【2024年度入試】北海道大学 英語

例年通り、総合的な読解力、英作文力、文法力が求められる出題。

大問1、2は空所補充、下線部和訳、内容一致など総合的な出題。大問3は、英文の内容に合うように文を完成させる英作文と自由英作文の出題に分かれている。大問4の要約文では文法や語法の知識が試される。

*分量:減少 *難易度:やや易化(昨年度比)

 

■概要 (90分)
* 出題・解答の形式

  • 長文読解2題、英問英答・自由英作文を含む長文読解1題、会話文要約文完成1題の計4題。記述式・選択式ともに出題される。

* 特記事項

  • 本文の総語数が2023年度から500語以上減少した。
  • 〔1〕2023年度には〔1〕〔2〕を通して出題されなかった日本語記述による説明問題が出題された。
  • 〔3〕Cの自由英作文は、2020年度以来5年連続で70~100語という語数指定であった。
  • 〔4〕2021年度以来4年連続で、選択肢が「まとめて与えられる」形であった。

 

■各問の分析(難易度は北大受験生を母集団とする基準で判定しています)

〔1〕:長文読解・論説「脳トレゲームの有効性」[標準]
約680語の英文。問1の下線部和訳は losing 以下の分詞構文の解釈がポイント。問4は下線部を含む段落の内容と ethical の意味を考えれば、書くべき内容を特定するのはそれほど難しくなかったであろう。問6は4年連続で「内容不一致」選択問題が出題された。
〔2〕:長文読解・論説「嘘を見破るのはなぜ難しいのか」[標準]
約680語の英文。問3の下線部和訳は、無生物主語構文や関係代名詞の非制限用法に加えて、54 percent accurate を自然に訳出できたかがポイント。問5の理由説明問題は、該当箇所が直後にありわかりやすかったであろう。
〔3〕:長文読解(英問英答+自由英作文)「電子書籍・デジタル教科書の利点と欠点」[標準]
約350語の英文。身近なトピックで、文章も平易であった。Cは「環境への配慮を理由に」という部分に注意し、本文で述べられている内容を参考に論じる。
〔4〕:会話文要約文完成「海外留学について」[標準]
約830語の英文。例年出題される、会話文の要約の空所補充問題。空所12個に入る選択肢24個がまとめて与えられる形式で、2023年度と異なり、同じ番号の空所が2回登場するものはなかった。前後関係の意味だけでなく品詞にも着目して判断する必要がある。

 

■求められる力とその養成

  • 2024年度は分量が減少したが、800語を超える長文読解が出題される年もあり、英文和訳や内容説明、自由英作文や要約文完成など、出題のバリエーションも豊富なので、事前に時間配分を考えて設問に臨む必要がある。
  • 英文の題材は、時事的なものやなじみのあるものが多い。また、いずれの英文も特に難解な語句は含まれておらず、やや難解に見える語句でも文脈からの推測が十分可能。普段からある程度の長さのある標準レベルの英文を、時間を意識して読みながら、大意を頭の中でまとめる訓練をして速読力をつけるとよい。
  • 自由英作文では自分の考えを英語で述べる力が試される。日頃から問題意識を持って物事を観察し、自分の意見を書く練習をしておくこと。自分で書いた解答は第三者にチェックしてもらうと効果的である。

 

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