【中学受験】日々の学習をサポートする参考書・問題集選び

中学受験コースの学習を進めていくなかで、「もう少し詳しく調べてみたい」「ほかの問題にも取り組んでみたい」ということがあるかもしれません。そんなときに活用したいのが、参考書や問題集です。とはいえ、書店の学習参考書コーナーにはたくさんの種類の参考書や問題集が並んでいるので、迷ってしまう方も多いようです。
今回は、より円滑に中学受験コースの学習を進めるための参考書や問題集の選び方についてご紹介します。

 

日々の学習に使える基礎的な書籍とその選び方

参考書は、単元の内容を読んで理解を深める、わからないことを調べるといった目的で使います。一方問題集は、その名のとおり、練習問題を集めたものです。
中学入試の勉強は、難度の高い内容を扱うことが多いため、Z会の教材に取り組むだけでもかなりの時間がかかります。それに加えて参考書・問題集を利用する場合、よく選ばずにいると数ばかり増えてしまい、すべてが消化不良に終わってしまう危険性があります。必要なものは何か、どう使うのか、ということをはっきりさせたうえで参考書や問題集を選ぶようにしましょう。Z会の教材をメインとして、「類題を探したいときだけに使う」、「辞書的に使う」など、使い道を決めて活用するのも一つの方法です。

 

中学受験用の参考書や問題集には様々なものがあるため、いきなり書店で選ぼうと思っても、どれにしたらいいのか迷ってしまうこともあると思います。まずはWebサイトの書評などをご覧になりながら、お子さまに合いそうな参考書・問題集をピックアップしておくとよいでしょう。

実際に参考書・問題集を購入する際に気をつけていただきたいのは、できるだけ、実物を見て選ぶということです。お子さまの学習状況を考え、掲載されている内容のわかりやすさ・問題の難易度や量などを実際に手にとってご覧いただくことをおすすめします。
たとえば『エブリスタディ アドバンスト』の例題レベルの問題を、例題以外でも解いて理解を定着させたいという場合は、「基礎」「標準」レベルの問題集が向いていますが、どの難易度の問題をおもに扱っているかは問題集によって違います。また、苦手分野などで『エブリスタディ アドバンスト』より詳しい解説がほしいという場合は参考書を探すことになりますが、説明する事柄は同じでも説明のしかたや紙面構成は各社が工夫をこらしています。
そのため、できればお子さまと一緒に説明文や問題を読み比べるなどして、お子さま自身が「できそうかどうか」「わかりやすいかどうか」を確認するのが望ましいです。

 

参考書・問題集は、スポーツにたとえると、ラケットなどの道具に相当するものです。道具は、きちんと使いこなしてこそ、効果が上がるものです。中途半端にたくさんの参考書・問題集に手を出すのではなく、購入した参考書・問題集をできるだけ深く使いこなしてください。

Z会の書籍については、こちらをご覧ください。小学3年生~5年生向けの書籍となっていますので、対象学年と内容を事前にご確認のうえ、ご購入ください。

次回の「受験サポート」は11月13日(木)更新予定です。

中学受験コース3年生 受験サポート 記事一覧はこちら