Z会中学受験コース3年生では、8月17日(日)に「力だめしテスト」を実施します。今回は、「力だめしテスト」を上手に活用する学習について考えてみましょう。
Z会の「力だめしテスト」とは?
「力だめしテスト」の目的
それまでに学習した範囲の学習内容が、どの程度身についているのかを確認するための実力テストです。
このテストの成績表では、月例テスト(※1)成績表と同様に、各教科の平均点や難易度別の得点率のほか、偏差値や志望校別成績(※2)も表示されます。
※1 トータル指導プランのみ ※2 志望校登録者の多い学校のみ
「力だめしテスト」の目的の一つは、中学受験コースの仲間たちの中で、どれくらいの位置にいるかを知ることです。ただし、これから入試までの3年半の期間をどう過ごすかで学力の伸びも変わりますので、結果に一喜一憂せず、あくまで現在地としてとらえてください。それよりも大事なもう一つの目的は、お子さまの弱点を知ることです。自習の日などに、どこを優先して復習すればよいのかを決める材料にしましょう。
また、中学受験を目指すご家庭にとって、お子さんの実力確認、および試験に慣れておくことは非常に重要です。そのため、小学5年生からは定期的な公開模試の受験をおすすめします。
模試を受けることで、お子さんの現在の学力位置を把握できるだけでなく、試験時間内での問題の解き方、時間配分、解答用紙への記入方法など、本番の試験に近い環境で練習できます。こうした練習としても、「力だめしテスト」をぜひご活用ください。
「力だめしテスト」は8月号教材同封でお届けします。ぜひ受験していただきますようお願いします。
答案を提出する2日前までに志望校を登録しておきましょう!
志望校は、保護者向けサイト「my Z(マイゼット)」からご登録をお願いいたします。
「my Z」トップ画面→「各種お手続き・お問い合わせ」→「会員情報の確認・変更」→「プロフィール登録・変更」 から最大6校ご登録いただけます。
※「my Z」から登録・変更いただいた志望校の内容は成績処理のデータとして確定するまでにお時間がかかる場合があります。答案提出後は登録・変更できないため、早めに「my Z」で志望校情報を更新してください。
「力だめしテスト」のしくみ
「力だめしテスト」の出題範囲は、これまでに学習した範囲となります。
受験日と提出目標日を設けていますので、「テスト」という特別な雰囲気を演出するためにも、テストを受験日に受けることをお子さまに事前に知らせておき、その日にしっかり取り組んでいただきたいと思います。今回の「力だめしテスト」の受験日は8月17日(日)、提出目標日(Z会必着)は8月21日(木)です。もし、受験日にご都合がつかない場合は、提出目標日に間に合うように、8月17日(日)までに取り組んでください。
「力だめしテスト」の答案を提出目標日までに提出すると、9月上旬に、実力テスト成績表および『答えと考え方』を「my Z」とZ会小学生アプリに配信します。くわしくは、「力だめしテスト」の問題冊子をお子さまと一緒にご確認ください。なお、採点済みの答案は、答案がZ会に到着後5日程度で「my Z」とZ会小学生アプリでご確認いただけます。
「力だめしテスト」を受験するときに
模試のように取り組む
「力だめしテスト」は、「テスト」としての取り組みをお願いいたします。試験中に『エブリスタディ アドバンスト』や辞書を参照することは控えてください。
テストを行うときは、できるだけ模試のような緊張感をもった環境で自分の本当の実力を測っていただきたいと考えています。保護者の方は、「試験官」という立場で立ち会い、時間をきっちりと計り、ほどよい緊張感のなかで受験することをおすすめします。
「力だめしテスト」に備えた学習をする
「力だめしテスト」は今までに学習した内容ばかりだとはいえ、いきなり取り組むには難しい内容です。復習のよい機会でもありますので、テストの前に次のような学習に取り組むことをおすすめします。
「力だめしテスト」の前に取り組みたい学習
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- 要点で、用語の意味だけを集中して確認する
- 要点・確認問題で、計算式の解き方をとくに反復する
- 理解の不十分な単元の要点を読み返す
- 「月例テスト」でまちがえた問題を解き直す
毎月の「月例テスト」を提出するだけで精一杯で、準備するには時間が足りないという場合は、「月例テスト」のできがよくなかった単元にしぼる、この半年に学習した内容を重点的に見直すなど、お子さまがやりやすそうな方法から試してみてください。
実力テスト前の「半期ふりかえりミッション」では、「力だめしテスト」に向けて、成績アップをめざすためにやっていただきたい3つのお題をご提供しています。くわしくは、「Z会小学生アプリ」の「お知らせ」に配信している「半期ふりかえりミッションのお知らせ」をご覧ください。
お子さまが、「準備をする時間がない」「点数が取れそうにないから、受けたくない」などと受験をためらうようでしたら、「今の時期に、わからない部分や理解の不十分な部分がどこなのかを明らかにしておくことが大切」だと話してみてください。
長く続く受験勉強ですから、「力だめしテスト」などの機会に、今までの学習がどれくらい定着しているかを客観的に把握しておくことが、今後の勉強の効率化を図るうえで重要となります。準備はできる範囲でけっこうですので、ぜひ「力だめしテスト」をご活用ください。
提出したら、解き直してみる
テストが終わると、それですべてが終わったような気持ちになってしまうものですが、テスト直後の見直しはとても効果があります。ぜひ、「力だめしテスト」を提出したあとに「再挑戦タイム」を設けてみてください。今度は時間制限を設けず(※時間がかかりすぎる問題は飛ばしてかまいません)、わからない箇所を調べながら、もう一度解き直してみましょう。
「力だめしテスト」は基本的には習った範囲からの出題なので、調べながら取り組むことで、テストでできなかった問題も、何問かは正解にたどりつけるはずです。ここで「くやしい! 復習しておけばできたはずなのに!」という気持ちをもつことが、その後の勉強へのモチベーションアップにつながります。
そのうえで、答案が戻ってきたときに、最初の解答と2回目に調べながら解いた解答を見比べてみましょう。あと一歩のところまでできていたのか、基礎の部分から理解していないのかなど、次にやるべき課題が見えてくるはずです。
このテスト後の解き直しは、今後、模擬試験を受けるようになったときにも、ぜひ行うようにしていただきたい学習のひとつです。まだ時間にも学習内容にも余裕のあるうちに解き直しの習慣をつけておきましょう。
「力だめしテスト」を活用して、これまでに学習したことを確実に身につけ、そして本番の試験へとつなげていきましょう。
次回の「受験サポート」は8月14日(木)更新予定です。