総合型選抜でも課されることがある筆記試験。その筆記試験に対してZ会で磨いた難問への対応力で対応するとともに、自身の高校時代の経験・学びによって合格をつかんだ先輩の学習法を紹介します。
東北大学工学部に2023年秋実施のAO入試(総合型選抜)Ⅱ期で合格し、2024年春に入学。高校時代は学校とZ会で教科学習を積み重ねながら、課外活動への参加や学校の課題研究、ハンドボール部やESS同好会の活動などに積極的に取り組んだ。
東北大学工学部をめざしたきっかけ
Z会:東北大学工学部への合格、おめでとうございます!どのような経緯から志望されたのですか?
Tさん:東北大学は他大学がやっていないようなユニークな取り組みをどんどん始めている大学です。そして、私が大学で学びたいAIも新しい分野なので、新しい取り組みをしている大学で新しい分野を勉強するのは相性がいいんじゃないかと思いました。
それに、高校では課外活動や部活動(ハンドボール部、ESS同好会)、学校の課題研究、資格試験などもがんばったので、入試もこれらの活動を評価してもらえる試験を受けたいと思ったんです。それまでは東大をめざして勉強してきましたが、東北大学のAO入試Ⅱ期の出願締切の2週間前に「やっぱり受けよう」と決めました。得意な面接が試験内容にあるのも決め手でした。
Z会:東北大学工学部のAO入試Ⅱ期では、活動報告書や面接だけでなく、筆記試験も課されます。Z会に取り組んできたことは、AO入試にも活かせましたか?
Tさん:Z会でハイレベルな問題に慣れていたので、筆記試験で出題される英文読解や作文、数学、物理、化学などの難しい問題に対応できるだけの学力がつきました。あとは、小学生向けコースで難しい問題をどう解くか考えを巡らせる力を鍛えられたことや、中学生向けコースの「作文」の講座などで人文・社会科学分野も含めて広く社会について考える力や作文力がついたことも土台になったと思います。
高1・高2でのZ会の取り組み方
Z会:では、高校時代はZ会にどのように取り組んでいましたか?
Tさん:高1の間は、土日や学校の昼休みなど、まとまった時間に取り組んでいました。
Z会:平日は高校の授業の予習・復習や宿題ですか?
Tさん:そうです。入学当初は、学校の授業進度が速い上に、勉強のリズムがつくれなくて宿題を適当にこなしたり、思いついた勉強だけをしたりしていたんです。そのやり方を見直して、授業内容に合わせて曜日ごとにやることを決めて勉強する形でリズムをつくっていったことで授業についていけるようになりました。
Z会:高2では、Z会の使い方に何か変化はありましたか?
Tさん:定期テスト前にテスト範囲と同じ単元のカリキュラム学習に取り組むことを始めました。そうすればテスト範囲を復習できますし、添削問題を解けばテストの練習になります。時間が余れば、入試演習の添削問題の中からテスト範囲にあてはまる問題も解いていました。
Z会:課外活動に積極的に取り組まれたり、クラブ活動を掛け持ちされていたりと忙しい高校生活だったと思います。Z会に取り組む時間はどのように捻出されていましたか?
Tさん:課外活動は、国際交流系のイベントや科学系のイベントなど1日だけの単発のものに多く参加していたので、それ以外の土日をZ会に取り組む時間にあてていました。あとは、学校の昼休みに教材を解き進めたり、通学中に英語の映像授業を見たり、AI速効トレーニングに取り組んだりしていました。そうやって隙間時間に取り組める教材があるので、時間を有効活用できました。
定期テストや苦手科目は「AI速効トレーニング」で対策
Z会:AI速効トレーニングは、どんなふうに活用されましたか?
Tさん:先ほど話した隙間時間での勉強のほかに、定期テスト対策や、苦手な単元の克服などに活用しました。
Z会:定期テスト対策にはどのように活用されましたか?
Tさん:ほかの教材での勉強のあと、時間が余ったときなどに、「ちょっとテスト範囲の問題を演習しようかな」という感じで使っていました。問題が単元ごとに出されるので、定期テスト対策に使いやすかったです。
Z会:苦手な単元の克服には、どのように活用されましたか?
