「中学生のうちに英検®準2級を取得したほうがいいのだろうか?」
「周りが受験勉強を始めて焦っているけれど、いつまでに取れば志望校に間に合うの?」
このように悩まれている中学生、そして保護者の方は多いのではないでしょうか。
現在、高校受験において英検®を優遇措置として活用する学校は増加傾向にあり、多くの中学生が早い段階から英検®取得に向けて学習を進めています。
本記事では、難関高校に見事合格した先輩のリアルなデータをもとに、中学生が英検®準2級を取得するメリットといつまでに取得すべきかのタイムリミット、そして確実な合格を引き寄せるポイントをくわしく解説します。
【調査概要】
調査対象者:Z会会員(中学3年生)
有効回答数:計263名
調査期間:2026/3/16~2026/3/27
1.実際、高校受験で英検®準2級はどこまで有利か?
① 地域や学校ごとで大きく異なる英検®の扱い
高校入試における英検®優遇制度は、都道府県や学校によって大きく異なる特徴を持っています。
同じ「英検®準2級取得」であっても、ある私立高校では内申点への「+1」加点や推薦入試の出願条件となる一方で、ある地域の公立高校では調査書の参考記載にとどまり直接的な点数化はされないなど、その扱いの差は想像以上に大きいのが現実です。
志望校選択や受験戦略を立てる上で、各地域の制度を正確に理解することは極めて重要です。
大切なのは、準2級そのものが万能なのではなく、「その学校が資格をどう扱うか」が結果を左右するという点です。
それを踏まえたうえで、都道府県・学校によっては、内申基準の補完材料になったり、一定の加点対象になったり、英語の評定とあわせて評価されたりするため、あと一歩で基準に届く受験生を支える要素になり得ます。
② 主な優遇措置の仕組み
内申点(調査書)への加点
最も一般的なのが、中学校が高校へ提出する「調査書(内申書)」への加点です。
多くの高校では、調査書の「資格・検定」欄などに取得した級が記載されます。高校側が定める基準(例:3級以上、準2級以上など)を満たしている場合、内申点に1点~2点程度が加算されるケースがあります。特に推薦入試においては、この「+1点」が合否を分ける大きな要素となることも珍しくありません。
入試当日の試験点数への加点・満点換算
一部の私立高校や、特定の県の公立高校入試では、英検®の取得級に応じて、当日の学力検査(英語)の点数に優遇措置が取られることがあります。
[加点方式]:当日の英語の試験の点数に、10点や20点などをプラスする方式です。
[みなし得点(換算)方式]:英検®準2級なら「80点」、2級なら「90点」または「100点(満点)」とみなし、当日の試験を受けなくてもその点数が保証される仕組みです。英語で高得点が保証されているという安心感は、他の科目の勉強に集中できるという精神的なメリットにもつながります。
合否判定時の優先・優遇
入試の総合得点(内申点+当日点)がボーダーライン上で並んだ場合、英検®などの資格取得者を優先的に合格させるという学校もあります。「あと1点で泣く」ことがないよう、こうした+αの要素を持っておくことは、受験における保険となります。
2.【Z会データ】先輩たちは中学生で英検®何級を持っている?
では、実際に受験を乗り越え、志望校に合格した先輩たちは、中学生の間にどれくらいの級を取得していたのでしょうか。実際の合格者アンケートの結果を見ていきましょう。
中学卒業時点での取得級(最高級)の内訳は以下の通りでした!
① 中学生の半数以上が「準2級」を取得!
Q.英検®で、取得している級を教えてください。(※複数級持っている場合は、一番上の級を選択)

なんと、全体の53.61%(過半数)が、中学生のうちに「準2級以上」を取得していることがわかりました。
2級や準1級など、さらに高いレベルに到達している先輩も2割以上存在します。
② 高校受験で英検®を利用した人の「約8割」が準2級以上!
アンケート回答者のうち、「高校受験で英検®を利用した人」に絞って見てみると、さらに興味深いデータがあります。

