聖光学院中学校に合格されたTさんとお母さまにお話をうかがいました。
TOPICS
■夢に校長先生が出てくるほど憧れていた聖光学院中学に、1回目の入試で見事合格!
■得意な算数は、繰り返し取り組んで強化。苦手な国語は、Z会の学習アドバイスに忠実に
■より良いサポートを目指して、コーチングや子育ての本で親も勉強
中学受験データ


夢に校長先生が出てくるほど憧れていた聖光学院中学に、1回目の入試で見事合格!
本命の聖光学院中学、そして浅野中学、サレジオ学院中学、栄東中学など、数々の志望校への合格、おめでとうございます! 聖光学院中学の合格発表の際のご様子はどのような感じでしたか。
母:
聖光の合格発表は、併願校の受験中だったんです。まずは私と夫が見て、あとで息子に伝えました。聖光の1回目の入試後、本人は「試験は緊張せず、楽しめたよ」と言っていたので、手応えがあったのかなとは思っていましたが、2回目も受験する覚悟でいたので……。 聖光の過去問に取り組んだ際には、2回目の過去問の方が相性がよく、1回目は過去問のすべての年度で合格点に達しているわけではなかたので、確実に合格できる自信はありませんでした。
息子は校長先生が夢に出てくるほど憧れていた聖光に、しかも1回目で合格することができて、うれしくてたまらなかったようです。
校長先生が夢に登場されていたのですね! それほどまでに聖光学院中学に惹かれていた理由を教えていただけますか。
母:
Z会のアドバイス通り、私立中学の見学には、4年生の頃からいろいろ行きました。私はどの学校も魅力的に思えたのですが、息子は「学校の雰囲気が僕にはあわない」「校庭がないのはいやだ」など、自分にあっているか、行きたい学校かどうか、その学校に行くことで直感的にわかったようです。
受験勉強を始めた当初より気に入っていた学校が別にあり、⽂化祭や説明会だけでなく部活体験もして、その学校を第⼀志望としてずっと考えていました。ただ、Z会のオンライン保護者会で、志望校に受かるためにはもう一段上のレベルの学校をめざして勉強したほうがいいと聞き、5年生の秋に志望校について再検討することにしました。
そこで5年生の11月に、聖光の学校説明会に行きました。聖光には「聖光塾」とよばれる体験学習の講座が豊富にあって、ロボットを作って動かすような体験もできるとのこと。この話を聞いた息子は、「僕もやりたい!絶対にこの学校に行く!」と意欲を見せ、聖光を目指すことに……。私としても、聖光は丁寧な学習指導で、塾へ行かなくても大学受験までしっかりサポートしてくれるところが魅力に感じました。
志望校を決めるにあたり、親からいろいろな選択肢を示しましたが、最終的に決めたのは息子自身。自分で決めたことなら、たとえ残念な結果になったとしても、そのあと前を向いて進んでいけると思ったんです。
ご本人が学校に足を運び、先生の話を直接聞く機会は、すごく大事ですね。
母:
そう思います。学校案内のパンフレットだけではわからない部分も多いので、時間的に余裕がある4~5年生の頃から気になる学校にはどんどん行ってみると良いと思います。とくに文化祭はおすすめです。文化祭での受験相談コーナーでは、案外本音で先生や生徒からパンフレットとは違ったことや学校のことをくわしく教えてもらえたりするんです。
通信教育への不安は、Z会受講後、すぐに安心感へと変化
「中学受験しよう」と考えられたのは、なぜですか。
母:
息子と仲の良い友だちのお兄さんが、私立中学に通っていて、その友だちから「私立中学は授業や宿題がおもしろいんだよ」という話を頻繁に聞いて、徐々に中学受験に興味をもち始めました。
また、我が家は転勤族で、息子が小学校を卒業するタイミングで埼玉から神奈川へ引っ越すことが決まっていたんです。あまりオープンな性格ではない息子は、これまでも新たな環境になじむのに苦労してきたため、「地元の中学よりも私立中学の方がみんないっせいに新たなスタートを切るので、息子にはいいかもしれないね」という話になりました。
本人が「中学受験してみたい」とはっきり言うようになったのは、3年生の秋頃だったと思います。
受験勉強を始めるにあたり、通塾は検討されましたか。
母:
いいえ。息⼦は体力がなく、発熱や通院が多かったため、通塾は難しいと考えていました。自分の予定に合わせてスケジュール調整ができ、睡眠時間も確保できる勉強法となると、やはり通信教育がいいかなと思ったんです。なかでも「難関校に強い」と評判のZ会に惹かれました。