Tさん:これは高3のときに取り組んだ方法ですが、主に化学と物理、数学の苦手な単元の問題演習に使っていました。AI速効トレーニングは、そのときの自分が「わからない」と感じる問題がちゃんと出題されるんです。この3科目は、自分にとっては得意な単元と苦手な単元が明確に分かれていた科目なので、AI速効トレーニングが選ぶ「苦手な問題」に優先的に取り組めたことで、無駄なく対策できました。
あとは、単元ごとに達成度がパーセンテージで表示されるので、どの分野や単元をもう少しやらないといけないかを把握できるのも良かったです。
高3でのZ会活用法
Z会:高3の1年間は、Z会をどのように活用されましたか?
Tさん:高2まではテキストコースを受講していましたが、高3からはタブレットコースに変更しました。そして、数学、物理、化学の学校の進度が遅めだったので、5月ごろに映像授業で高3の履修範囲を最後まで見て内容理解を進めました。
その後、部活を引退してからは、溜めてしまっていた教材のうち苦手な単元のカリキュラム学習を進めながら、東大対策の問題に取り組みました。
Z会:夏休みはどんなふうにZ会を活用されましたか?
Tさん:まずは、それまでに受けた模試を復習して自分がどの分野が苦手か分析し、特に基礎の理解が不十分だと感じた分野は、カリキュラム学習の教材であらためて勉強しました。また、東大の赤本を解いてみて得意分野の問題はある程度解けることがわかったので、得意分野は、Z会の難しめの問題や赤本で問題演習を重ねました。
数学:同じ解法を使って複数の問題を解くことで、解法の使い方を理解
Z会:Z会に取り組んで一番伸びを感じたのが「数学」とのことですが、どんなふうに伸びを感じましたか?
Tさん:当初は、難しい問題は解法の見当がつかない状態でしたが、高1・高2の教材の入試演習の東大レベルの問題に取り組み続けていると、模試の難しい問題も解けるようになりました。また、各単元の発展問題も得意になったので、高3以降は数学IIIの学習に専念できました。
Z会:解法の見当がつかない状態から、どのようにして解法の糸口が分かるようになっていきましたか?
Tさん:Z会の入試演習の東大レベルの問題は、分野・単元別に出題されて、かつ、例題も含めて5問くらい同じ解法を使って解いていきます。そうやって複数の問題を1つの解法を使って解くことで、その解法の使い方が理解できるようになりました。
英語:添削指導によって読解や和訳、英作文のポイントを理解
Z会:得意科目の英語は、Z会でどんなふうに実力を伸ばせたでしょうか?
Tさん:まず、英文読解は読み方が分かりました。中学までは我流で英文を読んでいたのですが、Z会のテキストや添削指導で英文のどこに着目して読むべきか示してもらえたので、目の付けどころがわかって読みやすくなりました。
また、和文英訳と英文和訳も、中学まではざっくりと意味を汲み取ってなんとなく訳していましたが、添削指導で細かく指導してもらえたことで、要点を一つずつ押さえた答案を作れるようになりました。自由英作文も、過去形にするのを忘れたり、三単現のsをつけ忘れたりといった文法ミスが減りました。これも添削指導で指摘してもらえたおかげです。
Z会:添削指導の内容は、どのようにして自分の中に取り込み、次に生かしていましたか?
Tさん:復習するときに読み込んでいました。あとは、特に英作文は、隙間時間にスマホやタブレットから「このあいだの添削問題はどこを間違っていたかな…」と添削指導を見返すこともしていました。添削指導は、スマホやタブレットに入れた「Z会学習アプリ」から気軽に見返すことができるのが便利でした。
難問に慣れ、対応力を磨くことができるのがZ会の良さ
Z会:では最後に、Z会のおすすめポイントを教えてください。
Tさん:難問への対応力がつくところと、添削指導で個人に合わせた弱みを見つけて修正できるところです。入試問題のような発展的な問題は、練習しないと解けるようになりません。Z会で高1から入試を視野に入れた問題に取り組むことで、難問に慣れることができたと思います。
Z会:本日は貴重なお話をありがとうございました!
「Z会 大学案内無料お届けサービス」をご利用ください!
みなさまにご好評頂いています「Z会 大学案内無料お届けサービス」の申込期間の延長が決定いたしました!
志望大学を決定するうえで早めの「情報収集」が受験の合否を左右するとも言われます。
大学の情報が詰まった「大学案内」は志望大学をより知るための必須アイテム。Z会では各大学の大学案内を“無料”でお届けします。
まとめて無料で入手でき、とても便利でおトクです。ぜひご利用ください。
Z会公式おすすめアカウント
ぜひフォロー・友だち登録をお願いいたします