高校受験で英検®を利用した人のうち、英検®準2級以上を持っている人が83.33%でした。
高校受験で英検®を強みにして有利に戦った先輩たちの10人中8人以上が「準2級以上」を取得していました。
このことからも、高校受験における強みとなるのは「準2級から」であると言えます。
また、「いつまでに取ればいいのか?」という疑問に対する答えも、データに表れています。
英検®を利用し、準2級以上を持つ人のうち、中3の前半までに取得した人は85.45%でした。
高校受験の優遇措置として英検®の成績を提出する場合、出願時期の都合上、中学3年生の第2回検定(従来型は10月頃、S-CBTは11月頃まで)が絶対的な期限となります。
中3の後半は他教科も含めた本格的な受験勉強に集中するため、上位校に合格する先輩たちの多くは「中3の前半」を目標に計画的に取得していることがわかります。
3.英検®準2級に合格するための学習ポイント
英検®準2級は高校中級程度の目安とされているため、簡単に合格するとはいきません。まずは、中学卒業程度とされる3級の取得をめざしましょう。
① 英検®準2級の特長(3級との比較)
| 測定技能 | 準2級 問題数 | 準2級 時間 | 3級 問題数 | 3級 時間 |
|---|---|---|---|---|
| リーディング | 29問 | 80分 | 30問 | 65分 |
| ライティング | 2問 | – | ||
| リスニング | 30問 | 約25分 | 30問 | 約25分 |
| スピーキング | 6問 | 約6分 | 6問 | 約5分 |
英検®準2級からは、要求される語彙数が約3,000〜3,600語へと跳ね上がり、文章のテーマも教育や科学など論理的なものが増えます。
準2級では日常的な社会性のある話題が出題されるようになる一方、3級ではスポーツ・人物紹介など日常生活に関する身近な話題が中心となっています。
② 英検®準2級の対策や勉強法
英検®準2級は、高校中級程度のレベルです。3級(中学卒業程度)の文法項目に加え、高校で学ぶ大半の文法項目が出題されます。
- 一次試験:語彙・文法
高校3年生で学習する一部の範囲を除いた、中学・高校で学習するほぼすべての単語・熟語・文法が出題範囲になります。普段の英語学習の中で意味のわからなかった単語や熟語があれば、その単語や熟語を復習して、次に出題されたときに正解できるようにしておきましょう。単語の意味だけでなく、その単語を用いたフレーズも合わせて覚えると、実際の場面で使える表現力が身につきます。 - 一次試験:長文読解
架空の人物について述べた文、Eメール、歴史や文化、社会などがテーマの説明文が題材となります。準2級では、3級より語数が多く内容もやや学術的な文を読む必要があります。文章の流れを示す「つなぎ言葉」を手がかりに、展開を的確に捉えましょう。読むスピードも要求されます。 - 一次試験:ライティング
Eメールに返信する形式と、与えられた話題について自分の意見を述べる形式の2題が出題され、前者は受け取ったメールの内容をよく理解することも求められます。どちらの問題も、投げかけられている質問に対して適切な理由を添えて答えることが重要です。個人の経験ではなく客観的な理由を考え、それを英語で表現する練習を積みましょう。 - 一次試験:リスニング
会話文や説明文、お店や駅でのアナウンス、社会的、科学的なトピックなどが出題されます。ほとんどの設問で、選択肢は読み上げられる音声と同じ表現を使っていることは少なく、パラフレーズ(言い換え)や要約がされています。話の流れを追いながら情報を整理することを意識しましょう。 - 二次試験(スピーキング)
問題カードに記載された英文についての質問や、イラストについて描写をする問題が出題されます。テーマとしては社会や身の回りの物事が取り上げられることが多く、日頃から、こういった話題に親しんでおくようにしましょう。また、イラストの描写問題では、人々の行動をできるだけ多く描写することが求められます。文法的に正確な表現を次々話せるように、表現の引き出しを増やしつつ、素早く組み立てる練習をしましょう。
③ 中学生で準2級をめざすときの注意点
英検®対策に熱中するあまり、学校の教科書内容や文法の復習がおろそかになると、内申や基本理解が崩れてしまい、結果的に遠回りになることがあります。
準2級は中学内容の上に積み上がる試験なので、学校英語が不安定なまま先へ進んでも、長文や英作文の正確さで失点しやすく、見かけほど実力が伸びません。
特に中1や中2で早めに受ける場合は、英検®の問題演習と並行して、教科書本文の暗唱、基本文法の整理、定期テスト範囲の理解確認を欠かさないことが重要です。
準2級の勉強は学校学習を飛び越えるものではなく、むしろ学校内容を深く使えるようにする補強だと捉えると、両方が噛み合いやすくなります。
アンケートデータからもわかる通り、中学生で英検®準2級を取得することは、高校受験において非常に大きな強みとなります。
他方、高校入試における英検優遇制度は、都道府県や学校によって大きく異なる特徴を持っていますので、自分の志望校や都道府県の入試の制度についても知っておくことが大切です。
地域特性を理解したうえで、中3の夏までに準2級取得をめざしましょう。
英検®取得は、単なる資格取得ではなく、志望校合格をより確実にするための貴重な戦略となります。
Z会の通信教育で、志望校合格へのスタートを切ろう
信頼できる学習環境で、志望校合格と英検®準2級取得のダブル達成をめざしたいなら、ぜひZ会の通信教育をご活用ください。
Z会の通信教育は、単なる「試験対策」に留まらず、一生モノの「本物の英語力」を育むことを目的としています。これが、多くのZ会会員が中学生で準2級以上に合格し、難関高校にも合格している理由です。
STEP①:毎日の学習が、英検®対策に
日々の単元学習で行う文法学習や読解・英作文の添削問題が、定期テストや入試対策になるだけでなく、英検®に必要な文法理解や語彙力の強化に直結します。
英検®のスコアを登録することで、技能ごとにぴったりのレベルの問題が出題される教材もご用意。

STEP②:本番前は、模試型教材で予行演習
過去問の傾向を徹底分析した、Z会オリジナルの模試型教材で、本番さながらの演習を行い、強化すべきポイントを確認。
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※英検®は、公益財団法人 日本英語検定協会の登録商標です。
※このコンテンツは、公益財団法人 日本英語検定協会の承認や推奨、その他の検討を受けたものではありません。
