【2025年度入試】大阪大学外国語学部以外 英語

英文和訳、長文読解、英作文の3つの力が
バランスよく問われる。

Ⅰは英文和訳、Ⅱは長文読解、Ⅲは自由英作文、Ⅳは和文英訳の全4題の構成。限られた時間内でさまざまな形式の問題を解かなくてはならないため、各大問にかける時間を意識して解答を進める必要がある。

*分量:変化なし *難易度:やや難化(昨年度比)

 

■概要 (90分、文学部は105分)
* 出題・解答の形式

  • 記述式、客観式混合。

* 特記事項

  • 外国語学部とその他の学部の共通問題がなくなった。
  • Ⅱの長文読解問題で、40〜50語の英語での内容説明という新傾向の出題があった。
  • Ⅲの自由英作文でグラフの内容について述べる形式が出題された。

 

■過去3カ年の出題テーマ

年度 大問 出題テーマ
2025年度 Ⅰ(A) 英文和訳(スポーツをすることの精神面への影響)
Ⅰ(B) 英文和訳(パントマイムによる非言語コミュニケーションの考察)
長文読解(インフラとして自然を活用する重要性)
自由英作文(6カ国の博士号取得者数推移のグラフから読み取れる日本の状況)
Ⅳ(A) 和文英訳(文章の「形」の重要性)
Ⅳ(B)(イ) 和文英訳(話をする際の心構え)文学部志望者
Ⅳ(B)(ロ) 和文英訳(食が持つ栄養摂取を超えた側面)文学部以外の学部志望者
2024年度 Ⅰ(A) 英文和訳(生物にとっての海とは)
Ⅰ(B) 英文和訳(芸術家の仕事)
長文読解(天の川銀河の進化)
自由英作文(大学における理想の学び)
Ⅳ(A) 和文英訳(「哲学すること」とは)
Ⅳ(B)(イ) 和文英訳(ひとをモデルにした小説を描くには)文学部志望者
Ⅳ(B)(ロ) 和文英訳(マスメディアに対する批判)文学部以外の学部志望者
2023年度 Ⅰ(A) 英文和訳(人間のエネルギーの源)
Ⅰ(B) 英文和訳(人間の創造性に対する評価)
長文読解(色と感情の関係)
自由英作文(効率やスピードを追求することの是非)
Ⅳ(A) 和文英訳(人々の共通性に目を向けることの大切さ)
Ⅳ(B)(イ) 和文英訳(海外文学の楽しみ方)文学部志望者
Ⅳ(B)(ロ) 和文英訳(文化的・歴史的なものである五感)文学部以外の学部志望者

 

■合否の分かれ目
阪大英語の特徴の1つは、試験時間に対し、多くの設問に取り組まなければいけないことである。2025年度の問題は、やや難化した大問もあったが全体的には概ね標準的な難易度であったため、事前に時間配分も含めた対策をしておき、本番で想定通りに解き進められたどうかが合否の分かれ目であったと言えるかもしれない。自由英作文でグラフについて述べる問題、長文読解では英語での内容説明問題が出題されたが、このような新傾向の問題に対しても落ち着いて取り組むことができるだけの語彙・文法知識や読解力・記述力が身についていたかどうかによっても差がついただろう。

 

■阪大英語の要求
要求① 語彙と文法・構文知識の確立
早い時期に入試標準レベルの語彙と文法・構文をしっかり覚えて、表現力の基礎を培おう。自由英作文のテーマは、具体的なものから抽象的なものまで幅広い。やみくもに書く練習をするのではなく、模範解答の書き取りや熟読、添削を受けた後に自分の解答をリライトするなど、復習を徹底的に行いたい。
要求② 長めの英文に太刀打ちできる速読力と精読力
長文読解では、英文全体のキーワードやキーセンテンスに着目して大まかな流れをつかみながら、設問に目を通しておき、解く際の根拠となる箇所に印を付けながら読むとメリハリがつき、解答のスピードアップにもつながる。
要求③ 論理的な思考力と表現力
長文読解において内容説明問題は高い頻度で出題される。設問指示に従い、求められている解答を吟味するようにしたい。筋道を立てて解答を考え表現する力は、その他の問題形式でも共通して求められるものである。

 

■阪大英語攻略のために
基礎力の完成
基本的な語彙の持つ幅広い意味をふまえながら、それを英訳・和訳で活用する力の基礎を培おう。そのような力は一朝一夕では獲得できないため、日々の英語学習の中で意識的に身に付けていく必要がある。大学入試必修レベルの単語集による学習を繰り返し行い、いつでも実戦的な問題に取り組めるよう、準備をしておこう。
レベルUP
要求②を満たせるように、阪大形式の内容説明問題や適語選択を含む長文読解に取り組み、練習を重ねよう。英文和訳・和文英訳・自由英作文も毎年出題されるため、特定の大問形式に偏ることなくバランスよく演習をすることが大切である。添削問題を活用し、第三者にも理解しやすい形で表現する力を磨いていこう。また、過去問には早い段階で目を通しておこう。
阪大レベルの演習
入試本番を想定した演習に取り組む時期には、要求①~③の完成を目指したい。過去問と、最新の傾向を反映した予想問題などを活用し、総仕上げをしよう。ただし、共通テストも侮らず、確実に高得点を取れるようにしておくことが大切である。共通テスト終了後も決して気を抜かず、最後まで粘り強く勉強を続けられれば、本番当日の自信につながるだろう。

 

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