2025年1月の大学入学共通テストから、「情報」が入試教科として加わります。来たるべき「情報」入試の内容と、情報入試・情報教育の未来予想図について、全6回にわたって解説いたします。
前回(【第1回:「情報」入試を解いてみよう…って、小学生でも解ける?】)はこちらからご覧いただけます。
※本記事は、2021年04月05日に「Z会 STEAM・プログラミング教育情報サイト」上で掲載した記事を一部修正の上、再掲しています。
英語と外国語の違い
さて、突然ですが問題です。
英語と外国語では何が違うでしょう。シンキングタイム!
……いやそりゃ、「外国語というものの中に、英語という言語がある。」…正解です。
大学入学共通テスト(以下、共通テスト)のコラムに突然すぎる出題でしたが、実は今回の内容の1番のポイントなのです。
共通テストは、現在(2024年1月実施分まで)「6教科30科目」ですが、2025年1月実施分から「7教科21科目」に改変されます。
「教科」と「科目」という2つの語が出てきましたね。実は、「教科」と「科目」とは厳密には違う意味なのです。
先ほどの例で言うと、共通テストでは、「外国語」という「教科」の中に「英語・ドイツ語・フランス語・中国語・韓国語」という「科目」があり1科目選択します。
もう少し身近な?「教科」だと、「理科」は「物理・化学・生物・地学」にわかれるのは有名ですね。
※実際は、上記に加え、物理基礎・化学基礎・生物基礎・地学基礎という科目が存在する。
では、情報の扱いはどうなるの?
大事なことなので、もう1回書きます。
共通テストは、現在(2024年1月実施分まで)「6教科30科目」ですが、2025年1月実施の共通テストから「7教科21科目」に改変されます。
あれ??1教科増えていますね。そうなんです、この増えた1教科というのが、「情報」なのです。
つまり、主要な「教科」である「外国語」や「理科」などと同じ扱いとなります。
おぉ!なんだか偉くなった気がしますね。決して軽い教科ではないのです。
「でも、対策なんてできっこないし…。」「これからどうすれば…。」とお困りの方も多いかもしれません。
実は、今、高校で実施している情報教育とは少しずつかわっていきます。
「えっ? 今もやっているの?」……次回に続きます!
(【第3回:「情報」入試…学習することがばらばらじゃあ対策できないし…。 いえ、対策できます。】につづく)
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