子どもの学習に、どのようにかかわったらよい?

このコーナーでは、小学生向けコースを受講している皆さまが、どのように日々学習しているのか、アンケートや体験談をもとにお届けします。お悩みがあるときは、ぜひほかのご家庭の様子をヒントにしてみてください。

 

目次

・保護者の方のかかわり方【学習を始めるまで】
・保護者の方のかかわり方【学習中】
・お子さまから質問されたとき、保護者の方が心がけていること
・学習環境づくりの工夫
 

子どもの学習に、どのようにかかわったらよい?

小学校の6年間は、子どもが大きく成長する時期です。お子さまの学習を見守るなかで、保護者としてどのようにサポートすればよいのか、迷ったことがある方も多いのではないでしょうか。今回はお子さまの学習へのかかわり方について、皆さまにお聞きしました。

※小学生向けコースを受講している方を対象に、「Z会おうち学習ナビ」「Z-SQUARE」上で実施したアンケートの回答をもとにしています。

 

「ほとんど保護者の方は声かけをせず、お子さまが自ら学習している。」が、低学年では29.4%でしたが高学年では55.6%と半数を超えました。
学年が上がるにつれて、自ら学習を始められるお子さまが増えるようです。
 

「保護者の方はかかわらず、お子さま一人で学習している。」と「質問があったときだけ一緒に学習している。」を合わせた回答数は、低学年で41.2%、高学年で70.4%となりました。
学年が上がると、学習自体もお子さまが自ら進めるというご家庭が多くなるようです。
 

まず何がわからないのかを聞き取り、どこまで理解しているのかを確認しています。そのうえで、本人が気づけそうなところはヒントを出して、自分で考えて解けるようにしています。

理解ができていないときは、一緒に調べ学習をしています。教科書や『エブリスタディ』、辞書、図鑑などを利用したり、実際に身の回りのものを使って調べたりします。
(小学3年生 佐賀)

一緒に問題と向き合って、「どこでつまずいたのか」「何に気づければ、最後まで問題が解けたのか」を話しながら解いています。
(その他 富山)

子どもが混乱しないように、説明するときはなるべく教材のなかにある言葉を使っています。
(小学4年生 兵庫)

自尊心を傷つけないような言葉選びを意識していますが、これが一番難しいと思っています。
(小学5年生 山梨)

「間違えてもいいから、自分の考えを書いてから答え合わせをしてね」と伝えています。どこまで理解しているかの確認や間違いの分析が自分でできるように、できる限りひとりで取り組むようにしています。
(小学5年生 岐阜)

わからない箇所のヒアリングをしてから時間をおいて再チャレンジすると、だいたい解けるようになっています。『みらい思考力ワーク』の難問は、父母ともに答えを出してクイズ番組風に盛り上げています。
(小学2年生 東京)

ヒントを出して解けたあとも、まだ理解しきれていないときは、類題をもう一度解いてみるようにしています。また、問題を解くときの考え方を本人に説明してもらうこともあります。
(小学5年生 京都)

「もう一度問題文を読み返してみて」と声をかけます。親の説明がなくても、冷静に考えれば自分で気づけることが多いので、先回りしないようにしています。
(小学5年生 鳥取)

忙しいときに子どもから質問されることもありますが、イライラ感は出さず、子どもがわかるまで頑張ってかみ砕いて説明します。親自身もあまり知らないことは調べて説明して、「お母さんも勉強になった~」とうれしそうに言うようにしています。

新しいことを知ること、理解できることって素敵なことなんだな~となんとなく子どもに気づいてほしいと思っています。
(小学5年生 群馬県)

「お子さま自ら答えにたどり着けるように、保護者の方からヒントを出す」「問題をもう一度読むように声かけする」という回答が多く集まりました。また、話し方や言葉選びなど、お子さまが楽しく学習に向かえるような工夫をされている方も多いようです。
 

リビング学習をしているので、勉強中はテレビをつけないようにしています。また、本人が学習している間は、親やきょうだいもなるべく読書や学習をするようにしています。
(小学3年生 香川)

「早くやりなさい」と言わないようにしています。わが家は「寝るまでに勉強が終わっていればヨシ!」というルールで、それさえ守れば何も言いません。

勉強をする前に遊んでもOK、ゲームをしてもOKです。学校で疲れている日や遊びたい日もあるので、その日ごとにやりたい時間に取り組んでいます。何ごとも細く長く続けられるような声かけを心がけています。
(小学5年生 兵庫)

学校から帰宅したらすぐにZ会に取り組めるように、教材は取り出しやすい場所に置いています。タブレットやスマホは学習のあとと決めているので、学習中に見えにくい位置に置いています。
(小学6年生 神奈川)

ダイニングテーブルの真ん中にライトやペンケースを置き、食事のときもそのままの状態にして、いつでも学習に取りかかれる環境にしてます。

声をかけるときは、「早くやりなさい」と言うのではなく、何をしなければいけないかを伝えています。たとえば、テキストや宿題といった具体的な教材を言うとスイッチが入ってすぐに行動に移せます。こちらも具体的に言わないといけないので、脳トレだと思って声かけしています。
(小学5年生 岐阜)

親がなるべく近くにいて様子を見て、難しそうな顔をしていたら声をかけるようにしています。
(小学3年生 静岡)

問題が解けないときや間違えたときも叱らないようにしています。盛り上げたいときは、正答したらファンファーレの効果音を流します。
(小学2年生 東京)

 

Z会より

今回は、保護者の皆さまがお子さまの学習にどのようにかかわっているのかについてお聞きしました。小学生の間は、保護者の方がお子さまの学習に関わる機会も多いと思います。お子さまの学習をどのように、どれくらいサポートするべきか、悩んだ際はぜひ皆さまの声を参考にしてみてください。

 

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