今のうちから身につけておきたい「復習のしかた」

問題をやりっぱなしでは、まちがえた問題があった場合、その問題はできないままになってしまうため苦手が克服できません。そこで、できなかった問題を次にできるようにするための「復習」が非常に大切になります。
復習のしかたは人それぞれですが、今回の受験サポートで一例をご紹介しますので、お子さまに合った復習のしかたを見つける参考にしていただければと思います。
※今回の記事でご紹介している3年生の学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。

 

復習は、「基礎から」「解いた後、日を置かずに」「繰り返し」行うと効果的!

難しくてまったく手がつけられなかった問題を何時間もかけて復習したとしても、そのほとんどが解法の丸暗記になってしまい、単元内容の理解にはつながりにくいもの。まずは、もう少しで解けた問題や、教材を見ながらであれば解けた問題、基本事項を問われているのにまちがえてしまった問題を優先的に復習するとよいでしょう。最初から満点を目指すのではなく、段階を踏んで少しずつ得点力をアップさせるようにしていきましょう。

 

「復習」はできるだけ早く行うのが効果的です。練習問題やドリルなどの問題を解いたら、丸つけ→復習までをセットで行いましょう。

国語
国語の文章読解については、「答えと考え方」をひと通り読み、「なぜ正解だったのか」「なぜまちがいだったのか」を知ることが大切です。この繰り返しを丁寧に行うことで、徐々に読解力がついていきます。言葉の知識の問題をまちがえたときは、練習が不十分だったということなので、再度の漢字練習をしたり、言葉の意味を辞書で調べ直したりするようにしましょう。
算数
算数については、かなり難しい応用・発展問題も出題されています。これらの問題に時間をかけ過ぎるよりも、もう少しで正解できた問題や教材を見ながらであれば解けた問題を優先的に復習しましょう。復習では、「なぜこの式になるのか」「この図は何を意味するのか」を考えながら「答えと考え方」を読み進めます。復習ノートを用意して、式や図を書き写しながら復習を進めると効果的です。
算数が得意なお子さまは、応用・発展問題の復習にも取り組んだり、正解だった問題でも考え方を読んで別解を身につけたりするところまでできると、さらに力がつきます。また、算数が苦手なお子さまは、その日に取り組んだ単元の例題を解き直すなどして、基本の定着を優先させるようにしてください。
理科・社会
理科・社会については、まずはまちがえた問題の「答えと考え方」を読みます。あやふやな部分は、「要点」に戻って説明を読んだり、忘れてしまっている知識事項を覚えなおしたりしましょう。

 

まちがえてしまった問題は、すぐに復習したあと、少し日にちを置いて、再度チャレンジしてみましょう。これで正解であれば、復習によってきちんと身についています。再度まちがえてしまったら、さらに復習します。この繰り返しが重要です。

 

「月例テスト」を出したら、記憶の新しいうちに復習しましょう!

Z会に答案が到着してから約5日後、「Z会小学生アプリ※」と「my Z(マイゼット)」に、添削済みの答案を配信します(紙での返却は行っておりません)。添削を行った教科担任指導者からの赤字を読むとともに、自分の答案と「答えと考え方」を見比べ、問題演習時と同様に、「なぜ正解だったのか」「なぜまちがいだったのか」を確認しましょう。
月例テストを復習する際に、保護者の方に注目していただきたいポイントについては、4月更新記事の3年生受験サポート「 月例テスト復習時の注目ポイント3選  3年生編」でご説明していますので、こちらもぜひご覧ください。

※月例テスト成績表画面は、「Z会小学生アプリ」の「記録」→「月例テスト成績表」をタップすると開きます。

次回の「受験サポート」は5月8日(木)更新予定です。

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