【2026年度入試】東北大学 英語

精読による文脈把握力と日本語・英語の確かな表現力が必須条件。

長文読解3題(うち1題は自由英作文を含む会話文)、和文英訳1題の構成。語彙・文法自体は標準的なレベルであるが、正確な文脈把握力と共に、日本語・英語両方での記述力が必要となる。

*分量:変化なし *難易度:変化なし(昨年度比)

■概要 (100分)
* 出題・解答の形式

  • I、Ⅱの長文読解では、記述式の内容説明問題と下線部和訳問題、下線部意味選択問題など、文脈理解力を問う問題が中心だが、文法知識を問う誤文指摘問題や整序問題も出題される。
  • Ⅲは会話文の読解問題と、会話の内容に関する自由英作文を組み合わせた出題。
  • Ⅳでは、こなれた日本語の文章を素材とした和文英訳と語句整序が出題される。

* 特記事項

  • Ⅰ・Ⅱ・Ⅲそれぞれで語数の増減があったが、全体としては約3000語で2025年度とほぼ変わらず。
  • Ⅰ・Ⅱを合わせた設問数は2024年度、2025年度の11問から14問となった。記述問題は2025年度に比べると和訳が1問減り、内容説明が2問増えているが、全体としての難易度や負担感に変化はない。2024年度、2025年度に出題されていた内容一致文選択問題や文補充問題は出題されなかった。
  • Ⅲでは会話文中の同義語選択問題4問は2025年度から変化はなかった。自由英作文については、自分の考えを自由に述べる形ではなく、会話文中の生徒のどちらの意見に賛成かとその理由を述べる形式になった。指定語数は「60〜80語」のままであった。

 

■過去3カ年の出題テーマ

年度 大問 出題テーマ
2026年度 長文読解(世界的な教育の拡大と格差の広がり)
長文読解(脳の仕組みと過去にとらわれず幸福な人生を送る鍵)
長文読解(会話文/自由英作文)(本の未来について)
和文英訳(大谷信介他『新・社会調査へのアプローチ―論理と方法―』より一部改変)
2025年度 長文読解(大学での学び)
長文読解(睡眠の重要性)
長文読解(会話文/自由英作文)(オ−バーツーリズム)
和文英訳(古田徹也『いつもの言葉を哲学する』より一部改変)
2024年度 長文読解(古代人と現代人の宇宙に関する知識)
長文読解(学位取得の社会経済上の役割と、教育格差について)
長文読解(会話文/自由英作文)(第2言語としての日本語学習についての会話)
和文英訳(酒井邦嘉『科学という考え方―アインシュタインの宇宙』より一部改変)

 

■求められる力とその養成

  • 長文読解の記述式問題は、文脈を正しく把握する力と、把握した内容を読み手にわかりやすいように表現する力が求められる。自分の解答を第三者に添削してもらうと、弱点を客観的に把握することができる。
  • 長文読解の記号選択式問題は、語彙や文法の基本知識を問うものと、内容理解を問うものがある。いずれも文脈に即して考える必要があり、パラグラフごとの要旨を整理しながら解答することが必要。
  • 和文英訳では、高校で習う基本的な構文・文法知識を身に付けておくことが重要。和文和訳により、訳しやすい表現に読み換える練習も欠かせない。自由英作文では、第三者にも通じる説明力や説得力、そして確かな文法・語彙の運用力が肝となるので、添削指導から改善点を把握することが重要である。

 


 

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