ただ実際、資料を取り寄せてZ会の合格体験記を読んでみると、もともと素質のあるお子さんが超難関校に合格した体験記ばかりで……。息子は決して天才肌ではないですし、Z会でやっていけるのか正直不安もありました。あと「通信教育だと受験情報が少なく、個別アドバイスもあまりもらえない」といった声も耳にして、さらに心配に……。それでも最終的には、息子自身が「Z会をやる」と言ったため、3年生の2月からZ会中学受験コースを受講することにしたんです。
中学受験コースを受講されて、いかがでしたか。
母:
難しくはありましたが、息⼦は負けず嫌いなので「できるようになりたい」という思いが強かったのだと思います。間違えた問題は正解するまで解き直し、わからない問題があると、納得できるまで何度でもZ会の「質問・相談」を利用し、質問をしていました。Z会からの返答はいつも的確でわかりやすく、「通信教育でも、一人ひとりに向けてこんなに丁寧にアドバイスをくれるんだ」と安心しましたね。月例テストの添削指導でも息子に足りない部分を的確に指摘してくださり、ありがたかったです。添削指導の先生からおほめの言葉をもらうと息子はすごく喜んで、勉強の励みにもなっていました。
得意な算数は、繰り返し取り組んで強化。苦手な国語は、Z会の学習アドバイスに忠実に
Z会の教材にはどのように取り組まれていたのですか。
母:
Z会のテキストが届いたら、まず全ページのコピーをとり、1回解いたあと翌⽇に復習し、月例テスト前に解き直し、年2回の実⼒テスト前に もう⼀度解く……というサイクルで繰り返し、取り組んでいました。時間がない6年生では間違えた問題のみ翌日に、さらに1週間後と1カ月後、実力テスト前にもう一度解くというサイクルで復習しました。
Z会のカリキュラムは必要なポイントだけが凝縮されていて無駄がない分、時間的なゆ とりがもてるんですよね。4年生や5年生のうちは、Z会でそれまで習った理科、社会の基礎用語や中学受験ででる漢字やことわざなどの語句を、ときには漫画やYouTubeなどを使い、できるだけ楽しく繰り返し覚えていきました。
苦手科目の勉強では、どのような工夫をされていましたか。
母:
6年生ではZ会の学習で、空いた時間を復習と弱点の補強にあてられた点は、本当によかったです。「中学受験の勉強は、どれだけ復習し、理解できているかに尽きる」と思うので……。苦手意識のあった国語は、Z会のアドバイスに従い専用ノートをつくりました。問題を解いて答え合わせをする際に、間違えた問題のポイントや心情語※と難しい言葉をノートに書き、いつでも確認できるようにしていました。そのノートは何度も見返して、最後にはボロボロになりましたね。さらに、Z会のマンスリーチェックの学習アドバイスを壁に貼り、常にそれを意識しながらがら問題を解くようにもしていました。
また、Z会の実力テストのときに、国語が時間内に解き切れずに、悔しさのあまり大泣きしたことがあるんです。それからは日々の読解問題や月例テストを解く際にも制限時間を設け、時間を意識するように心がけました。
※心情語とは、物語の登場人物の気持ちを理解するために重要な人の心情や気持ちを表す言葉で、形容詞(うれしい・悲しい)、動詞(喜ぶ・悔やむ)、名詞(安心・心配)などが含まれます。心情語を増やすことは文章の読解力を深めることにもつながります。
紙とタブレットを併用するスタイルはいかがでしたか。
母:
やはり入試本番も紙ですし、問題を解くときは紙の方が断然良いと思います。その一方で、もしZ会が紙教材だけだったら、難問を理解するのにすごく時間がかかったと思うんです。授業映像で各教科の先生方が順を追っておもしろく話をしてくださったおかげで、息子は理解を深めることができ、同時に「新しい知識を学ぶのって楽しいんだ!」と感じることもできました。息子は授業映像を倍速で見ることが多かったのですが、効率よく進められるところも気に入っていましたね。
入試本番で役立った専科講座。受講する順番も戦略的に
6年生では専科を受講されていますね。受講講座はどのように決定されたのですか。
母:
