豊島岡女子学園中学校 2024年度合格体験記(前編)

豊島岡女子学園中学校に合格されたAさんのお母さまにお話をうかがいました。

豊島岡女子学園中学校への合格、おめでとうございます。第一志望、1回目での合格でしたね。

母:
ありがとうございます。豊島岡はとにかく難しいと聞いていましたので、1回目の試験の合格発表日の夜も娘は「当然、明日の豊島岡2回目の試験も受けに行くんだ」という気持ちで過去問を解いていました。そんな中、合格がわかって、家族全員大喜び。娘は号泣していました。
受験は1月の埼玉の私立中学入試から始まり、第一志望の豊島岡が最後の受験校で、私も「あ~、これで受験が終わった」と肩の力が一気に抜けました。

Aさんは豊島岡の試験の手ごたえについて、何かお話されていましたか。

母:
1回目受験当日、試験終了後に娘は開口一番「簡単だった」と言っていました。まわりには迎えに来ていたお母さんたちに「難しかった」「わからなかった」と言っているお子さんがたくさんいたので、私は逆に不安になってしまったのですが、娘としては手ごたえがあったようです。

 

中学受験をしようと思われた理由を教えてください。

母:
娘は知的好奇心が高く、記憶力も良く、漢検や英検の勉強も自ら積極的に取り組み、級を上げていくような子でした。1年生から他社の通信教育を始めたのですが、「もの足りない」と言うので、1学年上の講座を先取りで受講していました。それでもまだもの足りなかったようで、4年生からはZ会に切り替え、本人が「できるだけ難しい内容をやりたい」と言うので、中学受験コースを選択しました。
中学受験コースは娘の知的好奇心を満たしてくれたようで、とても楽しそうに取り組んでいました。そんな姿を見ながら、「私立中学の進学に向いているのではないか」と思ったのです。

 

Z会にはどのように取り組まれたのでしょうか。

母:
映像授業を見て、確認問題を解き、最後に月例テストを出す、という基本的な流れに沿って取り組んでいました。タブレットに表示されたスケジュール通りに学習し、計画通りに学習できなかった日はなかったと思います。出かけていても「もう帰ろう。今日はまだZ会をやっていない」という感じで。Z会に取り組まないと落ち着かない様子で、すっかり生活の一部になっていたのだと思います。最初から自分一人で映像授業を見てどんどん取り組んでいましたね。親が管理したり手伝ったりすることはまったくありませんでした。

志望校を決めたきっかけを教えてください。

母:
志望校を豊島岡に決めたのは、5年生の夏ごろですかね。本人は、男女共学の学校には関心がなく、「女子校がいい」とは言っていましたが、いわゆる女子御三家には興味がないようでした。そんな折、私の姉が通勤途中に豊島岡の生徒さんをよく見かけていたらしく、姉から「Aちゃんと豊島岡の子の雰囲気がよく似ているから、目指してみたら」と言われたんです。はじめは「そんな難しい学校……」と思っていたのですが、実際、学校見学や部活動発表会に行ったり、文化祭で生徒さんに校内を案内してもらったりするうちに、娘も「絶対にここに行きたい」と心が決まったようです。教育方針や内容も本人のやりたいことに合っていましたし、家からのアクセスもよく女子校だった点も魅力的でした。

 

中学受験に向けて、通塾を検討されたことはありましたか。

母:
外部模試で思うような結果が出ず、通塾を検討したことがありました。中学受験をすることに決めてから、外部模試を何度も受けたのですが、実は受験が終わるまで、志望校の合格可能性20%のD判定だったんです。不安になって、5年生のときに一度、大手の受験塾が開催している無料の面談に行きました。模試の結果を見せたら、塾の方から「Z会だけの学習で、偏差値58なんてすごいですね。ただ今のままだと、浦和明の星の2回目の試験で受かるかどうかのレベルです。塾に入りませんか」と言われまして。私の中に「Z会だけではダメなのかしら。塾へ行くべきなのかしら」という迷いが生じ、そこで試しに、受験塾の体験に1週間だけ通ってみることにしたんです。

受験塾の授業を体験されたAさんの反応はいかがでしたか。

母:
「塾には入りたくない。Z会だけでやっていきたい」と言いました。理由を聞くと、「塾では自分がわかる授業も受けなくてはいけないし、塾はわからないときも質問する時間があるのかわからない」と。その点、「Z会なら自分に必要なところだけ何回でも映像授業を見られるし、わからないところは質問すればすぐに返してもらえる」と言っていました。
娘は小さな頃から、勉強だけでなく読書や編み物、工作など一人の時間に集中してコツコツ進めていくことが好きなタイプでしたし、それならZ会を信じてこのまま頑張ろうという話になりました。「その結果行けた学校なら、十分納得できる中学受験だね」という考えに落ち着いたのです。

Aさんの個性やお気持ちを尊重されたのですね。

母:
はい。それに、まわりの中学受験経験者のお母さんたちに話を聞いても、塾が合っている子もいれば、合わない子もいるんですよね。また、私の姉がかつてZ会だけで志望大学に合格できたこともあり、Z会に対する信頼感もありました。

外部模試では思うような結果が得られなかったとのこと、模試の結果にAさんが落ち込むことはありませんでしたか。

母:
はい。Z会でいい点が取れていることが励みになったようです。悩んだときも、学習相談の返信を読んで立ち直っていました。Z会には精神的にも支えていただきました。
Z会からはいつも「こういう部分ができているから自信をもってください。このままの調子で大丈夫です」という前向きなメッセージをいただいていましたが、模試での評価とZ会の評価があまりにも違うので、その差をどう捉えていいのかわからない日々が続いていました。過去問を解くようになってから、Z会からの「大丈夫だよ」という言葉の意味がようやくわかってきました。Z会は中学入試の問題を丁寧に分析したうえで娘の成績状況を見ながら、的確な情報を提供してくださっているんですよね。模試の結果だけを見て志望校をあきらめていたら、本当にもったいなかったと思います。模試はあくまでも、場の雰囲気に慣れたり、みんなと一緒に問題を解くという経験をするためのもの。そう割り切って、合格可能性判定などは気にせず、Z会を信じてよかったです。

 

 Z会からちょこっとアドバイス

【模試をうまく活用する】

学年が上がるにつれ、模試を受ける機会が増えると思います。結果を受けて自分の強みや弱みを知り、今後の勉強内容をどう変えていくかを考える機会とする、受験本番に向けての小目標として勉強のモチベーションを高める、受験の雰囲気に慣れておくなど、模試をうまく活用していきましょう。

中学受験コース6年生の8月・11月の「実力テスト」は志望校判定が出る 「志望校合格力診断テスト」となります。各教科の時間割も設定されていますので、できれば、設定されている時間割に合わせて受験をすることでいっそう本番に近い雰囲気が演出できるはずです。

また、保護者のための総合情報サイト 「Z会おうち学習ナビ」では、 コース別お役立ち情報 模試活用のABC 過去問にTRY!など、教育、受験に関する様々な記事を更新しています。こちらもぜひ、ご覧ください。

 

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