ目
試験時間に対して解答の記述量が多いのが阪大外国語学部英語の特徴。Ⅱの長文読解は、記述量が多く、うまく解答をまとめ上げるのに時間を要するが、ここであまり時間をかけすぎるとⅢの自由英作文やⅣの和文英訳にかける時間が少なくなってしまう。Ⅱでどうしても正確に解答しづらい設問があった場合、部分点を確保して潔く次の設問に移るという姿勢も必要である。

 

■阪大英語の要求
要求① 語彙と文法・構文知識の確立
基本的な語彙と文法・構文の知識で対応できる場合も多いので、早い時期に入試標準レベルの語彙と文法・構文をしっかり覚えて、表現力の基礎を培おう。これは和文英訳・自由英作文の対策になるだけではなく、読解力の底上げにもつながる。
要求② 長めの英文に太刀打ちできる速読力と精読力
長文読解は、英文全体のキーワードやキーセンテンスに着目して大まかな流れをつかみつつすばやく読み進め、あらかじめ目を通しておいた設問の解答の根拠となりそうな箇所には印を付けながら丁寧に読み込むなど、メリハリをつけて効率的に取り組みたい。
要求③ 正確なリスニング力と情報を整理する力
リスニング問題は全問記述式の解答方式であることが特徴。聴き取った内容から複数の情報を把握・整理する力が求められる一方、根拠となる細部の情報を正確に聴き取って解答できるかも試されている。
要求④ 論理的な思考力と表現力
外国語学部の長文読解の設問は例年すべて記述式で、該当箇所を的確に把握する力と、読み取った内容をわかりやすい日本語で表現する力が求められる。

 

■阪大英語攻略のために
基礎力の完成
外国語学部の和訳・英訳では、純粋な語彙の量だけでなく、複数の語義やイディオムなど、1つ1つの語彙に対する深い理解が求められる。日々の英語学習の中で意識的に身に付けていきたい。大学入試必修レベルの単語集・熟語集に繰り返し取り組み、いつでも実戦的な問題に取り組めるように準備をしておくとよい。並行して英作文対策として、基本例文の和文英訳にも取り組んでおこう。
レベルUP
要求②を満たせるように、阪大形式の内容説明問題を含む長文読解に取り組み、練習を重ねよう。添削問題を活用し該当箇所を把握する力、第三者にも理解しやすい形で表現する力を磨いていこう。また、要求③の達成に向けて、阪大はもちろん他の大学のリスニング問題なども利用して演習量を増やしておきたい。また、早い段階で過去問には目を通しておこう。
阪大レベルの演習
入試本番を想定した演習に取り組む時期には、要求①~④の完成を目指したい。過去問と、最新の傾向を反映した予想問題などを活用し、総仕上げを行おう。ただし、共通テストでも確実に高得点を取れるように対策を怠らないようにしたい。共通テストのリーディングで求められる速読力を磨くことは阪大の読解対策にもつながるし、リスニング対策として必要な情報を待ち構えて聞く練習を重ねれば阪大のリスニングにも活かせるだろう。共通テスト終了後も決して気を抜かず最後まで粘り強く勉強を続けられれば、本番当日の自信につながるだろう。

 

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