第73回 「向き合うことで乗り越えられること」

執筆者:下野安慶(Z会進学教室 西宮北口教室長)
記事更新日:2022年11月04日

【シリーズ 合格体験記の表と裏】⑧「向き合うことで乗り越えられること」

こんにちは。Z会進学教室 西宮北口教室長の下野安慶です。今回は、私が昨年まで教室長をしていた上本町教室の卒業生が書いてくれた合格体験記を紹介したいと思います。Z会進学教室で学ぶ生徒が、いかに受験を乗り越えていったのか、是非参考にしていただければと思います。

今回紹介する生徒は、公立中学から東大寺学園に進学しました。まずは、彼の合格体験記をご紹介します。


「ベストを尽くせたと確信して戦いを終えられた」

「できることはできた、できないことはムリだった、なんならできることもある程度落とした。でも、気持ちを切らさず無事に受験できてよかった。」これは伊沢拓司さんの『勉強大全』の一節ですが、入試を終えて帰宅したとき、私もまさに同じ心境でした。全力で試験に臨み、ベストを尽くせたと確信して戦いを終えられたことが何よりも嬉しかったです。コロナ禍という大変な状況の中で無事に受験を終えられたのは、Z会の先生方のご指導があったからこそと感謝しています。

私は中1に上がる前の春休みからZ会の通信教育を始め、その夏休みのイベントがきっかけで2学期からZ会進学教室に通い始めました。最も伸びた教科は英語で、最初はbe動詞すらおぼつかなかったのが、中3の秋には英検二級に一発合格するまでに成績が上がりました。日々の勉強を疎かにせず、努力し続ければ、必ず結果はついてきます。Z会で教わったことを糧にこれからも頑張っていきたいです。

教室スタッフからのエピソード

体験記にもある通り、この子は中学1年の2学期からZ会進学教室に入会しました。固すぎるほど真面目な子でしたが、様々なことに関心を持ち、疑問があればメモノートまで作って先生方を捕まえて質問に行っていた姿が印象的です。英語は確かに最初は苦戦していましたが、彼はとても素直に先生方のアドバイスを受け入れ、実行することで、みるみるうちに知識を吸収していきました。中3では選抜クラスに在籍しましたが、とても難しい選抜クラスの春期講習テストで94点を取るまでに成長してくれました。実は彼には持病があり、さらに未だ脅威となっているコロナ渦に見舞われた非常に大変な世代でした。受験における障害がたくさんある中、それでもしっかり勉強に向き合うことでここまで成長できるという、こどもたちの無限の可能性に私も非常に心を動かされたことをよく覚えています。中3当初は大阪公立トップ高校を目指していたものの、私立最難関高校の一つである東大寺学園に興味を惹かれ受験を決意、見事に合格を勝ち取りました。彼が言う、「ベストを尽くせた」というのは、最後まで自分に向き合い、「どうせダメだ」と諦めないで歩みをとめずに、全力でぶつかったからこそ実感できたのだと思います。最初からすべて上手くいく生徒はいません。誰しも中学生の間で悩んだり、その場にとどまってしまうものです。そんな時、しっかり生徒・保護者様をバックアップすることで歩みを止めさせないことこそ、我々の使命であると考えていますし、彼に改めて教えられた気がします。毎年様々な生徒の指導をさせていただいていますが、私も歩みを止めることはなく、中学生として向き合っている子達に今後も寄り添っていくことでしょう

この記事の著者

下野安慶(しもの・やすきよ)

2015年入社。兵庫生まれ、兵庫育ち。長らく神戸三宮・梅田・上本町で数学講師、そして上本町教室長、西宮北口教室長として従事し、現在に至る。子ども達は日々進歩しています。我々大人もその進歩に合わせて成長しなければなりません。教室という場ではそれをひしひしと感じ、どうすれば生徒にとって最も良い形となるか、日々奮闘しています。生徒にとって頼れるアドバイザーであり、かつ大きな壁でもあり続ける、そんなZ会の教室の門を是非叩いてみてください。

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