こんにちは!
1カ月でリスニング力アップにチャレンジ中、TOEIC講座担当 I です。
本日はレベル別に
ディクテーション&音読のおすすめ勉強法をご紹介します。
ディクテーションとセットで欠かせない「音読」は、
オーバーラッピングとシャドウイングを使い分けていきますよ。
勉強法にお悩みの方、必見です!
とその前に、ディクテーションと音読にどんな効果があるのか、抽象的に語ってもわかりにくいので、
私が2週間続けて得られた具体的な気づきをご紹介します。
ブログその1に書いた通り、私の課題はイギリス英語でした。
そのイギリス英語の発音で、例えば
Do you … が「ドゥーユー」ではなく「ジュー(ュ)」に聞こえる…
ということに気がつきました。
※個人の感想です。カタカナ表記なので正確な発音ではありません…。
Do you have any plans tomorrow? という字面でも、
「ドゥー・ユー・ハブ…」というアメリカ英語の発音でも理解できるはずのものが、
聞き取れなかったことは衝撃でした。
一方で、聞こえた音を文字に起こすディクテーションの過程で、
「自分はこれが聞き取れなかった」と気づけたこと
は、非常に大きな一歩でした。
Part 2の冒頭で
「ジュー(ュ)」と聞こえたら、Do you …? の文だな
と変換できるようになったからです。
そうすると、Yes/No疑問文だ、意外な応答にも注意だな、と考える余裕が生まれ、正解率がぐんとアップしました。
このように、自分の弱点に気づくことはとても重要で、そのためにディクテーションは非常に有効な手段なのです。
さて、ここからは、レベル別におすすめのディクテーションの取り組み方を解説します!
★現在のスコア:400~500点の方
まず、取り組むPartは、写真付きのPart 1 がおすすめです。
視覚は、物事を理解する上で大きな役割をしているので、音だけでなく写真があることで、他のPartよりかなり取り組みやすいです。
問題を解いたあと、スクリプトを見る前に再度音声を聞いて、何と言っていたかを書き取ってください。
聞き取れるまで、何度聞いてもかまいません。
途中、何度聞いてもどうしてもわからない部分が出てきます。そうしたら、スクリプトを確認します。
そこがあなたの弱点、ということになります。
弱点が見つかったら、スクリプトを見ながら、音声をまねて音読します。
音声に被せるように音読する、オーバーラッピングという手法です。
完璧でなくとも恥ずかしがらず、「それっぽく」発音するのがポイントです。
「話す」と「聞く」は会話において必ずセットになるものですから、
自分で「話せる」ようになると、自然と「聞ける」ようになっていきます。
★現在のスコア:600~700点の方
Part 1 よりやや難易度が上がりますが、Part 2 がおすすめです。
Part 1:6問 Part 2:25問 と出題数が比較的多く、問題と選択肢の音だけがひたすら流れてくるPartです。
負のスパイラルに陥りやすく、苦手意識がある方も多いですが、ここを聞き取れるようになれば、一気に武器に転換します。
取り組み方は、上で紹介したものと同様です。
写真がなく、音だけを頼りにしなければならず難易度は上がります。
しかしその分、本番で必要な集中力が鍛えられます。
★現在のスコア:800点台の方
高い英語力を持っているレベルですが、一部、弱点となっている発音があると思われます。
それを発見するには、長文のPart 3・4がおすすめです。
一度聞いて大まかな理解ができたところで、一文ずつ書き取っていきます。
Do you …? が思っていた発音と違う!というような弱点が、1つのスクリプトの中に、いくつか出てくるはずです。
ディクテーションのあとは、オーバーラッピングで音読します。
オーバーラッピングがスムーズにできるようになったら、シャドーイングに切り替えましょう。
スクリプトを見ず、音声を追いかけるようにして、聞こえた通り発音する手法です。
私は2週間ディクテーションを続け、ある程度聞き取れるようになったので、
後半はディクテーションを省略して音読のみに絞り、代わりに数をこなすようにしました。
最後はシャドーイングに切り替え、徐々にレベルアップすることができました。
すっかり長くなりましたが、以上がレベル別のトレーニング方法です。
TOEICスコアに伸び悩みを感じている方は、
ぜひ1カ月、腰を据えてチャレンジしてみてください!
きっと何かが変わるはずです。
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普段は、苦手なPart・学習時間・学習場所などをお伺いしながら、個別により詳細なアドバイスをしています。