専科の志望校別おすすめ受講講座一覧表※を見ながら、志望校の入試に役立ちそうな講座を選んでいきました。苦手科目から取り組めば、夏休みの間に復習できると思い、5~7月は国語2講座と社会1講座を受講。国語は涙を流しながら解くほど苦労しましたが、解答欄を一つひとつ埋めるごとに成長を実感できました。
1⽉の⼊試から帰ってきた際「専科の理科と同じような問題が出たよ︕」と⾔うのを聞いて、そこからもう一度、理科の専科を全部解き直すことで自信を持って入試に臨むことができ、中学受験の男子校は、とくに理科の計算で差がつくと思うので、教材を最後に解き直して本当によかったと思います。
※専科の「志望校別おすすめ受講講座」は、Z会小学生向けコースWebサイトの「専科・頻出分野別演習」下部の「志望校別おすすめ受講講座」からご覧いただけます。
専科を解き直し、復習してから2月の入試に臨まれたのですね。ところで、模試はどのように利用されていましたか。
母:
模試の受験後は後日パソコン上で⾃分の解答を⾒ることができたので、採点された後すぐに間違えた問題を解き直し、解説も確認。さらに翌⽇と1カ⽉後にもう⼀度復習しました。模試や実力テストを通じて⾃分の弱点を知り、間違えた問題と類似問題を解いたり、その分野をもう一度見直しすることで弱点克服の対策として模試や実力テストは有効でした。
Z会本科のみならず、専科も模試もしっかり復習されていたのですね。 学習計画を立てるのも、大変だったのではないでしょうか。
母:
そうですね。学習計画も自分で管理できた方がいいと思いつつも、私がやっていた時期もありました。自己管理は実際はなかなか難しくて……。途中からは「できないものは仕方ない」と開き直り、息子と相談しながら進めていくことにしました。ただ、学年が上がるにつれてだんだんと、丸つけから復習をするまで一人で一通りできるようになり、成長を感じましたね。
実際、大量の復習をこなすのは大変だったと思いますが、復習を繰り返せば繰り返すほどできるようになっていく感覚は、本人としてもうれしかったようです。入試直前には「これだけやったのだから大丈夫!」と、自信にもつながりました。
より良いサポートを目指して、コーチングや子育ての本で親も勉強
過去問はいつごろから取り組みましたか。
母:
過去問は9月から取り組みましたが、息⼦は6年⽣になってから委員会やクラブなど学校⽣活に夢中で、帰宅後はヘトヘトだったんです。限られた時間のなかで、過去問と模試を通して志望校の入試傾向を知り、自分はどの分野が足りないかを探し、その対策をやることに注力しました。
12月になってからようやく勉強に集中でき、過去問や志望校対策のほか基礎知識の復習や、これまでできていなかったテキストの復習などをこなしていくことで学力がさらについてきて、本人も手応えを感じるようになりました。過去問を解く前にZ会の合格体験記を読み、「やみくもに量をこなすよりも、5年分2回を2周して志望校の試験傾向をつかみ、自分の足りない部分を補強しながら解く⽅が⼤事」とおっしゃっている⽅が複数人いたので、過去問を10年分以上解かなくても不安がらずに、着実に学習を進めることを⼼がけました。
入試本番が近づくにつれ、Tさんの様子に変化はありましたか。
母:
「落ちたらどうしよう」という感じで不安が増していき、寝つけない⽇も出てくるほど でした。私は「受験は人生の通過点にすぎないよ」、「どこの学校も魅⼒的だから、どの学校生活も楽しそうで入れたらラッキーだよね」、「塾へ⾏かずにがんばってきたあなたはチャレンジャーなんだから、 挑戦する気持ちで︕」など、少しでも気持ちが軽くなるような⾔葉をかけ続けました。
勉強だけでなくあらゆる面で、お母さまはTさんをサポートされてきたのですね。親子でぶつかることはなかったですか。
母:
ありました。息子はちょうど反抗期でしたし、言い争いもしょっちゅう。子どもに勉強を教えるとき、私がつい熱くなって、上から目線の口調になってしまうのが原因だったと思います。「まずは私が変わらないといけない」と思い、コーチングや親子関係の本もたくさん読みました。息子にも言い方がきつかったことを率直に謝り、話し合いもして、最後は息子が「もういいよ。お母さんもがんばっているんだもんね」と。中学受験を通して親としての未熟さを痛感し、私も成長させてもらいました。
迷ったときは、Z会の「合格応援サイト」を頼りに。心に寄りそった受験情報が満載!
