2026(R8)年度 横浜市共通問題

出題校

横浜市の中高一貫校では、横浜市の共通問題と、学校独自の問題を組み合わせて、適性検査が実施じっしされます。
各学校の問題は、次の表の通りです。
(共通=横浜市共通問題、独自=学校独自の問題)

 

適性検査Ⅰ
適性検査Ⅱ
横浜市立横浜サイエンスフロンティア高等学校附属中学校
共通
独自
横浜市立南高等学校附属中学校
共通
独自
適性検査Ⅰ
適性検査Ⅱ
横浜市立
横浜サイエンスフロンティア
高校附属中学校
共通
独自
横浜市立
南高校附属中学校
共通
独自

 

全体的な傾向けいこう

問題の構成や傾向について、前年度からの大きな変化はありませんでした。
問題の構成は前年度とかわらず2問構成でした。毎年出題される作文の問題では、160字以上200字以内の作文を2つ書くという形式となっていました。
試験時間に対して文章量が多いため、あたえられた資料から必要な情報を素早く見つけ出す力が求められます。

 

問題ごとの分析ぶんせき

適性検査Ⅰ(45分)
大問1

共通問題(社会分野)

〇テーマ
万国博覧会ばんこくはくらんかい開催かいさいされた近畿きんき地方

〇内容
大阪・関西万博と、開催地である近畿地方をテーマに、日本・世界の歴史や地理を考える。

 

概要がいよう

問題1から問題3は、万国博覧会(万博)に関連した問題です。日本や世界の歴史から過去の万博のテーマを答える歴史の問題や、世界地図を使った地理の問題が出題されました。
問題4から問題5では、近畿地方の府県に関して、資料を参照しながら歴史の問題に答えます。問題5では、会話文と3つの資料から、必要な情報を素早く正確に読み取ることが必要です。
問題6から問題8では京都市を取り上げ、伝統的な街並まちなみの保全に関する取り組みや、京都観光と市民の生活について考えます。
それぞれの問題にはヒントとなる図や地図、絵・写真などの資料が示されています。
教科書レベルの知識で解くことができますが、自分の知識と資料から読み取る情報を組み合わせて考える力が必要です。

◆問題ピックアップ!

※差がついた1問や必ず得点しておきたかった問題などをご紹介しょうかいします。

問題6
京都市が行っている伝統的な街並みを保全するための取り組みから、広告物の色の使い方の規制について考える問題です。
まず、【会話文6】のみなみさんの2回目のセリフを読んでみましょう。緑を例とした【資料12】と【資料13】の読み取り方がわかります。
次に、【資料13】の色相環しきそうかん、明度、彩度さいどの説明に目を通します。【会話文6】より、問われているのは黄色の場合であり、【資料13】から黄色の色相がYであることを読み取ります。
【資料12】から、色相がYである色は、彩度が4をこえる色が規制対象色となることを読み取ります。
彩度は0から14程度の数値すうちで表されるので、黄色の場合は、彩度が0から4までの範囲はんいの色が制限なく使用することができるとわかります。
見たことがない資料の場合でも、会話文や資料の中に読み取り方のヒントがある場合もあります。あせらず落ち着いて、順番に資料に目を通していきましょう。

 

大問2

共通問題(国語分野)

〇出典:

【資料2】ポール・スローン著 黒輪篤嗣訳「ポール・スローンの思考力を鍛える30の習慣」

一部変更あり

【資料3】外山滋比古著「思考力」

一部変更あり

【資料4】瀧本哲史著「ミライの授業」

一部変更あり

〇内容
文章の読み取り

 

概要がいよう

まず「物事を解決したり、より良くしたりするため」の5つの「見方・考え方」をあげた【資料1】を読み、【資料2】~【資料4】でそれらがどのように生かされているかを読み取ることが求められています。

問題1
【資料2】【資料3】ではそれぞれ5つのうちのどの見方・考え方が大切にされているかを読み取る問題です。
【資料2】では「学生たちは……なんらかのパターンを見いだすことにこだわって、その想定に沿った組み合わせばかりを試した」、【資料3】では「昔の人は、知識の形を、できるだけ生活の経験にそくしたものにしていた」という記述に着目しましょう。

問題2
【資料4】の中で、5つの見方・考え方のうちの2つがどのように具体化されているか、またそれによってどのようなことが起きたのかを、あたえられた指示にしたがって、それぞれ160字以上200字以内で書く問題です。
自分の意見を述べるのではなく、【資料4】の内容を理解し要約する問題なので、書くべきことを過不足なく整理することが重要です。

◆問題ピックアップ!

※差がついた1問や必ず得点しておきたかった問題などをご紹介します。

問題2
【資料4】の内容を理解し要約する問題といっても、【資料4】全体の要約を求められているわけではありません。まずは設問文をよく読んでください。
①ではナイチンゲールが「当時のイギリスのあたりまえにとらわれずに取り組んだこと」と「そこから彼女かのじょが気付いたこと」をまとめることが求められています。
また②ではナイチンゲールが「より効果的な伝え方を考えて取り組んだこと」と「その影響えいきょう」をまとめることが求められています。
設問の要求を念頭ねんとうにおいて【資料4】を読んでいき、傍線ぼうせんを引いたりカッコでくくったりして、必要な内容をピックアップしていきます。
それぞれ、まず中心となる内容を端的たんてきにまとめ、字数の範囲内はんいないで具体的な内容を肉付けしていくとよいでしょう。

 

とくにばしておきたい力

横浜市の適性検査Ⅰは、文系ぶんけい分野からの出題です。
より伸ばしておきたい力として、教科基礎力、情報整理・運用力、表現力が挙げられます。問題の構成が変わっても対応できる力を身につけておくことが大切です。

 

・適性検査Ⅰ

【大問1】
教科基礎力、情報整理・運用力が必要な問題です。教科書レベルの基本的な知識を身につけ、複数の資料の中から解答に必要な情報を素早く読み取る練習をしておきましょう。

【大問2】
指定された字数でわかりやすくまとめる表現力が必要とされる問題です。自分の意見に限らず、書くべき内容を整理してわかりやすい文章にする力を伸ばしておきましょう。

 

おすすめの学習法

適性検査Ⅰでは、問題を解くにあたって、多数の資料を参照したり、長い文章を読んだりする必要があります。
時間内に問題を解くために、情報を素早く読み取る練習を積むことが大切です。
また、伝えたいことをわかりやすくまとめて書く表現力が必要とされます。簡潔かんけつに文章でまとめる練習をしっかりしておくとよいでしょう。
問題ごとに、おすすめの学習法を紹介しますので、参考にしながら学習を進めていきましょう。

 

・適性検査Ⅰ

【大問1】
複数の資料から読み取った情報を、自分の知識と組み合わせて考える問題に取り組むとよいでしょう。
Z会の公立中高一貫校適性検査講座6年生9月号では、教科基礎力の確認と、資料から情報を読み取って自分の知識と結びつける演習を行います。

【大問2】
読み取った内容など作文に必要なポイントをまとめ、全体の構成のメモをつくる練習をしましょう。
そのメモをもとに指定の字数に合わせて作文することで、だれが読んでも論理的にわかりやすい文章を作ることができます。

 

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Z会では、自宅で合格に必要な力を最大限に磨き上げることができる、
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Z会ならではの良質な問題・解説と、丁寧な添削指導で、合格レベルまで引き上げます。

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