今回は、3年生の「夏の学習ポイント」をご説明します。お子さまとご一緒に、今までの学習を振り返りながら、「どこを復習すべきか」を確認してみてください。
夏の学習ここがポイント! ~3年生編~
国語
- 読解問題の解き方の基礎を固める
- 漢字の成り立ちや部首などの「言葉の学習」を復習する
秋以降は「物語の主題」(10月号)や「段落の関係」(12月号)など、文章全体を把握する学習内容が増えていきます。記述問題で、解答がまとめられない、必要な要素が欠けるといったお子さまは、答え合わせの際になぜこのような答えになったのかを考えながら「模範解答を書き写す」ことを習慣づけ、解答をうまくまとめる方法を身につけるとよいでしょう。
「言葉の学習」では慣用句、ことわざなどを取り上げ、言葉に対する興味関心を深めながら、使える言葉を増やしていきます。その準備として、夏休みのうちに国語辞典を活用する習慣をつけることをおすすめします。
算数
- たし算、ひき算、かけ算、わり算の四則演算を確実に使いこなせるようにする
計算は、『毎日練習ブック』などで毎日少しずつでも継続的に繰り返し練習するのが効果的です。これまでに学習した文章題で各演算の使い分けができていない場合は、問題の状況を図に表してから式を立てる練習をしてみてください。
11月号以降は平面図形の学習に取り組んでいきます。図形は、楽しい・簡単と感じるか、難しいと感じるかで、得意・不得意の差が出やすい分野です。2年生で学習した三角形と四角形の特徴(小学生コース2年生12月号)などをもう一度確認しておくとよいでしょう。
理科
- 4月~7月のうち、つまずいた単元の復習をする
7月号の「音」は、音の「強弱」と「高低」を混同しやすいので注意が必要です。また「体験学習」の内容は、4年生以降の本格的な学習において役立ちますから、『エブリスタディ アドバンスト』を読み直したり、映像授業を見たりして、理解を確実にしておきましょう。
秋以降は「浮力」(9月号)、「物体の運動」(10月号)、「光」(12~1月号)といった、多くのお子さんが苦手としやすい単元を取り上げていきます。夏休みのうちに今まで学習した内容でつまずいている箇所をなくして、秋以降の学習にじっくりと取り組めるようにしましょう。
社会
- 4月号「地図」、6月号「日本の都道府県」の学習内容を定着させる
秋以降、「日本の農業」(9月号)、「交通機関」(11月号)などを学びます。6月号で学習した「日本の都道府県」が基礎となりますので、
・テレビや新聞で目にした地名を地図で探してみる
・旅行などで訪れたことのある場所までの道のりを地図上でたどってみる
などの取り組みをお子さまと一緒に行い、知識を定着させましょう。ポイントは「勉強」よりも「遊び」に近い感覚で、親子で楽しみながら取り組むことです。
また4月号で取り上げた「地図の見方」は、12月号で学ぶ「地形の読みとり」とあわせて地理の基本となります。この夏に一度見直して、忘れてしまっていないかどうか確認しておいてください。
次回の「受験サポート」は8月24日(木)更新予定です。