【5年生】算数の理解を確かなものにする

今回は、算数の理解を確かなものにするために、中学受験コースの算数について、理解の要となる分野・考え方とその登場月、お子さまの学習を支えるうえで意識したいことをZ会の算数担当よりご紹介します。
※今回の記事でご紹介している5年生の学習内容は、トータル指導プランをご受講いただいた場合のものです。算数担当 笹原

 

中学受験コース5年生 ここが要:割合とグラフ(4月号)、比と比例(5月号)

いずれも、考え方として何となくわかっていても、いざ問題を解くとなるとつまずきやすい分野です。迷ったら焦らず慌てず、基本に戻り、問題文のどの量が何にあたるのかを1つずつ確認していきましょう。

「割合とグラフ」では、「割合」という抽象的で実感しにくい考え方を扱うため、「計算はできるのだけれど……」というもやもやを抱えがちです。しかしここで意味の理解につまずくと、速さ(9月号)などの理解に影響します。例題の解き方を参考にして、考え方の理解を深めていきましょう。

 

5年生の算数学習を見守るときに

中学受験コースでは、5年生の11月号までに新しい考え方の学習をひととおり終わらせて、12月号からはそれまでに学習したことの見直しをかねた各分野の問題演習(6年生7月号まで)に入り、入試を意識した問題演習(6年生8月号から=合格力完成期)へと進みます。その後の演習にスムーズに進むためにも、5年生では例題をもとに各月で出てくる考え方を身につけること、そして練習問題で自分の考え方が正しいかどうかを試すことに、優先して取り組んでほしいと思います。

また、5年生4月号からは、これまでに学習した内容の定着をはかる「復習問題」という回を1カ月に2回分ご用意しています。当月の内容を学習する回と同様、どの問題も丁寧な解説に加えて映像授業がついていますので、「解き方が全然わからなかった!」というお子さまには、アプリで解説や映像授業を見るように促してください。この繰り返しにより、着実に入試算数の理解が深まっていくことでしょう。

中学受験に向けて、ともすると算数がパターンに沿って処理する訓練となってしまうケースがあることは、正直否めません。中学入試の問題では抽象的なことがらが扱われるため、お子さまの発達段階によってはそれもいたしかたない面があります。しかし、中学受験の時点では機械的な操作で解いていたとしても、中学・高校で数学を学習していくうちに改めて計算式や解き方の意味を理解できるようになります。したがって、パターン学習も決して将来の数学理解を妨げるものではありません。土台となるものですので、しっかりと学習に取り組むようにしましょう。

 

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次回Topicは5月23日(木)更新予定です。

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