志望大学に合格した先輩に受験を振り返ってもらいました。
東京大学
理科二類 合格
H.M. さん 戸山高等学校卒
(Z会東大進学教室/Z会進学教室大学受験部 利用)
高1の定期テストと模試の成績が良かったので、担任の先生との面談で志望校について話をした時に東大をめざすのが良いのではということになりました。まずは目標としてめざす大学としても良いかなということもありました。
高校に入ったときから理系に進もうということは決めていました。物理よりも化学が好きで面白かったので、将来も化学に関する勉強や研究をしたい漠然と思ったのですが、具体的にこういう研究をしたいというのはまだ決まっておらず、東大だったら大学に入ってから決められるという点も魅力的に思えたというのも志望した理由の一つです。
またあまり余裕で合格できる自信がなかったので、合格最低点を各科類の中で比較して、理科二類に決めました。学校で同じクラスにも東大理系をめざす友達が複数人いたので、情報交換したり支え合ったりなど環境的に恵まれていたと思います。
高2の夏に、苦手意識を持っていた物理の対策をするために塾に通うことを考えました。高校受験の時にZ会進学教室で「都立自校作成対策特訓」を受講したのですが、授業や教材の内容が良く、また担当の先生が優しくて、距離も近く質問しやすい環境だったことがとても良く、受講したおかげで実力が上がり志望校に合格できたと思ったので、大学受験でもZ会の教室で受講することを決めました。受験生カリキュラムがスタートする高2の1月からは数学も受講しました。
授業そのものが良かったです。物理の授業では、最初、塾ということで難しいことばかりやるのかと思っていましたが、カリキュラムも始まったばかりだったということもあり、基本的な原理や法則などを先生がきちんと教えてくれたので、丁寧な理解ができました。改めて物理の基礎から勉強することができたので、高2のうちに今までの自分の物理の勉強法で何が悪いのかに気づけて、学習方法を軌道修正できたという点で、Z会の教室に通って良かったと思いました。また先生が、東大の教授の話や物理界隈のエピソードなどを授業に織り交ぜて話してくれるのが面白かったです。
数学は高3の4月から選抜クラスで受講しましたが、テキストが考えさせられる難しい問題が多く、予習や宿題を終わらすのが大変でした。予習の段階では途中までしか解けないことも多かったのですが、先生の解説を聞くと納得しながら理解できました。選抜クラスは240分授業と長時間の授業なので、体力的につらいこともありましたが、授業の濃さがものすごかったので、始まってしまえば集中して授業をきいていました。とても濃厚だったと思います。東大の過去問に取り組むこともあったので、傾向が近い問題や王道を知ることができたのも良かったです。前半はテキストの解説、後半は演習に取り組んでいたんですが、演習中に先生が見て回るので、その時に自分のそばで先生のリアクションがあると緊張感がありました。
ケガをした時はオンライン(映像授業)の振替を利用できたので、それは便利で良かったですが、添削課題の提出もできたりするので、教室にきて直接授業に出席するのがやはり一番だと思います。

添削課題は気合を入れて時間をかけて取り組みました。良い答案を書くと、先生がコメントで褒めてくれるので、やる気が出ました。数学は物理に比べて始めのうちはボロボロでした。もともと不要なことを書いてしまう癖があり、それを先生の添削で指摘を受けました。何回も指摘されるわけにはいかないので、気をつけるように意識しながら解答を書くようにすると、最後のほうはうまく書けるようになりました。戻ってきた答案は、答案用紙の余白に余裕があったので、添削で指摘されたところなどを中心にその場で簡単に書き直してして頭に入れる作業をしました。添削課題に取り組むことで答案を作成する力はついたので助かりました。
文化祭に力を入れていて、クラスの代表を3年間やりました。日曜以外は文化祭に向けた準備があり、忙しいことが多かったです。勉強が疎かになってしまったこともあったのですが、クラス順位などは落とさないように隙間時間を利用したり、学校の授業やZ会の授業を集中してきくことによって効率よく学習することを心がけました。学校での指導も手厚かったので、学校の勉強も手を抜かないように頑張っていました。
Z会の授業の予習・復習は、受講曜日にあわせてある程度決めて学習計画をしていましたが、それ以外の学習計画は夏休みに立てたくらいで、ふだんは今はこれをやったほうがいいと気分で勉強する教科を決めて進めていました。数学は、部活の友達が同じZ会の数学の授業を受講していたので、お互いに宿題などの進捗状況を確認し合いながら進められたのは、心の支えになりました。またスケジュール管理にもなりました。
共通テスト対策については、自分が難しい問題を解くよりも高速で基本的な問題を解くことが得意ということもあり、あまり意識せずに個別試験対策を中心に勉強をしていました。対策としては、試験の1週間前くらいから時間配分などの本番に向けた調整として取り組みました。
過去問は英語・数学は11月末くらいから、理科は11月末から12月以降と比較的遅いタイミングで取り組みました。取り組んだ過去問については、学校の先生に添削してもらいました。
スランプはありました。物理はZ会に入るきっかけとなった高2の時もありましたが、高3の中間テストで「このままではまずい」という点数をとってしまった時に焦りを感じました。もう一度基礎に立ち返って学習したところ、高3の1月期の期末テストで物理で学年1位をとれたこともあって、逆に自信がもてるようになりました。ただ、東大の過去問に取り組むと難しかったので、心配でしたが、本番の試験では、スムーズに解くことができたと思います。
数学は高3のはじめの記述模試を2回続けてイマイチな結果だったので、焦りましたが、模試の解き直しをしてみると、「なんでこんなのが解けなかったんだろう?」というようなもったいないミスでの失点ということがわかり、少し開き直ることができました。間違えたところを中心に問題を解き直したり、Z会のテキストの問題に取り組むことで出題傾向に慣れてきて挽回することができました。 スランプの時でもあまり落ち込まずになんとかなると楽観的な思考で取り組むようにしていました。
夏休みは数学IIIの計算問題をひたすら鍛えました。そのおかげでだいぶ力がつきました。また苦手と意識していた確率を参考書とZ会の夏期講習の特別講座「東大確率特講(M3JP)」を受講して強化しました。
共通テストについては、これまでの学習状況から大丈夫だろうという自信もあったので、普通に臨めたのですが、東大の個別試験については、そこまで合格できる自信がなかったので、今から頑張らなくてはいけないという気持ちで気合が入ったことにより、緊張しました。実際に受けた後は1日目で手ごたえを感じられました。国語は体感で手ごたえがあり、数学はできている感じはしなかったのですが、問題自体が明らかに難化だったので、その割には解けたのではないかと思い、2日目は得意科目のほうが多かったので合格できるかもと思いました。
合格発表は、一人で見るよりは安心だなと思い、みんなで学校で集まって一緒に結果を見ました。合格がわかった時はうれしかったです。
高校と違うところとして、第2外国語が始まるのが楽しみです。また、高校から引き続き学園祭の委員会などにも積極的に参加したいと考えています。
勉強を楽しんでほしいと思います。楽しむことができれば何も怖くないです。自分の場合は、受験勉強も楽しいと思うことが多くて、その気持ちを保つことができ、苦しいと感じたことはあまりなかったです。楽しんで勉強をしていたら合格につながったので、自分にあった楽しい勉強方法を見つけてほしいです。
合格おめでとうございます!今後のご活躍を期待しております!
先輩たちの合格体験談を参考にして、自分を見つめなおし、自分なりの方策を確立させていきましょう。迷った時は、Z会の教室に相談してください!