Z会を受講する前、「通信教育では受験情報が足りないのではないか。」と心配されたというお話でしたが、その点はいかがでしたか。
母:
受講前に調べていたときに「塾と違って受験直前期の個別アドバイスがない」という点を心配していたんです。でも実際には、Z会の「合格応援サイト」※の情報がすごく充実していて、驚きました。「いつ何を準備したらよいのか」や「親の心構え」など、受験前の心情に寄りそったくわしいアドバイスが満載で、迷ったときにはサイトを見れば完璧でしたね。
学習面でわからないことは「質問・相談」でしっかり解決できましたし、当初「通信教育で大丈夫かな」と不安に感じていたことは、すべていらぬ心配でした。Z会のおかげで、健康管理と勉強の両立もできましたし、Z会を選択して本当によかったと思います。
※中学受験コース6年生の保護者の方向けの「合格応援サイト」は、直前期の受験情報をまとめたWebサイトで11月中旬にオープン予定です。くわしくは下記の「Z会からちょこっとアドバイス」をご覧ください。
最後に、読者のみなさんへメッセージをお願いします。
Tさん:
塾へ行っていなくても、ひけ目を感じる必要はありません。努力して、考えて、苦しんだ分だけ、絶対に伸びるはずです! がんばってください!
母:
Z会での受験勉強を通して、主体的に学習する力を身につけることができました。授業映像を見て、解説を読みながら難問を理解して、弱点は何度も復習して……。こうした力は、今後もずっと彼の財産になると思います。決して天才肌ではない息子ですが、自分に合った勉強法でコツコツと学習を続けることで驚くほど学力が伸びていきました。学ぶ楽しさという本質にふれることもでき、Z会には感謝の気持ちでいっぱいです。「Z会だったからこそ、憧れの学校に合格できた」と、心から思っています!
Z会からちょこっとアドバイス
【6年生合格応援サイト】
入試までに保護者の方にやっていただきたい準備などをわかりやすくまとめてご紹介する「6年生合格応援サイト」が11月上旬にオープンします。
「これでばっちり!直前チェックQ&A」「中学受験 日めくりカレンダー」「受験準備おさらい便利帳」など、ここでしか得られない役立つ情報をまとめてお届けします。「6年生合格応援サイト」のオープンは、LINEでご連絡いたします。Z会をご受講中で、まだご登録いただいていない方はお早めに「my Z」(マイゼット)の友だち追加をお願いします。
また、受験に向けた準備に必要な情報や直前期の学習の情報などを「6年生合格応援LINE」でタイムリーにお届けします。
【中学受験コース6年生「受験サポート」今後の公開予定】
・出願シミュレーションをしてみましょう!(公開済)
・受験準備10月編 出願書類を準備する(公開済)
・受験準備11月編 願書を書く(10月下旬公開)
・受験準備12月編 出願パターンを最終チェック(11月上旬公開)
・<時事問題対策>2026年度入試時事問題予想(理科)(11月上旬公開)
・<時事問題対策>2026年度入試時事問題予想(社会)(12月上旬公開)
『エブリスタディ アドバンスト』に取り組む際のポイントも随時公開予定です。
「受験サポート」過去の記事はこちらからご覧いただけます。
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