【中学受験】合同説明会の上手な使い方

入試本番まではまだ時間のあるこの時期、第一志望の学校はなんとなく考えているけれど、併願校に関してはまだよくわからないというご家庭が多いのではないでしょうか。しかし、受験学年になってあわてないためにも、今のうちから多くの学校の情報を得ておくことは大切です。そこで今回は、たくさんの学校が集まる「合同説明会の上手な使い方」をご紹介します。

 

合同説明会に参加してみましょう!

各学校でそれぞれに行われる通常の学校説明会とは異なり、複数の学校の説明を同じ日に聞くことができるのが合同説明会です。同じ都道府県などの地域限定、あるいはミッション系限定、男子校/女子校限定など、それぞれの合同説明会によって違いがあります。ご家庭で学校を選択する際に基準としているものがあれば、その基準に一致する合同説明会に参加してみましょう。

合同説明会では、各学校がそれぞれブースを設けており、そこで学校の特色や魅力を紹介してくれたり、最新の学校情報や入試情報を提供してくれたり、個別の相談にも対応してくれたりします。学校によっては、模試の結果を持参すると、学習のアドバイスをしてくれることもあります。実際の学校の様子を見ることはできませんが、合同説明会では、一度に多くの学校の情報を得ることができるというメリットがあります。

ほとんどの場合、参加費用が無料となっているため気軽に参加することができます。余裕があれば、話を聞こうと考えている学校については、前日までに学校のWebサイトを見ておくことをおすすめします。Webサイトを見てもわからなかったことなど、質問したいことをまとめておくとよいでしょう。同じ質問をして、学校の違いを比べてみてもよいかもしれません。

とはいえ、初めて参加する場合には、どのような質問をしたらよいか悩んでしまう場合もあるかもしれませんので、質問の一例をご紹介します。

質問には、各学校に共通するものとそれぞれの学校で回答に特色が出るものがあります。
お子さまの性格や保護者の方の考え方によって、重視したい点・気になるところについて質問してみましょう。

「ふだんの宿題や提出物は多いですか?」
「夏休みに補習講座はありますか?」
「タブレットなどのICT端末は、授業でどのように活用されていますか?」
「進級するときに、成績によってクラスの入れ替えはありますか?」
「内部進学の条件は何ですか?(附属校の場合)」

「どれくらいの方が部活動をやっていますか?」
「特に熱心に活動している部活動があれば、教えてください」
「放課後に勉強できる自習室はありますか?」
「保護者会はどれくらいの頻度でありますか?」

 

複数の学校の説明を聞くことができる合同説明会では、事前にチェックした学校以外にもよい学校を見つけることができるチャンスです。時間の都合がつくならば、話を聞きたかった学校以外にも、いろいろな学校を見てみましょう。併願校を見つけるという観点で探してみるのもよいですね。

次回の「受験サポート」は9月11日(木)更新予定です。

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